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お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

2021-02-10 | 映画(あ行)

■「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(2012年・日本)

総監督=庵野秀明 監督=摩砂雪 鶴巻和哉
声の出演=緒方恵美 林原めぐみ 宮村優子 坂本真綾

新劇場版第3作「Q」は、冒頭から僕らを突き放す。いきなり隻眼となったアスカとマリが大気圏に突入しながら、何かを回収するミッションを遂行する場面から始まる。そこに説明は全くない。鑑賞者たる僕らは、目覚めたシンジと同じく、あの後何が起こったのかを全く知らされないまま、物語についていく他はない。そして少しずつ今の状況が明らかになっていき、渚カヲルの導きでシンジに真実が告げられる。

テレビシリーズからは全く違う展開に、ただただ戸惑う95分。情報量がやたら多く、全体像を理解する余裕がなくて、「破」を復習した上で再度観た。エヴァとゲンドウ、そして綾波レイの秘密にまつわる、冬月からシンジへの説明は、テレビシリーズと違って意外とあっさり。これだけ一気に聞かされてしまうと、そこ衝撃ポイントだったのになぁー、ともったいなく感じてしまう。

ディストピアをこれだけ見せつけられて、さらに続きって、普段の僕ならもういいやって思うところなんだが、ここまで来たら見届けずにはいられなくなってきた。公開されたら観てやるよ「シン・エヴァンゲリオン劇場版」。タイトルの最後にくっついてる音楽記号のリピートマークが気になる…。




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