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Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

福岡恋愛白書13 キミの世界の向こう側

2024-10-25 | テレビ・アニメ



奈緒ちゃんの芝居は評判がいい。「マイ・ブロークン・マリコ」も上手いなと思ったけど、初めて彼女を見ていい演技するなと感動したのが、実はこの単発ドラマ。

実際の恋愛体験を募集してドラマ化する、福岡ローカル局製作の単発ドラマシリーズ。その第13作で、奈緒ちゃんは聴覚障害がある大学生を演じている。出会いでの筆談から始まって、懸命に手話を覚えて距離を縮めようとする杉野遥亮君の頑張りに、見ているこっちも応援したくなる。しかし、結婚を考え始めたところで、再び二人にすれ違いが。二人の恋の行方は。放送当時見たけれど、アマプラで再見。

夜景を見ながらの告白シーンにキュン死する、ええ歳こいたおいさんですが何かw。

舞台は北九州。出会いは、映画「図書館戦争」でおなじみの市立中央図書館。デートは今はなきスペースワールド!😭名物だった2つのジェットコースター🎢も登場(懐)。九州工業大学、若松南海岸、勝山弓道場、そして日本新三大夜景に選ばれた皿倉山と北九州満載。杉野君の友人が松本清張の名前入りバッグ(清張記念館のグッズなんだろか?)を愛用しているのもナイス。ほんっと北九州ロケは自己主張強めww



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グレンダイザーU

2024-10-08 | テレビ・アニメ



永井豪のロボットアニメ「グレンダイザー」は大好きな作品だった。1975年のテレビシリーズはもちろん、翌年の劇場版「決戦!大海獣」にも大興奮した小学生。「およげ!たいやきくん」のレコードを買うために親からお金渡された僕は、お釣りで「グレンダイザー」のレコードを買って帰った。「誰が買っていいと言った💢」と叱られたw。

毎度つまらない昔話まじりですみません😣

それからウン十年後、現在の僕は、リメイク「グレンダイザーU」にちょっと期待していたのだ。しかし…

…ん?🤨
オープニング映像に強烈な既視感。なんじゃ、「機動戦士ガンダムSEED」とクリソツじゃん!。同じ福田己津央監督だとは聞いていたけどまさかここまでとはw。

本編はフリード星の事件から始まる。グレンダイザーが暴走して破壊の限りを尽くすというショッキングなエピソード。ベガ星連合の追手から逃れてやってきた地球で、兜甲児ら「マジンガーZ」の面々と知り合うことになる本筋は同じなのだが、13話を通じてデュークと婚約者ルビーナとその姉テロンナをめぐる壮大な三角関係のドラマを見せられることになる。

勝気な美少女牧場ひかるも、ワイルドな牧場団兵衛も出てこない。ひかるは主人公たちを導く巫女のような謎めいた存在に改変されている。ひかるちゃんの華麗な乗馬姿はどこ?勇敢で困難に挫けないデュークはどこ?

テロンナとルビーナを戸松遥が二役で演じているのは見どころで、見事な演じ分けになっている。

永井豪作品らしい激情に駆られる主人公やお色気はとんでもなく薄味で、確かに物足りない作品ではある。地球人を精神的に追い詰めてグレンダイザーにヘイトが向くようにしむけるベガ星連合の作戦はあの「ダークナイト」を思い出させるが、その描写も意外とあっさり。主人公が守ろうとしたものから裏切られる展開は永井豪作品では印象深いものがあるだけに、オールドファンにはこの程度か?甘い!と思っちゃうところだろう。

そうした逆境に向き合うクライマックスで、兜甲児がデュークを信じぬいた場面はなかなか感動的だった。僕がそう感じたのは、小学生の頃に見た「グレンダイザー」で、兜甲児がデュークに語りかけるある場面が強烈に心に残っていたからだ。
兜甲児(CV 石丸博也)「大介さん、"人"っていう字を知ってるかい?」
人と人は支え合うもの。それを兜甲児は、漢字の「人」で説明したのだ。宇宙人が漢字知らねえだろ!🤣と子供心に思ったけれど、好きな場面で強く印象に残っている。これ「3年B組金八先生」で人の字が語られる神回の10年前だぞ。

旧シリーズで心に残っていた人の字スピリットだけは、最終回の兜甲児に生きていた気がした。こんなこと考えたのは僕くらいだと思うのだけれど。




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声優ラジオのウラオモテ

2024-07-07 | テレビ・アニメ



うちの長女、未就学児のお人形遊びしてる頃から声色の変化を妙に楽しんでいるところがあった。さらに英語検定の面接で「Your voice is very cute♡」と試験官に言われたことが変な自信につながったw。放送部にでも入っていれば、そっち方面が発揮されることもあったかもしれない。その一方で、声の七変化をこなす声優のすごさに感動した、とよく言っている。

そのためか、これまでも声優やエンタメ業界の裏側をテーマにしたアニメにハマることがあった。「それが声優!」のヒロイン双葉が少年役でブレイクする場面にやたら感動してイヤホンズを聴きまくっていたし、「ガーリッシュナンバー」の性格悪めのヒロインにケラケラ笑っていた。演じる役と現実とのギャップ。それが面白かったんだろう。前置きが長くなったが、そんな長女の嗜好ベクトルに沿う作品が現れた。「声優ラジオのウラオモテ」である。

高校生の新人声優、歌種やすみと夕暮夕陽は同じ高校のクラスメート。声優としてこなすのはキャピキャピした明るい役柄なのに実態はギャルと陰キャで、しかもかなり仲が悪い。ところがクラスメートであることをおもしろがったスタッフが二人のラジオ番組を企画する。仲良しを演じなければならない状況に。学校帰りの買い食いから、友達とのカラオケ、お泊まりと少しずつ距離を縮めていく二人だが、やっぱりギクシャクは続く。やがて、声優の仕事と学業のバランス、プライバシーの問題からトラブルが続き、声優継続が危機に。二人がそんな困難を乗り越え、お互いを認め合う関係に成長していく物語。

予想外に重たいテーマも盛り込まれていて、ケラケラ笑って終われない回もある。学校での様子を生配信されるプライバシー危機、捨て身の覚悟で実際の自分を晒す生配信。声優継続を条件にした母親との賭けの行方。そしてクライマックスは、大役に抜擢されたやすみが直面する演技と周囲の期待とのギャップ。仲違いしながらも二人で乗り切っていく様子がジワっとくる。

確かに他のヒット作と比べれば地味なアニメではある。スタジオでの葛藤や先輩声優たちとのやりとりはきっと生々しいものなんだろう。でもアニメだけに限らず、裏側を知ることで物事をもっと理解できるし、面白くなる。それを教えてくれる佳作。

素の主人公、キャラ注入後のお仕事モード、劇中で演じるアニメキャラ、と主人公二人の演じ分けを味わって欲しい。伊藤美来も「五等分」とは違った魅力があるし、「ユーフォニアム」の川島サファイアしか豊田萌絵を知らないならば、演技の幅にきっとグッとくる♪。東山奈央演じる先輩声優、柚日咲めくるのウラオモテも面白いw。



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うる星やつら シーズン2

2024-07-03 | テレビ・アニメ



80年代のテレビシリーズに夢中になった世代としては、様々な思いがあるけれど、ともあれ令和の世に「うる星」を甦えらせてくれたことに感謝。声優がどうだ、作画がどうだ、とか比較して言うつもりはない。原作や旧シリーズのテイストを壊さず、しかも今の時代にできることを結集した作風は毎回楽しかった。高橋留美子作品がきちんと語り継がれたことがなにより大きい。

旧シリーズは押井守が関わらなくなった84年からだんだんと心が離れていた。学業が忙しかった頃だったのと、アニメの雰囲気がガラッと変わったように感じられたからだ。押井守時代は、ほぼハチャメチャなのに、時々エモーショナルな回が紛れ込んでハートをかき乱してくれた。だが、やまざきかずおが総監督となってたからはラブコメ要素が目立つようになって、どこか物足りなく感じていた(個人の感想です)。もしかしたら、時代のせいかもしれない。少年誌でラブコメが主流になるのは、もう少し後だもんな。

されど、令和に甦った第2シーズンはそのラブコメ要素がとてもいい。多数ヒロイン、ハーレムアニメが溢れている昨今。リメイク「うる星」にはまったく古臭さを感じない。それらの源流でもあることを再認識させられた。MAISONdesの主題歌たちも女子目線での本音ソング。そんなラブコメ寄りなテイストの中、神谷浩史、宮野真守、高垣彩陽の絶叫が盛り上げてくれる。

個人的には、稲葉くんのエピソードが大好き。昔から三宅しのぶが推しなもので(恥)、しのぶだけを見つめてくれる存在が登場したことが嬉しかったっけ。第2シーズンは入野自由の稲葉くん。あきらめない強さに涙した。

第2シーズンのクライマックスは、最大の危機となる「ボーイ・ミーツ・ガール編」。僕ら世代は劇場版「うる星やつら 完結編」としてこのエピソードを見ている。地球規模の危機と劇場鑑賞の没入感で、ちょっと不満だったテレビシリーズへの気持ちはどこへやら。令和のリメイクでは4週に渡って、このすれ違いドラマを見せつける。

完結編でも、令和の第2シーズンでも思ったことは、相手に素直になることの大切さ。それでもみんな素直になれなくて。好きが言えなくて。あたるの絶叫、「忘れるもんかぁーっ!」とそれに続く大団円は見事な名場面。そして変わらない日常。それが続く幸せ。やっぱり「うる星」が好きだ♡
TVアニメ「うる星やつら」

TVアニメ「うる星やつら」

小学館創業100周年記念!TVアニメ「うる星やつら」第2期 2024年1月11日よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて毎週木曜24時55分より放送

 



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異世界おじさん

2024-06-21 | テレビ・アニメ



異世界ものや転生ものアニメが次々と発表される昨今。正直なところそれを冷ややかに思っていた。アクションファンタジーRPGもまともにプレイしたこともない僕だから、ますます興味がわかないのだ。

職場の同い年の方がコロナ禍以来アニメにハマっている。映画とアニメをまたいでチマチマ観る僕と違って、小説を読み解くようにシリーズを集中して観る人。
🙂「最近見て面白かったの、何ですか?」
その方が答えたのは
😼「異世界おじさん」

という訳で異世界ものに挑んでみた。

17歳から17年の昏睡状態にあったおじさんが目覚め、親族の誰もが引き取るのを嫌がった。甥のたかふみが病室に行くと、おじさんはその間異世界にいたと言う。そしてたかふみの前で魔法を使ってみせた。一緒に暮らすことになった二人に、たかふみの幼なじみの女性藤宮が加わり、おじさんの異世界ファンタジーバトルの冒険譚を毎回楽しむという物語。

異世界バトルだけなら、きっと僕は投げ出したと思う。だが、ゲーム育ちの偏った価値観、人生経験の乏しさから噛み合わない人間関係、現実世界での魔法の使い方、そしてSEGAゲームへのとんでもない偏愛に毎回クスクス笑わされ、全13話完走。

異世界ものを避けていたけど、これなら見られる!現実世界での、たかふみとのジェネレーションギャップの噛み合わない面白さや、たかふみとの距離を縮めたい藤宮との関係が楽しい。じゃあ異世界が舞台のパートはどうかと言うと、異世界でおじさんを取り巻く3人のヒロインにハートをしっかり射抜かれた😍。ボイスキャストの戸松遥、悠木碧、豊崎愛生が名演。特に戸松遥が、ツンデレキャラの硬軟切り替えを圧倒的な速さで演じ分けるのには感激した。

えーと、白状するとSAO以来戸松遥ファンでございます💧。出演する声優番組の公開収録が生息地であって、即応募当選✨。サンドウィッチマンの司会、浅沼晋太郎、落合福嗣、Machicoに伊藤沙莉も出演した番組で楽しゅうございました。はい。あー、もうちょっとカメラ左に向いてくれたら、客席バックの番宣映像に僕がフレームインしていたのにっw

ともあれおじさんの冒険譚、もっと聞きたいと思うのでありました。子安武人のおじさんも名演技。ムウ・ラ・フラガ、ポワロの助手ヘイスティングス(後期)が好きだけど、本作もいい仕事だ。

オススメしてくれた職場の同世代の方。ある日、他の人たちとアニメを話題にしていて、別の作品をオススメに挙げていた。
😼「無職転生とか…」
あれ。もしかして、現実逃避願望?異世界で無双したい!って日常の鬱憤がある!?でもなぁー。僕も人のことは言えない、言えない。だって、アニメだけじゃなくって映画と言う名の異世界にどっぷりなんだもん。かつて「マトリックス」に夢中になったけど、あれこそ現実逃避願望の極みだよな💧

記憶を消して最初から楽しみたいかも!
イキュラスキュオラ 忘却の魔法w🪄

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葬送のフリーレン

2024-04-14 | テレビ・アニメ



「葬送のフリーレン」は他のアニメとはひと味違う。僕の周囲でフリーレンにどハマりしてるのはちょっと年齢層が高め。職場でも
👱🏻‍♂️「あれっ、もうこんな時間。今日は時間が経つのが早いですよねぇ」
😌「人間の時間は…早いね」
👨🏻‍🦱「××さん、細かくチェックするんですね、さすがだなぁ」
😁「一級魔法使いだからね」
😎「勇者××ならそうする」
とまぁ、かつてガンダムの名言をビジネス会話に入れたがった大人たち並みに、時にフリーレン構文を交えながら会話する始末だ。

対して、若い世代も見てない訳じゃないけれど、進んで話題にしてこない。アニメ好きのうちの子供たちは最初から関心を示さなかった。確かに派手さはないし、魔法少女でもないしw。赤い石のついたフリーレンの杖が、
Stand By Ready, Set Up
と魔法少女のアイテムみたいに喋り出すこともないしw

28話を終えて、大人の琴線に触れる理由が理解できた気がした。勇者が活躍する時代が終わったところから始まる物語。それは、勇者ヒンメル御一行との旅を振り返りつつ、エルフであるフリーレンが人間を理解していくまでの物語。エピソードの中には、激しいバトルが描かれるものもあるが、大半は様々な"気づき"が用意されている。それは若いフェルンやシュタルクの成長でもあり、フリーレンがかつて自分にかけられた言葉の意味や、ヒンメルの気持ちを理解する瞬間でもある。

大人は昔を懐かしむばかりで…と世間の若い子は言うけれど、過去を振り返ることの意味を「葬送のフリーレン」は教えてくれる。振り返って何かに気づくことで、また一歩生き方が深くなる。人はいくつになっても成長できる。大人世代にも「フリーレン」にハマる人が多いのは、振り返ることを肯定してくれる優しさがあるからだ。

「なんで知ろうとしなかったんだろう」
ヒンメルの葬儀の後でフリーレンが呟く。大人に刺さるのは、きっと後悔の数が多いから。だから振り返ることは多くなる。

若い世代には彼ら彼女らの成長が描かれ、フリーレンや老いたかつての英雄たちにも昔なかった知恵や思慮が身につく姿が描かれる。ほんっとにいい話だ。

今どきのアニメだから激しいバトル描写も必要な要素。一方で、スネたフェルンやミミックに頭を突っ込むフリーレンが出てくる回にはこっちまでニコニコしてしまう。また、後半の一級魔法使い試験に臨む様々なキャラクターの誰かに、自分を重ねる方もあるかもしれない。ファンタジーなのにどこか自分を重ねられる何かがこの作品にはある。

印象的な台詞もあるのだけれど、台詞に過剰に頼っていない印象を受ける。口元の描かれ方と声優のちょっとした息遣いが、これ程雄弁なのかと驚く場面が幾度もあった。そしてEDテーマ曲、miletのAnytime Anywhereが誰かを思い続ける気持ちの尊さを教えてくれるのだ。




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SPY×FAMILY Season2

2024-04-07 | テレビ・アニメ



長女とキャアキャア言いながら楽しんでいるSPY×FAMILY。第2シーズンは初回からファミリー向けのほんわかムードで、このまま害のない路線で押し通しちゃうのかなと、微笑ましく見つめながらも、どこか物足りなさを感じていた。

ところがどっこい。政府広告にまで使われたファミリー向けなパブリック・イメージを覆すエピソードが待っていた。第30話「戦慄の豪華客船」から数週間に渡る回。長女は愛犬ボンド不在にやや不満。だが父親たる僕は、ヨルの殺し屋相手の大活劇、並行する別の危機を救うロイドの活躍、その間で奔走するアーニャのグッジョブに、ワクワクがおさまらないっ!しかも描写がこれまでにない、暴力、流血、スリル😱

🤩エレガントっ!実にエレガントっ!
ヘンダーソン先生のように讃える父親。
🧑🏻すごい!すごいけど、これファミリー向けアニメよね?
とまどう長女。
😣悪役こんなに来やがったぁ!
劇場版のヨルもカッコよかったけど、このアクションをテレビで楽しめるとは!しかも無双ぶりっ!絶体絶命からの起死回生。ヨルさんファンには感動もんです。
🧑🏻うわっ!殺し屋が他の奴殺した!えー、血が、血が🩸ええーっ!?部長さーん💦

SPY×FAMILYで人が死ぬシーンがっ!小さいお子ちゃまも一緒に見てるご家庭はびっくりしたかもな。それでも毎週人が死ぬようなメガネの少年探偵アニメよりは、教育的にマシだと思いますw(個人の感想です)。

最後のベッキー回もよかった。ロイド様っ♡少女の憧れが微笑ましいのが、エスカレートする行動にもう笑うしかない。髪を振りほどく場面には、こっちも頭振りながらケラケラテレビの前で笑ってました。

湯浅政明監督によるオープニングが好きっ。そしてED曲の「トドメの一撃」が素晴らしい。長澤まさみ出演のPVがドラマ仕立てでこれまたカッコいい(本編と関係なくてすみません💦)。Cory Wongのギター、カッティング🎸がかっちょよくって、彼の作品を検索してあれこれ聴いた。カラオケ🎤で歌いたいっ♪

近頃、長女に家事のヘルプを頼むメールの件名にひと言添えることにしている。例えば、こんな感じ。
📱「件名:オペレーション・ストリクス🦉
雨が降りそうなので、洗濯物を取り入れるべし🧺」
変なノリの父娘ですみません💧



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宇宙よりも遠い場所

2024-02-16 | テレビ・アニメ


世間で評判がいいから気になっていた。2021年にBS11で再放送された録画で13話完走。

参りました。これは傑作。前半は今の自分を変えたい!という青春もの、日常もの的な彼女たちの自然さ、そして南極観測隊のお仕事ものとしても楽しんでいた。それが後半。露わになっていく、それぞれが抱え込んでいた感情や積年の思いの爆発に、こっちまで感情が揺さぶられる。

「ざまぁみろ!」を連呼する南極到着の回。今までバカにされ続けていた報瀬の気持ちであるのだけれど、藤堂隊長のひと声で全員が叫んだのに感激。無理だと言われ続けた民間観測隊の世間への気持ちが、そのひと言で爆発する。第1話のオープニングで砂遊びで溜まった水が流れ出す場面があるけれど、「ざまぁみろ!」はまさに溜まり溜まった感情。

さすがマッドハウスと思える作画、映像表現は見事だし、声優陣がオーバーアクトにならないギリギリのところで、登場人物の昂りや気持ちの揺らぎを吹き込んでくれている。最終回は彼女たちの確かな成長が刻み込まれている。

ラスト2、3話は涙がにじむ。日向の過去に触れる回は気持ちのこもった台詞と演技でしっかり人物を見せる。それに続くクライマックスの報瀬と母のエピソード。台詞も確かにいいのだけれど、パソコンやスマートフォンの画面を無言で見せるだけで、こんなにじわーっと感情に訴えかけてくるなんて。

友達のあり方。これまでの自分を振り返させてもくれた。等身大のキャラクターばかりなのに、南極大陸という壮大な舞台の物語。一見アンバランスな題材なのに、ここまで感動的な話になるなんて誤算だった。

南極観測隊の仕事や意義、南極の様子を知る上でも意義あるアニメ。2024年1月からEテレで再放送が始まったのは、いいセレクトだと思うのだ。多くの人に見て欲しい。初回を見直したら、広島に向かう新幹線の中で、報瀬の携帯の画面がチラッと映る。メールの件名は12話に登場するお母さん宛のものじゃないか😳。嬉しかった日常を綴って送っていたんだな、と理解できてまた涙しそうになったよ。


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なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?(2022年・ドラマ)

2023-12-10 | テレビ・アニメ



アガサ・クリスティ原作のドラマ「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」一気見。近頃ミステリーに飢えていたから、NHKBSがいいタイミングで放送してくれた。感謝。
アガサ・クリスティー なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

アガサ・クリスティー なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

いざ、楽しく危険な謎解きの冒険へ!吹き替え版日本初放送!ミステリーの女王アガサ・クリスティーによるノンシリーズの名作をイギリスの俳優ヒュー・ローリー脚本、演出...

アガサ・クリスティー なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか? - NHK

 
ゴルフ場の崖から転落した男が最期に口にした言葉。
「なぜエヴァンズに頼まなかったのか?」
その謎を、海軍を辞めて職探し中のボビーと伯爵令嬢フランキーの幼なじみコンビが解き明かすミステリー。3話構成のドラマは前半はテンポよく、複雑な人間関係にも着いていけるのだが、2話の後半くらいから詰め込み気味になってきて、最後は「え?」「え?」とちょっと混乱。

それでも、ウェールズのホッとする風景と伏線回収の面白さ、そして主役2人の活躍が楽しくて3時間一気に観られた。次々に登場する謎多き人々と秘密の関わり。途中、立ち入りすぎたことでミスリードを誘う流れ。さすがはクリスティ!🤩

「ミッドサマー」のウィル・ポールターと「ボヘミアン・ラプソディ」のルーシー・ボーイントンのキャスティングが素晴らしい。2人のやり取りが、ただの幼なじみから、信頼できる友人、それぞれの得意と度胸が頼りになる間柄にだんだんと変わっていくのが面白い。そして事件を通じて最高のバディになっていく。会話の端々にお互いの身を案ずる気持ちや、嫉妬、イライラが織り込まれて、ハッピーエンドに結びつく。クリスティ作品のラストはモヤっとして終わることが圧倒的に多いけれど、爽やかな幕切れが晴れやか。3話の謎解きは、ちょっと駆け足でモヤっとではあるのだが。

ルーシー・ボーイントンのファッションとお高くとまらないお嬢さま感がとにかくカッコいい。彼女ファンなら観て損はない。



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悪魔が来りて笛を吹く(2018年・ドラマ版)

2023-10-11 | テレビ・アニメ


犬神家の一族」で吉岡秀隆の金田一耕助がちょっと気に入った。2018年の本作をタイミングよく再放送してくれたのは嬉しい限り。これ見逃していたし、原作も読んだことないし、西田敏行が金田一耕助を演じた映画版も観ていないのだ。恥ずかしながら、ストーリーに触れるのは今回が初めて。

うっわー…😨
こんな話だったのか。

華族制度が終わろうとしている頃。モンタージュ写真で残虐な事件の犯人とされた元子爵が自殺。何故死を選ばねばならなかったのか、娘が真相に迫ろうと金田一耕助に助けを求める。怪しげな人間関係から忌まわしい過去が見えてくる。

派手な殺害現場やトリックが出てくる訳ではない。確かに前半には密室殺人こそ出てくるけれど、それは一つのエピソードにすぎない。今起きている出来事を解き明かすだけでなく、過去にいったい何があったのかを紐解く謎解きが、本当のクライマックスになっている。他の作品とは違って犯人が解き明かされてからが見ものになっているのが面白い。

吉岡秀隆の金田一耕助を見るのは「犬神家」に続いて2回目。解決してから思い悩んだり、相手を気遣う優しさは好印象。倍賞美津子の大家さんがいい存在。

それにしても後味悪い。ラストの筒井真理子がめちゃくちゃ怖かった…😰。それだけうまい役者だと再認識。倉科カナのはすっぱな役柄、予想外によかった。
悪魔が来りて笛を吹く

悪魔が来りて笛を吹く

東京の元華族の屋敷を舞台にしたミステリー。過去6回にわたって映像化されたゴシック・ホラー・テイストあふれる人気作。銀座の宝石店で殺人事件が発生。容疑者とされた...

悪魔が来りて笛を吹く - NHK

 

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