2011年冬終了アニメ最終回の感想文その1

2010-12-27 23:44:02 | 2010年秋アニメ関連

 いよいよ今年もあとわずか。2010年総合アニメランキングを作る前の準備運動も兼ねて、やはりこの作品の感想を書かないわけにはいきません。そんなわけで今回は2010年秋アニメ第一弾の感想文として「侵略!イカ娘」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Ikamusume10 Ikamusume11 「侵略!イカ娘」…週刊少年チャンピオンで連載されている安部真弘の漫画「侵略!イカ娘」のアニメ化作品で、アニメ制作はディオメディアです。放映前から何かと話題になっていたこの作品、第一話はあっさりしていた作風でしたが1話3本構成だったため話のテンポが良く思っていたより飽きない作品でした。

そして2話以降はこのノリがどれくらいキープできるのかと思いきや…予想以上に面白い!地上を侵略しに来ておきながら周りに流されやすく、世間知らずで素直な性格だったイカ娘はかなり評判が良く人気も高かったです。それに加え2010年ネット流行語大賞3位にまでなった「~ゲソ」「~イカ?」という独特のしゃべり方もあり気がつけば2010年秋アニメ屈指の話題作になっていました。

Ikamusume12 Ikamusume13 そしてイカ娘単体での人気も高かったですが、2話から登場しイカ娘に異常なまでの執着を見せた長月早苗や、9話のピンポンダッシュ回でイカ娘と初めて親友になった紗倉清美、そして偽イカ娘など魅力的なキャラクターも次々と登場してきて面白かったです。原作の傾向として話にオチが無いことが多いですがそれこそがこの作品の特徴とまで言われていました。

Ikamusume14 Ikamusume15 しかしそれだけでは無くアニメオリジナルの描写や演出も多く、5話のミニイカ娘回は原作は2ページ足らずの話だったのにも関わらずBGMのみで音声無しといった演出だけで思わず涙腺にきてしまう話だったし、「おおきく振りかぶって」スタッフが集結して制作した清美との野球回ではマカこと小見川千明もゲスト出演して非常に良い出来でした。

Ikamusume16 Ikamusume17 最後は今までに無いシリアス調で締めていましたがやっぱりイカ娘にシリアスは合わない…と思いつつもタコ娘も登場して2期も期待できそうな終わり方だったため、この作品は1クールじゃもったいないので是非とも2期も制作して欲しいところです。アニメ制作スタッフの愛を感じることのできた完成度の高い作品に仕上がっていました。

Ikamusume18 Ikamusume19 作画においては正直予想通りといった感じでかなりあっさりしていました。イカ娘の触手の動きは良かったですがそれ以外はおおむね普通で緻密とは無縁でした。ただ野球回は別で投げるモーションやバッティングも下手な野球アニメより動いていたと思います。

主題歌もオープニングは思わず耳に残る曲だったし、エンディングではその回でメインだった小物や登場人物が背景に登場したりする少々珍しい演出でした。最後にイカ娘がこっちに走ってくるのも良かったです。

総評

Ikamusume20 Ikamusume21 全体的な感想としては、放映開始前はあまり期待されていませんでしたが実際に放映されてみると右肩上がりで面白さと人気が急上昇していって気がつけば2010年屈指のダークホース作品と化していました。正直ディオメディア制作なので甘く見ていましたがこれは評価を改めざるを得ません。

イカ娘も可愛いし他にも個性派なキャラクターも多く、ネット流行語大賞3位にまでなった「~ゲソ」「~イカ」には数多くの著名人が影響を受け身内の間でも日常会話にまで使われていたほどでゲソ。

個人的評価としては、1話の時点では絵柄こそあっさりしていましたが話のテンポが良かったので視聴継続のBランクでしたが、そこから評価が下がること無く上がり続けていき最終的には永久保存版のAランクです。もしさらに作画が良かったらランクが上がったかも知れません。

完成度の高く楽しめる作品でした。BD・DVD売り上げも予想以上に良さそうだし2期に期待してもいいんじゃなイカ!?


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