2010年春終了アニメ最終回の感想文その11

2010-11-24 01:08:07 | 2009年秋アニメ関連

 2010年に終わったアニメという中では、やはりこの作品は外せないと思います。そんなわけで今回は2009年秋アニメの本命と呼ばれた「とある科学の超電磁砲(レールガン)」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Railgun_2 Railgun1 「とある科学の超電磁砲(レールガン)」…鎌池和馬のライトノベル「とある魔術の禁書目録(インデックス)」のスピンオフ作品「とある科学の超電磁砲(レールガン)」のアニメ化作品で、アニメ制作はJ.C.STAFFです。本編で最も人気のある女性キャラ御坂美琴を主人公にしたスピンオフ作品ながら前人気が非常に高く2009年秋アニメの本命と言われていたこの作品、1話からメインキャラ4人が出会い御坂美琴のレールガンで締めるというカッコイイ終わり方で早速人気作品のオーラを感じさせてくれました。

Railgun2 Railgun3 2話以降はヒロイン御坂美琴にルームメイトの白井黒子や初春飾利に佐天涙子の4人組をメインに話が進んでいましたが…これはこれは、予想以上に面白い!外伝作品ながらキャラクター1人1人がちゃんと立っていたし、魔術サイドの人間に比べ御坂美琴ら科学サイドは設定がそれほど複雑ではないため分かりやすいし話の展開も面白かったです。後半はオリジナルストーリーながら序盤の伏線が終盤で回収され予想外のところから話がつながっていることが判明したときはなかなか衝撃でした。

Railgun4 Railgun5 さらに本編のキャラクターもチョイ役で登場していたりして、上条さんやインデックス、姫神秋沙もさりげなく登場していて出番は一瞬でしたがインパクトは絶大でした。特に上条さんは重力爆弾事件で見事爆風をそげぶしていたし相変わらず格好良かったです。

Railgun6 Railgun7 前半最大の山場だったレベルアッパー事件でも、無能力者であることにコンプレックスを持っていた佐天涙子の心情を描き、その心情に気づいた御坂美琴が「ハードルの前に立ち止まっちゃう人もいるんだね。」とつぶやくシーンは印象的でした。その裏で様々なサポートをしつつ頑張っていた初春飾利も良い味を出していたと思います。

そんな中やはり一番のハマリ役は白井黒子役の新井里美ではないでしょうか。初登場したときは「何このババア声ありえねぇwww」とか言われていたのが今となっては「黒子は新井里美しかありえない!(キリッ」とまでなっていて慣れとは恐ろしい。しかし実際のところ黒子のはっちゃけたシーンでの演技は素晴らしかったし自分も新井里美以外ありえないと思います!(キリッ

Railgun8 Railgun9 他にもジャッジメントの固法先輩にアンチスキルの黄泉川、鉄装のおっぱいコンビもそれぞれ専用の回があったりしたし、悪役サイドでも木山春生は独自の正義を持っていたし全体的にキャラクターが良く生かされていたように感じました。売れるのが分かっていたせいかもしれませんがJ.C.STAFFの作画陣もかなり投入されていたようで、総作画監督とは別に作画監督が5人いたりする回もあったりしましたがその分たしかに全体的な作画は良かったです。中でも特にメインキャラクターデザインの田中雄一が総作画監督だった回はさらに1ランク上でした。

Railgun10 Railgun11 しかしキャラクターが可愛いくて作画が良いアニメなら他にいくらでもありますが、この作品においてはバトル描写も気合いが入っていました。基本的に超能力バトルですが肉弾戦もそこそこあったし、マルチスキルの木山春生戦や、AIMバースト戦、そしてテレスティーナ戦では終盤にオープニングが流れたりして熱い展開だったりもしました。

Railgun12 Railgun13 ストーリーの前半は原作シナリオで後半は原作者監修のオリジナルになっていて、後半のスキルアウト編は原作組には不評だったようですが原作未読の自分は特に気にならず面白かったです。寮長回まであったのは意外でしたがあれはあれで良かったんじゃないでしょうか。本編の錦織博監督と違いこの作品の監督は長井龍雪氏ですが、スピンオフ作品のこちらのほうが本編より人気も売り上げも上になってしまったのは監督の差だったとも言われています。スピンオフの外伝作品ながら見事に一連の事件を解決させ区切りの良いところで終わらせたため非常に後味の良い終わり方で面白かったです。

そしてこの作品で忘れてはならないのが主題歌で、本編に続き今作もI'veサウンドがBGMを制作しているため曲も良かったです。中でもオープニングは非常に良く、作品に合わせた歌詞に加え曲もアップテンポで作画も良かったため個人的には2010年終了アニメの中でベスト3に入る素晴らしくカッコイイオープニングでした。

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YouTube: 【HD】とある科学の超電磁砲 OP fripSide/only my railgun

総評

Railgun14 全体的な感想としては、2009年秋アニメの本命と呼ばれていただけあって非常に面白かったです。J.C.STAFFの本気を感じました。美少女バトルものに区分けされるかもしれませんが、無能力者と超能力者の心情も描かれていたためバトル以外の部分も良く作り込まれていました。

個人的評価としては、作画においては非常に良くほぼ文句無し、シナリオも後半多少間延びしつつも一本筋が通っていて良い終わり方だったし主題歌も作品に合わせて制作されていたためカッコイイと全体的に完成度が非常に高く文句無しのSランクです。BD・DVD売り上げ27000枚越えと2009年秋アニメ売り上げ1位なのも納得でした。

さらにその後制作されたOVA版では佐天涙子が脱いでいたため人気がさらに上がりOVA版の売り上げは30000枚を突破したそうです。現在本編の2期が絶賛放映中ですが錦織監督にはこの作品以上に頑張ってもらいたいところです。


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2 コメント

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相変わらずの原作至上主義ですが (N樵)
2010-11-24 10:34:04
相変わらずの原作至上主義ですが
後半のオリジナルも良かったですよ。
もちろん、OVAも買っているわけです・・・
 
原作の方は、ようやくハーゴンの後に
シドーが出てくるのか?というところ。
この勢いだと、アニメは原作を最後まで
カバーしそうですな。嬉しい限りです。
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本編では原作至上主義者が文句言い (高崎)
2010-11-26 01:12:36
本編では原作至上主義者が文句言い
まくってるけどレールガンは結構評判が
良いみたいですの。OVAを購入済みとは
さすがnうりん。小説もラノベもカバーする
その姿勢に萌え。

原作の設定知らないとアニメの展開にほとんど
ついていけないんで本スレやwikiでの
復習は欠かせません。
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