今回もローカルアニメを視聴しています。今回は「人類は衰退しました」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。
「人類は衰退しました」…ガガガ文庫より刊行されている田中ロミオのライトノベル「人類は衰退しました」のアニメ化作品で、アニメ制作はAIC ASTAです。評判の高い18禁ゲーム「CROSS†CHANNEL」のシナリオライターでもある田中ロミオ作品のアニメ化ということで一部では期待されているようでした。
主人公のわたしはどこかの調査員で、先生と言われていたので何か深い設定でもありそうですが、1話の時点では何も語られていなかったので気になるところではあります。妖精さんが人類の衰退した姿とも言われていたし、では今いる人間は何?と設定に関してはよく理解できないところが多かったです。このあたりはもう少し説明が欲しいところでした。
そして視聴していて感じたのはその独特の言い回しです。鳥を肉にするところでの自問自答や、デリカシーポイントについての独り言、会議のシーン、加工肉を目撃したときに他の女の子に対し行った隠蔽や脅迫など、言い回しが非常に面白かったです。これは「化物語」の阿良々木がよく行っていた独り言のシーンに雰囲気が似ていました。そのためこれらの独り言はアニメでも面白かったですが文章でじっくり読んでみたいと感じます。
謎のようせい社での合成パンなど、良く分からないところも多かったですが一体どのような結末になるのか気になる作品ではあると思います。独特の言い回しが面白いし3話までは様子を見て判断したいところでした。
作画は独特です。世界観や内容からして個性的なのでそれに合っていると感じました。主題歌は曲というより歌詞が作品に合っていてなかなか良かったです。エンディングとかどこかで聞いた声と思いましたが「あずまんが大王」のオープニングを歌っていた人だったようで納得です。
総評
1話の全体的な感想としては、かなりクセの強い作品でしたが面白かったです。独特の言い回しが良かったのでアニメよりも小説とかで文章をじっくり読んでみたいと思いました。たしかに田中ロミオには固定ファンが多いと言われるのに納得といったかんじです。
1話の個人的評価としては、独り言のシーンの面白さに加え、妖精さん達の世界観が気になる話だったので視聴継続のBランクです。
ここ最近エロゲライターのアニメ進出が話題になっていますが、この作品もなかなか興味深い雰囲気でした。