雑誌、「旅行人」が休刊する。
今月号が最後となるそうだ。かつて、90年代は月刊誌だったこともある。
その後、季刊誌になり、一時、休刊したものの、その後は年に2回ほど
発行されていたのだが、このたび、雑誌としては廃刊となるとのこと。
理由は、編集長である蔵前さんの体力的な問題とのことだとか。蔵前氏
はまだ55歳であるが、編集からデザインなどすべてを1人でこなすスタ
イルでは、年齢的に限界と言われれば、それはそうだろうとも思う。
社員は奥さんを含めても3人でやっていたそうだ。
私が「旅行人」を知ったのは、確か「ゴーゴーアジア」だったと思う。
この本の初版は1988年だが、私が読んだのは、たぶん1993年頃だったか、
その頃から「旅行人」本誌を購読し始め、その後、3年間くらいは熱心に
読んでいたものである。
90年代は、おそらく日本人バックパッカーがもっとも数多く旅した時代で
はないだろうか。「旅行人」の黄金時代も、おそらくは90年代だろう。
しかし、あまりに長い不況のせいなのか、日本人の気持ちが内向きになった
のか、2000年代になるとバックパッカーは減り始める。
「旅行人」の企画がつまらなくなり、停滞をしはじめたのも2000年頃だと
言われている。さらにネットが普及し始め、旅行の情報はネットで簡単に
得られるようになり、旅行雑誌自体が衰退しはじめた。
今後、「旅行人」は書籍の出版のみを続けるという。書籍の零細出版社は
日本に多数あるので、その一つになるのだろう。
「旅行人」の前身である「遊星通信」が生まれたのは1980年代である。
また、それはバックパッカーという言葉が日本で普及しはじめた時代でもある。
しかし、すでにその「バックパッカー」という言葉も、時代遅れにさえなり
つつあるような気がしている。
そういう意味では「旅行人」の休刊は、一つの旅の時代の終焉なのかも知れ
ない。
今月号が最後となるそうだ。かつて、90年代は月刊誌だったこともある。
その後、季刊誌になり、一時、休刊したものの、その後は年に2回ほど
発行されていたのだが、このたび、雑誌としては廃刊となるとのこと。
理由は、編集長である蔵前さんの体力的な問題とのことだとか。蔵前氏
はまだ55歳であるが、編集からデザインなどすべてを1人でこなすスタ
イルでは、年齢的に限界と言われれば、それはそうだろうとも思う。
社員は奥さんを含めても3人でやっていたそうだ。
私が「旅行人」を知ったのは、確か「ゴーゴーアジア」だったと思う。
この本の初版は1988年だが、私が読んだのは、たぶん1993年頃だったか、
その頃から「旅行人」本誌を購読し始め、その後、3年間くらいは熱心に
読んでいたものである。
90年代は、おそらく日本人バックパッカーがもっとも数多く旅した時代で
はないだろうか。「旅行人」の黄金時代も、おそらくは90年代だろう。
しかし、あまりに長い不況のせいなのか、日本人の気持ちが内向きになった
のか、2000年代になるとバックパッカーは減り始める。
「旅行人」の企画がつまらなくなり、停滞をしはじめたのも2000年頃だと
言われている。さらにネットが普及し始め、旅行の情報はネットで簡単に
得られるようになり、旅行雑誌自体が衰退しはじめた。
今後、「旅行人」は書籍の出版のみを続けるという。書籍の零細出版社は
日本に多数あるので、その一つになるのだろう。
「旅行人」の前身である「遊星通信」が生まれたのは1980年代である。
また、それはバックパッカーという言葉が日本で普及しはじめた時代でもある。
しかし、すでにその「バックパッカー」という言葉も、時代遅れにさえなり
つつあるような気がしている。
そういう意味では「旅行人」の休刊は、一つの旅の時代の終焉なのかも知れ
ない。
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