今回はTBSアニメ「鬼灯の冷徹」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。
「鬼灯の冷徹」…モーニングで連載されている江口夏美の漫画「鬼灯の冷徹」のアニメ化作品で、アニメ制作はWIT STUDIOです。
「進撃の巨人」で一躍頭角を現してきたWIT STUDIO制作のアニメですが、原作の知名度がほとんど無かったため未知数でした。印象としてはTBSアニメらしからぬ萌えとは無縁ぽい絵柄でしたが、視聴してみると背景やBGMなど細かいところに力が入っていて予想以上に面白かったです。
あの世が舞台のようですが、地獄の経営や天国の人材不足についてなど現実ぽいことをテーマにしていて斬新でした。まさかの桃太郎乱入も面白かったですが、鬼灯と桃太郎の戦いが特に面白く、犬や猿が言い負けるシーンがSoftBankのパロディや過去の昔話と絡ませてきてさらに面白くしていました。最後のオチも良く見事に締めていたところも好印象でした。
ただ一番致命的だったのはキャラクターでした。鬼灯と閻魔大王以外メインキャラで印象に残るキャラが全くいません。閻魔大王もどちらかというとツッコミ役なだけだったし、さすがに鬼灯一人では支えきれないように見えました。2話以降魅力的なキャラの登場に期待したいところです。
作画は良好です。キャラクターはもちろんのこと、地獄の背景が水墨画ぽく描かれている演出もうまかったです。BGMも良曲が多く、序盤の地獄の説明のときの曲や桃太郎とのバトルの曲などが印象的でした。主題歌も作品専用の歌だったし、エンディングはどこかで聴いたことのあるような曲のアレンジでした。
総評
1話の全体的な感想としては、予想以上に面白かったです。2本立てという構成でのテンポの良さに加えオチが良く、序盤エンジンがかかるまで時間こそかかっていましたが全体的に良く出来ていました。ときおり入っているパロディも面白かったです。
1話の個人的評価としては、魅力的なキャラクターこそ不足していましたが話としてはなかなか面白かったので視聴継続のBランクです。
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