2014年夏アニメ「RAIL WARS!」第1話の感想文

2014-07-19 23:57:11 | 2014年夏アニメ関連

今回はTBSアニメの新作「RAIL WARS!」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Rail Rail1 Rail2 Rail3 「RAIL WARS!」…創芸社から刊行されている豊田巧のライトノベル「RAIL WARS!」のアニメ化作品で、アニメ制作はパッショーネです。

Rail4 Rail5 Rail6 Rail7 国鉄が国有化されなかったもう一つの世界の物語らしいですが、そもそも体勢が全くわかりません。鉄道警察が独自に作られ鉄道の治安を守るために働いているのか、そもそもなぜ学生がそれに参加しているのか、しかも学生なのに拳銃の所持を認められていたりと世界観がずいぶん歪んでいるように見えました。

Rail8 Rail9 Rail10 Rail11 そして何よりキャラクターの個性も貧弱です。主人公の高山直人は冴えなくて気弱でちょっと鉄道に詳しい普通の高校生だし、ヒロインは活発系と巨乳でおとなしくて頭の良い女の子だったりと、あまりにもテンプレすぎて存在を忘れてしまうほどでした。

Rail12 Rail13 Rail14 Rail15 そもそもアニメを見ている人の多くが鉄道にも興味があるわけではないので、作中で列車の特徴や違いを細かく語られても全く意味がわかりません。逆に鉄道が好きな人から見ると細かいところが再現してなさそうなので噛みつかれそうです。理想はアニメを見て鉄道にも興味を持ってもらうことかもしれませんがそんな感じは全く起きませんでした。ただ作中で蒸気機関車を動かしたときの石炭の燃焼効率の話やドクターイエローと呼ばれる鉄道のチェックをする列車の話だけは良かったです。

作画は不安定です。ところどころキャラクターの顔が縦長になったりして1話の時点ですでに怪しい予感がしました。BGMはそこそこ良く、序盤の国鉄のシーンのBGMが印象に残りました。主題歌は茅原実里など有名どころを起用していましたが作品にはイマイチ合ってなかったように感じます。

総評

Rail16 1話の全体的な感想としては、安定してつまらなかったです。キャラクターも特に個性が無かったし、なにより作品を通して何が言いたいのかさっぱり分かりません。鉄道好きにもアニメ好きにもどちらにもウケなさそうな内容でした。でも石炭の燃焼効率やドクターイエローの説明は良かったです。

1話の個人的評価としては、典型的TBS萌えアニメでつまらなかったうえに面白くなりそうな予感が微塵も感じられなかったので視聴打ち切り予定のCランクです。