2015年春アニメ「響け♪ユーフォニアム」第1話の感想文

2015-04-12 23:50:33 | 2015年春アニメ関連

今回は京都アニメーション制作アニメの新作「響け♪ユーフォニアム」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「響け♪ユーフォニアム」…宝島社文庫から刊行されている武田綾乃のライトノベル「響け♪ユーフォニアム」のアニメ化作品で、アニメ制作は京都アニメーションです。原作は無名ながら京都アニメーションが制作するということで注目度はあった作品でした。

序盤でダメ金という吹奏楽の専門用語がいきなり出てきて、これ知っている人じゃないと分からんだろと思いましたが中盤で説明がちゃんとあったのは好印象です。音楽の吹奏楽だけでなく、金賞などの高校のコンクールの専門用語も使っているあたりちゃんと調べていると感じました。

そして肝心の吹奏楽パートに関しては、一応経験者から見ても良くできていて、入学式の歓迎楽曲での音とびやチューニングのときにちゃんとbで合わせているところやマウスピースの使い方など京アニらしい丁寧な描写で音にもこだわっていたためこの部分に関しては文句無しで素晴らしかったです。

ユーフォニアムという知っている人じゃないと知らない楽器がメインなせいもありキャラクターや展開に関しては地味に見え、登場人物に関しては可愛いけどあまり目立っていませんでした。作りは堅実なので一定の人気は出そうですが大人気や話題作とかにはなりづらそうな雰囲気を出しているのはちょっと惜しいかもしれません。吹奏楽部は見た目と裏腹に非常に体育会系で熱血ものとしても十分通用するジャンルなのは、「所さんの笑ってコラえて」の日本全国吹奏楽の旅で十分認知されていると思うので作り方次第では大化けする可能性のあるジャンルかとは思います。

しかし一番の不安要素はシリーズ構成に花田十輝先生がいることでしょう。イマイチ弱小の吹奏楽部が金賞で全国大会の普門館に行くとなると相当優秀な先生が来ても1年がかりとかかかるのが普通なので、そこをどうアニメで表現してくるのかは気になるところですが、正直尺が短くてあまり期待はできなさそうではあります。となるとキャラ萌えで人気を出すしかないかもしれませんが、今期は強豪がひしめいているのでそちらも難しいかもしれません。

作画は非常に良いです。さすが京アニ制作なのは健在で登場人物は軒並み可愛く田中あすかは黒髪セミロングの眼鏡キャラで素晴らしかったです。楽器やチューナーの描写も丁寧に描かれているところもリアルで好印象でした。BGMも良く、序盤のコンクールの結果発表のシーンで流れたBGMが印象的で主題歌も悪くはなかったです。ただなんか「けいおん!」に雰囲気が似ていました。

総評

1話の全体的な感想としては、京アニらしい堅実な作りでそこそこ面白かったです。音楽パートに関してはリアルで良く出来ていましたのであとはストーリーがどうなるかでしょうか。花田先生がシリーズ構成なところも不安要素でした。

1話の個人的評価としては、地味めながら作りは丁寧で化ける可能性はあるので永久保存版のAランクです。


2015年春アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」第1話の感想文

2015-04-12 19:59:21 | 2015年春アニメ関連

今回はローカルアニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」…GA文庫から刊行されている大森藤ノのライトノベル「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」のアニメ化作品で、アニメ制作はJ.C.STAFFです。

神様が地上に降りた世界にダンジョン攻略と、ファンタジーな世界設定はまさにラノベらしいと感じますが、人間から亜人、おっさんやおばちゃんなど幅広いキャラクターが登場していたため、いわゆるハーレムものとは違うところは良かったです。

主人公は1話では超絶に弱く頼りないところはありましたが、途中で才能の片鱗を見せてきたあたり、この作品も主人公が圧倒的才能を発揮する俺TUEEE系になりそうです。1話ではとりあえず努力しているシーンはあったので、2話以降一気に急成長してどん引きするレベルになるのか、それとも少しずつ挫折もしながら強くなっていくのかのさじ加減をどうするのかは気になるところでした。

しかしそんなバトルものの側面より強かったのは萌えアニメとしての一面でしょう。金髪の剣姫アイズも良かったですが圧倒的だったのは女神ヘスティアでした。巨乳のボクっ娘で黒髪ツインテールに加えあのリボンもとい紐はインパクト抜群で、おっぱいと組み合わせた破壊力は圧倒的でした。主人公を常に見守っている健気さも素晴らしく、ヒロインクラスの女性キャラに関してはほぼ文句無しでした。

作画は良好です。幅広いキャラクターを登場させてきてその全てが良く描かれていました。とある魔術シリーズと絵柄がそっくりなのはJ.C.STAFFらしいといえばらしいです。BGMがあまり印象に残らなかったのは残念でした。

総評

1話の全体的な感想としては、いわゆる俺TUEEE系の片鱗を見せつつも、老若男女様々な種族が入り乱れて幅広いキャラクターが登場していたためちょっと一風変わったラノベで面白かったです。キャラクターの作画に関してはほぼ文句無しなので、あとは主人公がどう変わっていくかは見所ではありました。バトルも悪くはなかったです。

1話の個人的評価としては、萌えアニメとしてはほぼ文句無しでバトルアニメとしてもちょっと期待できそうだったので永久保存版のAランクです。昔はJ.C.STAFFといえば地雷の代名詞でしたが今ではかなり安定してきているように見えます。

そしてこの作品最大の話題性はなんといってもこの紐でしょう。現在2015年春アニメでぶっちぎりの話題になっていて各地で売り切れ続出の現象が発生している模様です。これだからアニメは始まってみないと分からない。


2015年冬アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」最終回の感想文

2015-04-12 08:43:18 | 2015年冬アニメ関連

今回は最終回の感想と言うことで、2015年冬アニメの話題作の一つだった「アイドルマスター シンデレラガールズ」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「アイドルマスター シンデレラガールズ」…モバゲーで配信されている、バンダイナムコゲームスとCygamesが運営するソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」のアニメ化作品で、アニメ制作はA-1 Picturesです。

1話から主要3属性のメインアイドルを登場させつつも、それに勝るとも劣らない個性を持ったプロデューサーの登場により2015年冬アニメでは話題作でしたが、その話題性にふさわしい出来でした。

そして原作を知っている人ならなおさら楽しめるシーンや演出の数々も良かったです。2話での撮影シーンは原作のノーマルカードの絵だったし、他のキャラではSレアの衣装を着ていたりしたところ、さりげなく原作での人気キャラが登場していたりしていて細かいところにも手が込んでいました。

原作での100人以上に及ぶキャラの中から数人をそれぞれチョイスし独自のユニットを作ったところは、そのキャラのみ注目されてしまうため意見が分かれるかもしれません。自分のユニットのセンターである北条加蓮とか一瞬しか出てきてないし。あと5話でのみくのストライキや6話以降のシリアス展開などは日常のアイドルものが好きな人には受け付けなかったかもしれませんが、あの話が最終回に生きていたし、メインキャラクターの魅力は作品で良く引き出していたため最後がさらに面白くなっていたように感じられました。

島村卯月の健気なところは原作以上に魅せてきたし、杏ときらりの組み合わせを原作以上にしていたところ、杏の仕事モードや輿水幸子が美味しいところをもっていくところなど一部のキャラのみ目立っていたのは多少仕方が無いかもしれませんが、原作以上に魅力的に見えたキャラも多く最後も前作アイドルマスターと同じ感じで締めてきたので後半の7月から始まる2期も十分期待できる感じでした。

作画は良好です。3話でしまむらさんの顔が怪しかったりして不安な場面も多かったですが全編手描きのライブシーンは良かったし表情にこだわっていたところも多かったため全体的には良く出来ていました。BGMも良好で、1話で島村卯月が凜にアイドルになりたい理由を語るシーンや7話でプロデューサーが未央に写真を見せるシーンで流れたBGMが特に印象に残り、メインの主題歌も良かったです。

総評

全体的な感想としては…御見事!キャラの魅力を引き出しつつ新たな一面を見せてきて、全体的に良くまとまっていて非常に面白かったです。気になったのはスケジュールがカツカツだったせいか、たまに作画が怪しい回があったり急遽分割2クールになったりしたので見ていて少々ハラハラしたくらいでしょうか。

全体的な個人的評価としては、1話の時点では原作を知っている人なら分かるシーンをちりばめつつメインキャラの魅力を原作以上に引き出していたため永久保存版のAランクでした。そして最終的には、プロデューサーを含め各メインキャラの個性を引き出しつつ途中に入ったシリアス展開やちょっとした伏線を最後に回収して見事にまとめていたため評価を上げBD/DVD購入も視野に入るSランクです。

夏から第2期が始まるようなのでそちらにも十分期待できる出来でした。