
私は、フローリング販売の仕事と共に、ご婦人方御用達の
アジアン衣料と雑貨のお店、というのをやっている。
ご婦人と言っても、結してセレブの方々などではなく、
ただの、おばちゃん相手である。
お店なんぞをやっていると、毎日、実にいろいろな人達がやって来る。
お客さんと呼べる人が、ほとんどではあるが、中にはとんでもない人もいる。
以下は、その一部である。
自分は声楽家だといって、大声でアカペラで歌を唄う人。(確かにうまかった。)
まけろと言って、強引にお金だけ置いて逃げ去った人。 (やや犯罪である。)
およそ20着、試着した人。 (そして買わなかった。)
まだまだあるが、中でも最も辛かったのが、4時間程、ひたすらしゃべりまくり
何も買わず、帰り際に一言。「あなたも、時間潰せてよかったでしょ」。
あんまりである。
私は、話し相手がほしくて店をやっているわけではないし、
あなたのホームヘルパーでもない。なぜ、見知らぬ人の
息子自慢に嫁の悪口、そして乙女時代から今に至るまでの話を
4時間も聞かなければいけないのか?
これには一瞬、殺意すら覚えたが、笑って送り出した。
まったく、近頃のおばちゃんは、困った生き物である。

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