ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

外国へ行け!

2020-09-10 21:37:16 | 時事(国内)
有名人が大麻で捕まるたびに出てくる「大麻合法化」議論。

合法化の波が世界で広がっていく中、日本では頑なに危険で恐ろしい薬物なので絶対ダメという国の方向性は一向に変わっていない。それでも以前より多少は議論の余地は出てきているという感じもする。ただし合法化を主張する人を「単純に大麻が好きだから、自分が吸いたいだけだろう…」的な見方をされるのは相変らずだと思う。まぁ正直なところ、いろいろな理屈を付けたところで本人が好きでなければ「認めろ!」とはならないはずで、だからといって主張するのはダメというのもおかしい。合法化の主張は誰でもどんな理由でも自由なはずだ。

合法化を阻む、決定的な理由の一つに「ハードドラックへのゲートウェイになりうるから…」というのがある。どのくらいの確率でというデーターがあるのかもしれないし、実際に大麻から始まってより強い薬物へという人もいただろうとは思う。だがこれはあくまでも確率論や推論でしかない。しかも外国人のデーターではなく、日本人の正確なデーターが無ければ信憑性にも欠ける。これをベースにされては、現実的な議論はなかなか先には進まないだろう。

依存症の話も必ず出てくる。たばこや酒、カフェインとの比較が主にされるが、これ以外にも依存には様々なものがある。ギャンブルやゲーム、SNSにだってある。単に何かと比べて低いとか高いなどというのはあまり意味がない。どんなものでも依存度が増して日常生活に支障をきたせば、それは恐ろしいものとなってしまうからだ。

合法化のメリットは何があるのだろう?

税収アップ、反社への資金の流れを止める、大麻事業への雇用促進、大麻ツーリズムでインバウンド活性化などがあるのだろうけど、医療系の話は良くわからない。

結局のところ様々な意見があろうが、今の日本では合法化なんてどう考えても無理なんだろうと思う。仮に国民投票にかけても老人大国の日本では反対が過半数を上回るはずだ。それもこれも日本という国が、長い年月をかけて国民への大麻に関する危険で恐ろしい薬物というイメージをしっかり植え付けてしまったからに他ならない。国の作戦勝ちだろう。

いろんな団体もあるのだろうけれど、合法化に向けた政府を巻き込んだ議論ができるようになるには、まだまだ何十年もかかるような気がする。世代が変わり、日本の外国人定住率も増えて、価値観の多様性がもっと認められるようになって、それからなのかなと思う。

「吸いたい人は、外国へ行け!」

今はこれ以上でもこれ以下でもない。



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