2015年春アニメ「ジュエルペット マジカルチェンジ」第1話の感想文

2015-04-07 01:47:36 | 2015年春アニメ関連

春は1年ものの長いアニメも入れ替わる時期なため毎年非常に多くの新作が放映されます。今回はそんな1年ものの子供向けアニメ「ジュエルペット マジカルチェンジ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「ジュエルペット マジカルチェンジ」…サンリオとセガトイズの制作したキャラクター玩具「ジュエルペット」のアニメ化第7作目で、アニメ制作は今までのスタジオコメットから変わりスタジオディーンです。

今回も例に漏れずジュエルペットのみそのまま登場で人物達は一新していました。いつもの主人公キャラのルビーはそのままに、前作「レディ ジュエルペット」から初登場のルーアも1話から登場してきてすっかりメインキャラです。

ここ最近のジュエルペットシリーズは人間キャラにも力を入れていますが、今回のジュエルペットも女の子は可愛く非常に良かったです。そして今回のジュエルペット最大の特徴はジュエルペット自身が人間に変身するところでしょう。歴代初の試みであると同時に今までジュエルペットに抱いていたイメージが人間キャラになるとどうなるかは見所だと思います。1話でルビーが女の子になるのも違和感ありまくりですが、イメージではもうちょっとアホの子だったため予想とは少し違っていました。

そして今回は横谷昌宏がシリーズ構成と脚本を兼ねているせいか物語としてはかなりぶっとんでいました。いきなり7年後に飛んだときは全く説明が無く最初とまどったし、最後のジュエルペット逃亡中はあまりにも支離滅裂なおまけストーリーで正直面白くもなんともなかったので、この調子がこのまま続くとなるとつまらなくなりそうです。キャラは良いだけに残念。

作画は良好です。今回はスタジオディーンですが歴代でも作画の安定度は前作のレディジュエルペット以上で、2作目のてぃんくる並に良いかもしれません。キャラも可愛いし作画に関しては十分合格点でした。BGMはやや良く、序盤の7年前にルビーがあいりの家にやってきたときのBGMが印象的でした。主題歌もオープニングがちょっと良かったです。

総評

1話の全体的な感想としては…う、うーん…キャラは可愛いんですが話がぶっとびすぎていてあまり面白くなかったです。一応ジュエルパレスの謎や変身など設定は凝っていましたが何をしたいのかちょっと分からず迷走しているようにも見えました。ただ作画は良いので伸びしろはありそうです。

1話の個人的評価としては、女の子は可愛いしもう少し話が進めば展開が見えてくるかもしれないので視聴継続のBランクです。


2015年春アニメ「食戟のソーマ」第1話の感想文

2015-04-06 02:39:55 | 2015年春アニメ関連

 今回はMBSアニメ枠「アニメイズム」の新作「食戟のソーマ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「食戟のソーマ」…週刊少年ジャンプで連載されている、原作附田祐斗、作画佐伯俊の漫画「食戟のソーマ」のアニメ化作品で、アニメ制作はJ.C.STAFFです。

自分は原作を読んでいますが序盤はエロ描写が結構多いです。そしてその原作どおり1話からさっそくエロかったですが、原作以上にエロをパワーアップさせてきたのは少々意外でした。しかも原作の絵は結構緻密なはずですが、それを再現していたアニメの作画は見事です。いつもあっさりした作画が特徴のJ.C.STAFFとは思えません。

それだけでなく予想以上だったのは料理の表現でした。どの料理も普通に美味そうなのは見事で、チャーハンから肉料理に至るまで原作に勝るともおとらない表現でした。この辺りと、展開やキャラクターに至るまで原作通りにしてきたのは素晴らしかったです。

カッコイイポーズや肉汁ううううのシーンなど原作の表現を誇張しすぎていたりするところは多少気になりましたが、それ以外は原作通りで原作のファンなら十分満足できる出来だったと思います。原作はジャンプでも中堅の人気があるようだし、原作通りに作っているだけで一定の人気は出そうでした。1話ラストでえりなが出てきたし、次のあの料理も美味そうに再現してきそうです。

作画は非常に良いです。原作の絵をほとんど変えずに再現してきた作画は見事でしたが、それ以上に良かったのは料理の描写です。どこかのグラフティより全体的に一枚上手でした。BGMはそこそこ良く、実食のシーンでの盛り上げる曲がやや印象的でしたが、主題歌はイマイチでした。

総評

1話の全体的な感想としては、良い意味でJ.C.STAFFらしくない作風で原作を再現していたし面白かったです。やや原作以上に誇張した表現もありますが料理の描写が良く出来ていたのもグッド!ただ1クールだと選手権にいかないで合宿あたりで終わりそうなので一体どこで区切りをつけるのか不安ではありました。

1話の個人的評価としては、絵柄も展開も原作通りに見事再現していたので視聴継続のBランクです。


2015年春アニメ「レーカン!」第1話の感想文

2015-04-05 14:52:03 | 2015年春アニメ関連

今回は萌え豚御用達のTBSアニメの新番組「レーカン!」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「レーカン!」…タイムジャンボで連載されている瀬田ヒナコの漫画「レーカン!」のアニメ化作品で、アニメ制作はぴえろプラスです。

序盤から漂う日常感から、まんがタイム系列かと思いましたが案の定その通りでした。女性比率が極めて高いところ、浮き沈みの無い展開、面白く無いツッコミなど典型的な日常アニメで、そこに霊が見える主人公というオカルト要素を付け加えた…ただそれだけの日常アニメというのが第一印象でした。

日常もの+オカルトとなると思いつくのは「夏目友人帳」あたりですが、あちらは逆に腐女子向け。対してこちらはやや男性向けということで比較してみると、正直夏目のほうが圧倒的に優勢です。とにかくこちらの「レーカン!」、キャラクターが非常に無個性です。霊が見える大人しめな主人公にエロ猫くらいしか印象に残らず、霊もとりあえずそこら辺の地縛霊とかが出てきたくらいで終わっていました。

キャラクターに個性が無いのに加え演出や絵柄が少し古くさく感じる部分もイマイチで、1990年代後半から2000年前半ぐらいのどうにも中途半端な雰囲気を出しているのも浮いていました。子供の霊にお供え物をするシーンでの語りは少々良かったですが、全体的に見ると浮き沈みの全く無い良くも悪くも日常アニメとしか言いようがありませんでした。

作画は普通です。やや解像度が低いように見えましたがキャラクター自体は全く崩れていなく安定していたので悪くは無かったです。BGMはあまり印象に残らず、主題歌のユニットソングはノリは良かったですがどうもイマイチでした。

総評

1話の全体的な感想としては、良くも悪くもまんがタイムらしい日常もの+オカルトといったかんじであまり面白く無かったです。お供え物をするシーンは少々良かったですが全体的に薄味なため印象には残りづらく、キャラクターに魅力もないため頭を空っぽにして見る分には悪くはないと思いますがストーリーはスカスカでした。

1話の個人的評価としては、露骨に媚びすぎていないところや浮き沈みの無い展開はブレていなくて良いかもしれませんが面白いとは思えなかったので視聴打ち切り予定のCランクです。


2015年春アニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」第1話の感想文

2015-04-03 02:22:03 | 2015年春アニメ関連

 いよいよ今週から怒濤の勢いで春アニメが始まり、各地で盛り上がっているようです。今回は個人的本命作品だった「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」…小学館ガガガ文庫から刊行されている、渡航のライトノベル「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」のアニメ化第2期作品で、アニメ制作は前期のブレインズ・ベースから変わりfeel.です。

1期放映当初はほとんど期待していませんでしたが、主人公のひねくれた性格と実体験を元にした体験談がリアルすぎたため1期は非常に面白かっただけに今回の2期は期待していました。キャラクターデザインが田中雄一に、制作会社もfeel.に変わりどうなるかと思いましたが、どうやら1話の時点では悪い方に転がっているように感じます。

「とある科学の超電磁砲」でメインキャラクターデザインを務めている田中雄一なだけあってキャラクターは非常にカッコイイんですが、主人公の比企谷も普通のイケメンになっているのが非常に残念です。1期でつぶれたカエルと表現されていたあのデザインと性格があってこそこの作品が個性を出していた気がするので、個性を一つつぶしているように感じました。クセこそあったものの可愛さもあった1期のキャラクターデザインのほうが良かったかもしれません。

そしてなんといっても2期なせいかキャラクターの性格やこれまでのあらすじを全く語らず普通に話が進んでいたため、1期を見ていても感情移入がしづらかったです。比企谷と戸塚彩加の仲の良さも1期とはちょっと違っていたし、雪乃も最初から性格が丸くなっていたし盛り上がりはほぼ皆無でした。でも序盤の戸部の態度に対して雪乃が言い放った一言は1期の雰囲気を出していて非常に良かったです。原作の面白さをアニメでどれだけ引き出してくるかは期待したいところですが、荒削りながら面白かった1期を越えることはできなさそうな不安感はありました。

作画は良好です。田中雄一が総作画監督とキャラクターデザインをしているため良いんですが、手や上半身、カメラが遠くなるシーンなどではかなり粗が目立っていてやや怪しかったです。BGMは全く印象に残らなかったのは残念でしたが、主題歌は1期と同じアーティストを起用していてエンディングのキャラソンも良かったです。しかし1期を上回ってはいませんでした。

総評

1話の全体的な感想としては、悪くはなかったけれどキャラクターの掘り下げを全くやらずいきなり話が進んでいたため感情移入しづらくとっつきづらかったです。キャラクターデザインが変わりほとんど別人なところもあり2期というより新作を見ているようでした。話自体はつまらなくはないのでこれからに期待したいところです。

1話の個人的評価としては、キャラクターの内面をあまり描かず話だけ進んでいってしまっていてやや期待はずれだったため視聴継続のBランクです。


2015年春アニメ考察

2015-04-01 22:24:16 | 2015年春アニメ関連

いよいよ今週から怒濤の勢いで春アニメが始まります。春は1年物のアニメも入れ替わることから毎年非常に数が多く話題作も出てきます。ので、今回も話題作や個人的に気になる作品をピックアップしてみたいと思います。

今回の春アニメ、なんといっても本命と言われているのは「Fate stay night[Unlimited Blade Works] 2ndシーズン」でしょう。1期の時点から非常に人気も高く面白かった作品の2期なだけに期待も注目もされていて、駄作になる要素が全く無い安定感の高さも人気の一つです。そして毎度話題性があるのは京都アニメーション制作アニメですが、今期は「響け♪ユーフォニアム」が放映されます。吹奏楽部を舞台にしたラノベアニメのようで京アニらしいリアルさを追求しているようですが、放映前から多少叩かれたり、艦これでまた知名度を上げた花田十輝先生がシリーズ構成という火薬庫も抱えているようです。

個人的に気になる作品はいくつかありますが、日テレ深夜アニメの新作「俺物語!!」はマッドハウス制作であまり見たことの無い作風なのでちょっと期待できそうです。他にも「TRIGUN」などで有名な内藤泰宏が原作の「血界戦線」は制作がボンズだし良い意味での厨二ぽさを出して欲しいところです。

他にも全く未知数のアニメといえば、サンリオ原作の「SHOW BY ROCK!!」とか全く読めません。しかも制作ボンズだし今までに全く無い組み合わせです。あとは「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン」はTRIGGER制作で思いっきりキャラクターデザインがグレンラガンやキルラキルまんまなのでちょっとクセが強すぎてどう転ぶか分かりません。

枠が縮小しアニメに関しては消極的になっているかもしれないフジテレビですが、今回は「パンチライン」とかいう謎のオリジナルアニメを放映してきます。PVの時点でパンチラ満載で夢がありますが、音楽が小室哲哉だったり制作がMAPPAだったり豪華かつ挑戦的な作品のようなので注目はしています。

堅実な作りで続編が作られるパターンも多く、「銀魂 4期」「シドニアの騎士 第九惑星戦役」「ハロー!きんいろモザイク」「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレボリューションズ」「バトルスピリッツ 烈火魂<バーニングソウル>」「ニセコイ:」など多いですが、個人的に一番期待しているのは「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」です。1期の評判が良かったのか今回の2期は予算が跳ね上がったようでキャラクターデザインに田中雄一を起用して絵柄がさらにパワーアップしていますし、話も面白かったので一番期待しています。

作品をオワコンにさせるのに定評がある角川ですが、今期は角川がらみで「長門有希ちゃんの消失」「魔法少女りりかるなのはVivid」を放映してきます。どちらもすごい今更感があり、案の定放映前の話題性はほとんどありません。一応チェックはしますが期待はあまりされていなさそうです。