隊長のブログ

中国上海に2003年12月から2008年1月まで駐在。趣味はヒップホップダンス、ジャズダンス、旅行、映画、スポーツ観戦。

本と雑誌 41冊 『上海の中国人、安倍総理はみんな嫌いだけど8割は日本文化中毒!』

2018年11月19日 | 本と雑誌

隊長が読んだ「本と雑誌」を紹介するシリーズの第41回は、『上海の中国人、安倍総理はみんな嫌いだけど8割は日本文化中毒!をお送りします。


帯書きは、“動画再生10億回!!中国一有名な日本人「ネットを通じ中国人は日本化されている!!」”。


著者の山下智博(ともひろ)氏は、1985年生まれ。北海道出身。2008年、大阪芸術大学卒業。札幌市教育文化会館職員を経て、2012年中国・上海市に移住。日本のサブカルチャーなどを紹介するネット情報バラエティ番組「紳士大概一分鐘」が人気を博し、作成した動画の再生回数は10億回を超える「中国で一番有名な日本人」。2017年、日中の摩擦を解消し、文化を通じて相互理解を進めるための会社「ぬるぬる」を設立。


目次:

第一章 なぜ上海だったのか

第二章 上海のリアル

第三章 日本文化を渇望する若者たち

第四章 これだけ違う日中の学生生活

第五章 知らなきゃマズイ!中国ネット事情

第六章 ネットから見えるこれからの日中関係


この本を読もうと思ったのは、『上海の中国人、安倍総理はみんな嫌いだけど8割は日本文化中毒!』という長い刺激的な本のタイトルに惹かれたのと、隊長が住んでいた頃から10年以上経った上海の文化を知りたかったからです。


山下智博氏、テレビ東京『未来世紀ジパング』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b7c5e0324ec87fe6040cc51defdaf275 で、紹介されたそうですが、残念ながらこの回は見逃しました。


そもそも日本のサブカルチャーの知識さえ乏しい隊長、中国のサブカルチャーの現状を読んで、驚きの連続でした。


隊長も、上海から帰任後も年に1~2回、中国各地を旅して、同国の変化を肌で感じていますが、若者の意識・文化は想像以上に変化しているのですね。


第六章“「中国人はマナーが悪い」への反応”の項では、頷きながら読んでいました。隊長が上海に住み始めた2004~5年頃は、地下鉄乗車のマナーに閉口していた⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/224467c8822f53e9f709768dcab1d02a のですが、今年5月に行った武漢⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e356af2238648dc7c3fde95e27684204 の地下鉄では、座っていた若者がお年寄りに席を譲る姿を見て、日本の若者よりマナーが良いと思ったものです。


この本が発行されてから1年。中国の若者の意識・文化は、さらに早いスピードで動いているのでしょう。


『上海の中国人、安倍総理はみんな嫌いだけど8割は日本文化中毒!』は、株式会社講談社の+α新書。発行日は、2017年11月22日。価格は、860円+税。

 


===「本と雑誌」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/dc30502bb229b843454e38b8994f9be0

1~25冊  省略

26冊 2017/3/19 『諺で考える日本人と中国人』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1f1dad80dfd1065eb243e2a08f6f25fc

27冊 2017/3/28 『地球の歩き方 中国』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bf64e21d7878240fce15b1470914ac6f

28冊 2017/4/17 『田原著「水の彼方~Double Mono~」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/43b469cdfe84a213638a7a47d58fcb89

29冊 2017/4/30 『邱永漢著「たいわん物語」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/448237a0279a9991426d7e2c89c14e8f

30冊 2017/5/27 『サン=テグジュペリ著「夜間飛行」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f71a38f366d7cb3d2f9210556865a792

31冊 2017/6/10 『るるぶ イタリア '17 ちいサイズ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8fd07900803a6cdfe70085b562a20298

32冊 2017/8/10 『八十日間世界一周』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c75e0f2fd594adf77545d2a35f9501ff

33冊 2017/8/28 『レオナルド・ダ・ヴィンチ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b435fa605fda003839cdeb7e61c2e4d

34冊 2017/9/18 『ルネサンス超入門』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/64ece681b5750e5855d15e681dd79fc0

35冊 2017/11/23『日本100名城めぐりの旅』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3adfccbb6d4f30113aaba407d0f42297

36冊 2018/2/3  『篠原ともえ「御朱印をはじめよう」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d1c8862364add0563c147d7f383bc13b

37冊 2018/2/11 『七福神の謎』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/55b58e54afffe373e69649d2c65cdddc

38冊 2018/3/17 『ん-日本語最後の謎に挑む』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4892698c255d0e922d4a5c8860453de3

39冊 2018/5/4  『司馬遼太郎「街道をゆく 本郷界隈」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/49ab040735f970ba1d3440835b38ccbc

40冊 2018/7/9  『香梅の門―桜田志士外伝―』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a7e483c1c14da2bae314b9728a1d1a47

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本と雑誌 40冊 『香梅の門―桜田志士外伝―』

2018年07月09日 | 本と雑誌

隊長が読んだ「本と雑誌」を紹介するシリーズの第40回は、『香梅の門―桜田志士外伝―をお送りします。


帯書きは、「幕末の世を憂い、安寧を求めたのは何処も同じ。水戸はなぜ同藩士同士で争わねばならなかったのか──。尊王攘夷を掲げて、一時は幕政の表舞台に立ち、最後の将軍・徳川慶喜を輩出しながら、急速に時代の波から消えていった水戸藩の軌跡を、桜田門外にて井伊大老を襲撃した広木松之助を通じて描く歴史ロマン」。


この本は、水戸に在住していた高校の同級生から頂きました。


著者の小貫和也(おぬきかずや)氏は、1939年生まれ。茨城県出身。横浜市在住。


NHK大河ドラマ「西郷どん」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/23d0cfdba09eebdb33af4923715060bc では、佐野史郎演じる井伊直弼が殺される「桜田門外の変」シーンが、わずか30秒足らずで終了し、話題となりました。


しかし、『香梅の門―桜田志士外伝―』では、襲撃側に加わった水戸藩の広木松之助の襲撃前後の葛藤を歴史的事実を踏まえ、丹念に描かれています。


幕末には、お寺が政治の裏舞台で重要な役割を果たしていたことを、改めて学びました。そして、今でも多くの寺院が、物語に登場した志士たちの墓を守って、後世にこの悲劇を伝えていることを知りました。


読み終えて、虚しさと同時にこの時代に起きた殺戮を“歴史の必然”として封じ込めてはいけないのだという思いが沸きました。


隊長が住む文京区には、水戸藩上屋敷跡地の「小石川後楽園」⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/085e5dae722af6a8ec88c994c5c592ba や、中屋敷跡地の東大農学部⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/981f8c378891c9f0de4b2ef528f1fe29 、志士たちが眠る寺院などがあります。


改めて、これらの地を訪れて、水戸藩の“悲劇”を追体験したいと思います。


『香梅の門―桜田志士外伝―』は、株式会社文芸社の文芸セレクション。発行日は、2016年9月15日。価格は、900円+税。

 


===「本と雑誌」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/dc30502bb229b843454e38b8994f9be0

1~25冊  省略

26冊 2017/3/19 『諺で考える日本人と中国人』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1f1dad80dfd1065eb243e2a08f6f25fc

27冊 2017/3/28 『地球の歩き方 中国』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bf64e21d7878240fce15b1470914ac6f

28冊 2017/4/17 『田原著「水の彼方~Double Mono~」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/43b469cdfe84a213638a7a47d58fcb89

29冊 2017/4/30 『邱永漢著「たいわん物語」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/448237a0279a9991426d7e2c89c14e8f

30冊 2017/5/27 『サン=テグジュペリ著「夜間飛行」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f71a38f366d7cb3d2f9210556865a792

31冊 2017/6/10 『るるぶ イタリア '17 ちいサイズ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8fd07900803a6cdfe70085b562a20298

32冊 2017/8/10 『八十日間世界一周』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c75e0f2fd594adf77545d2a35f9501ff

33冊 2017/8/28 『レオナルド・ダ・ヴィンチ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b435fa605fda003839cdeb7e61c2e4d

34冊 2017/9/18 『ルネサンス超入門』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/64ece681b5750e5855d15e681dd79fc0

35冊 2017/11/23『日本100名城めぐりの旅』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3adfccbb6d4f30113aaba407d0f42297

36冊 2018/2/3  『篠原ともえ「御朱印をはじめよう」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d1c8862364add0563c147d7f383bc13b

37冊 2018/2/11 『七福神の謎』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/55b58e54afffe373e69649d2c65cdddc

38冊 2018/3/17 『ん-日本語最後の謎に挑む』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4892698c255d0e922d4a5c8860453de3

39冊 2018/5/4  『司馬遼太郎「街道をゆく 本郷界隈」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/49ab040735f970ba1d3440835b38ccbc

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本と雑誌 39冊 『司馬遼太郎 「街道をゆく 本郷界隈」』

2018年05月04日 | 本と雑誌

隊長が読んだ「本と雑誌」を紹介するシリーズの第39回は、『司馬遼太郎街道をゆく 本郷界隈」』をお送りします。


作家・司馬遼太郎の『街道をゆく』は、「週刊朝日」の連載として1971年に始まり、司馬さんが亡くなる1996年まで、25年にわたり続きました。


こうして残されたのが、書籍にして全43巻を数える大紀行『街道をゆく』です。


その第37巻目が、隊長の地元「本郷界隈」です。旅の時期は、1991年5月中旬、6月上旬、11月上旬。
  

構成は;

第一章  鴨がヒナを連れて
         この章では、森鴎外や東京大学の成り立ちを取り上げています。

第二章   縄文から弥生へ
         縄文時代の貝塚を発見した19世紀のアメリカ人、エドワード・S・モースのことなど。
     「弥生式土器発見の地」に関しては、こちらをご覧ください⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2839f0165062adf748ffb9c39d658fdd

第三章  加賀屋敷
     本郷の東大敷地が加賀藩の上屋敷だったことを改めて紹介しています。
     「赤門」をはじめ「東大の門」に関しては、こちらをご覧ください⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/780ae83bc27114fcd10db69f110a1817

第四章  〝古九谷〟と簪(かんざし)
     東大構内から〝古九谷〟と思われる古い陶磁器が出土したことなど。 

第五章  水道とクスノキ
     「本郷給水所公苑」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4fe9bdb9e7df0641759c2479d3a4aced
     樹齢約600年、高さ25メートル、直径3.3メートルに及ぶ「本郷の大楠」の紹介、など。

第七章  見返り坂
     享保年間に歯磨き粉の「乳香散」で繁盛した「かねやす」。「本郷もかねやすまでは江戸の内」と川柳に詠まれました。

現在は洋服店になっています。

 

第八章  藪下の道
      明治期には菊人形展でにぎわい、夏目漱石『三四郎』にも描かれた「団子坂」にまつわる話。 

第九章  根津権現
     今は、「つつじまつり」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/13ab6556ca46cbe05e5751a96ac40795 で賑わう「根津権現(根津神社)」について。 

第十章  郁文館
         私立校「郁文館中学校・高等学校」にまつわる話。 

第十一章 無縁坂
         森鴎外の小説「雁」に出てくる「無縁坂」のこと。 

第十二章 岩崎邸
         岩崎弥太郎と「旧岩崎邸庭園」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5729611c2651987ee1d05353d9aca0e2 

第十三章 からたち寺
        「からたち寺」と呼ばれた「麟祥院」⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/409bcc9fb53107fc6a5240f7b7e3c817

第十四章 湯島天神 ⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/87584188e1ce0a47fad76e5a475d696a     

第十五章 真砂町
         坪内逍遥。「真砂図書館」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fcbb21e9ffb2fd03b97f50c9145e57a9 のこと。

第十六章 給費生
         正岡子規について。 

第十七章 一葉
     樋口一葉のこと。その名は、炭団のように人が転がり落ちるからとも、炭団を商う人がいたからとも云われる「炭団坂」。 

第十八章 福山坂
     備後福山藩丸山中屋敷(江戸の藩邸)の藩校「誠之館(せいしかん)」。その後身が、隊長が卒業した小学校⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/afa2834577b65935d793b8f894b88d12 です。

第十九章 追分
         本郷の東京大学の西辺を北上している本郷通りと、旧白山通りが枝分かれしている分岐点が、江戸時代以来、追分といわれてきました。
     本郷通り沿いには、隊長が卒業した中学校⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/eb41553788cbd7cc28ec992ade640ceb が、旧白山通り沿いにはドラマのロケにも使用された「西片町教会」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/959bfb25b87bd966937a95d75447bf86 が、あります。

第二十章 水戸家
     本郷とその周辺に水戸徳川家の藩邸が二つありました。ひとつは、上屋敷跡地の「小石川後楽園」⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/085e5dae722af6a8ec88c994c5c592ba で、現東大農学部構内になった向ヶ岡の中屋敷です。

第二十一章 傘谷坂の雨
      現在の「サッカー通り」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3dab70818cdee20ffa66c2ad8c63b0bd の一部が、「傘谷坂(かさだにさか)」と呼ばれていました。

第二十二章 朱舜水
      「小石川後楽園」⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/085e5dae722af6a8ec88c994c5c592ba の造成にも関わった明の遣臣・朱舜水(しゅしゅんすい)。 

第二十三章 近藤重蔵
           西善寺に墓のある、北方探検家・近藤重蔵(1771~1829)について。

第二十四章 秋帆と洪庵
      本郷大円寺に墓のある、西洋砲術家・高島秋帆(1798~1866)と、高林寺に墓のある将軍の侍医(奥御医師)・緒方洪庵(1810~1863)について。

第二十五章 最上徳内
      蓮光寺に墓のある、北方探検家・最上徳内(1755~1836)について。

第二十六章 漱石と田舎
           小説「三四郎」と「坊ちゃん」から夏目漱石の都会(東京)感、田舎感の考察。

第二十七章 車中
      三四郎が郷里熊本から東大に進学するために上京する車中での出来事。

第二十八章 三四郎池
           江戸初期に造られた名庭園「育徳園」の池。漱石の小説「三四郎」にちなんで「三四郎池」と呼ばれるようになりました。


読了して感じた事:司馬遼太郎さんが旅をした1991年頃の「本郷界隈」は、2018年の今日でも大きな変化はありません。東京の他の街より、歴史の重みが、まだまだ残っている地域ではないでしょうか。


隊長が読んだ『街道をゆく 本郷界隈』は、朝日新聞社の朝日文芸文庫。発行日は、1996年7月1日。価格は、520円+税。


尚、この本に登場する舞台となる『湯島・上野の地図』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9fdabfdb3c1862b9510c1fe9ecfc6690

『本郷・東大前の地図』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/edb91db8e9d2ad38e4623ec3b984727c

『本郷・春日の地図』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/01350f793d004d68686db8f749544c32 です。

 

 

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1~25冊  省略

26冊 2017/3/19 『諺で考える日本人と中国人』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1f1dad80dfd1065eb243e2a08f6f25fc

27冊 2017/3/28 『地球の歩き方 中国』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bf64e21d7878240fce15b1470914ac6f

28冊 2017/4/17 『田原著「水の彼方~Double Mono~」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/43b469cdfe84a213638a7a47d58fcb89

29冊 2017/4/30 『邱永漢著「たいわん物語」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/448237a0279a9991426d7e2c89c14e8f

30冊 2017/5/27 『サン=テグジュペリ著「夜間飛行」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f71a38f366d7cb3d2f9210556865a792

31冊 2017/6/10 『るるぶ イタリア '17 ちいサイズ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8fd07900803a6cdfe70085b562a20298

32冊 2017/8/10 『八十日間世界一周』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c75e0f2fd594adf77545d2a35f9501ff

33冊 2017/8/28 『レオナルド・ダ・ヴィンチ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b435fa605fda003839cdeb7e61c2e4d

34冊 2017/9/18 『ルネサンス超入門』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/64ece681b5750e5855d15e681dd79fc0

35冊 2017/11/23『日本100名城めぐりの旅』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3adfccbb6d4f30113aaba407d0f42297

36冊 2018/2/3  『篠原ともえ「御朱印をはじめよう」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d1c8862364add0563c147d7f383bc13b

37冊 2018/2/11 『七福神の謎』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/55b58e54afffe373e69649d2c65cdddc

38冊 2018/3/17 『ん-日本語最後の謎に挑む』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4892698c255d0e922d4a5c8860453de3

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本と雑誌 38冊 『ん-日本語最後の謎に挑む』

2018年03月17日 | 本と雑誌

隊長が読んだ「本と雑誌」を紹介するシリーズの第38回は、『ん-日本語最後の謎に挑む』をお送りします。


日本語には大きな謎がある。母音でも子音でもなく、清音でも濁音でもない、単語としての意味を持たず、決して語頭には現れず、かつては存在しなかったという日本語「ん」。


「 ん」とは、一体何なのか?「ん」はいつ誕生し、どんな影響を日本語に与えてきたのか? 


空海、明覚、本居宣長、幸田露伴など碩学の研究と、日本語の歴史から「ん」誕生のミステリーを解き明かすのが、本書です。


著者の山口 謠司(ようじ)さんは、1963年生まれ。大東文化大学文学部准教授(中国文献学)。フランス国立高等研究院大学院に学ぶ。ケンブリッジ大学東洋学部共同研究員を経て、現職。


この本を読もうと思ったのは、2月24日に放送された『世界ふしぎ発見~超人空海 唐留学の謎に迫る~』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/586e1eb40ce625295f76b71c87fe51cf の中で紹介されたからです。


番組では、「ん」は、空海が中国から持ち帰ったと、山口さんと共に著書が登場しました。
  

構成は;

第一章 「ん」の不思議

第二章 「ん」の起源

第三章 「ん」と空海

第四章 天台宗と「ん」

第五章 サンスクリット語から庶民の言語へ

第七章 「ん」の謎に挑む

第八章 「ん」の文字はどこから現れたか

第九章 明治以降の「ん」研究

第十章 「ん」が支える日本の文化


最も興味を惹かれたのは、やはり第三章です。もともと、中国にもなかった、インドのサンスクリット語を起源とする「ん」を空海が持ち帰ったとする説です。


本書を読んで、日本語の奥深さと、日本語の仏教との関わり、日本と中国との文化・言語の関係、を改めて学びました。


言語学に関する本は、これまでに、『日本の「仕事の鬼」と中国の<酒鬼>』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ed3edee244cf65f41b5071bdc4bae8ea


『外国人力士はなぜ日本語がうまいのか』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/36dd3aaf4ea07815f7db88ae141ab7aa


『諺で考える日本人と中国人』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1f1dad80dfd1065eb243e2a08f6f25fc 、などを読んできました。


このジャンルと、比較文化論の本には、興味があります。


『ん-日本語最後の謎に挑む』は、新潮社の新潮新書。発行日は、2010年2月20日。価格は、680円+税です。

 

 

===「本と雑誌」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/dc30502bb229b843454e38b8994f9be0

1~25冊  省略

26冊 2017/3/19 『諺で考える日本人と中国人』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1f1dad80dfd1065eb243e2a08f6f25fc

27冊 2017/3/28 『地球の歩き方 中国』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bf64e21d7878240fce15b1470914ac6f

28冊 2017/4/17 『田原著「水の彼方~Double Mono~」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/43b469cdfe84a213638a7a47d58fcb89

29冊 2017/4/30 『邱永漢著「たいわん物語」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/448237a0279a9991426d7e2c89c14e8f

30冊 2017/5/27 『サン=テグジュペリ著「夜間飛行」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f71a38f366d7cb3d2f9210556865a792

31冊 2017/6/10 『るるぶ イタリア '17 ちいサイズ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8fd07900803a6cdfe70085b562a20298

32冊 2017/8/10 『八十日間世界一周』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c75e0f2fd594adf77545d2a35f9501ff

33冊 2017/8/28 『レオナルド・ダ・ヴィンチ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b435fa605fda003839cdeb7e61c2e4d

34冊 2017/9/18 『ルネサンス超入門』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/64ece681b5750e5855d15e681dd79fc0

35冊 2017/11/23『日本100名城めぐりの旅』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3adfccbb6d4f30113aaba407d0f42297

36冊 2018/2/3  『篠原ともえ「御朱印をはじめよう」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d1c8862364add0563c147d7f383bc13b

37冊 2018/2/11 『七福神の謎』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/55b58e54afffe373e69649d2c65cdddc

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本と雑誌 37冊 『七福神の謎』

2018年02月11日 | 本と雑誌

 隊長が読んだ「本と雑誌」を紹介するシリーズの第37回は、『七福神(ひちふくじん)の謎』をお送りします。


『七福神』は、「恵比寿様(えびすさま)」、「大黒天(だいこくてん)」、「弁財天(べんざいてん)」、「毘沙門天(びしゃもんてん)」、「福禄寿(ふくろくじゅ)」、「寿老人(じゅろうじん)」、「布袋尊(ほていそん)」からなり、江戸中期から庶民の信仰の対象とされて来ました。


去年の11月に、突然、“御朱印巡り”に目覚め⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e23a591aa7b880a9e451c519dc5e14a5 、そこから派生した“七福神巡り”も始めました⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e6336cfa557a320ab98576b046fc1627


“七福神巡り”を始めたのに、七福神のことをよく知らず、また、中国や台湾を旅行した際に、“七福神の宝船”によく似た絵や像を見かけたことが何度かあったので、参考になる本がないかと探していたところに、本書を見つけました。


写真は、中国蓬莱市の「八仙祠」にて。


著者の武光誠さんは、1950年生まれ。東京大学大学院国史学科卒業、同大学院博士課程終了。比較文化的視点を用い、幅広く日本史、日本思想史を研究する一方で、長年にわたって執筆活動を行っています。


この本の構成は;

第一章 笑う門には福来る。七福神とはどんな神様なのか?

第二章 唯一の日本生まれの神様、恵比寿様

第三章 日印ハーフ? 七福神のリーダー、大黒天の謎

第四章 紅一点の弁財天は美女なのか?

第五章 武将が敬愛した毘沙門天

第六章 同一神なのか?寿老人と福禄寿の謎

第七章 布袋様は実在の人物

第八章 なぜ日本人は七福神が好きなのか

第九章 七福神の歴史

第十章 歴史上の人物と七福神


本書の冒頭で、七福神は次の様に説明されています;

恵比寿様:七福神の中で唯一の日本生まれの神様。日本神話に出てくる伊弉諾尊(いざなきのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)の間の子である蛭子命(ひるこのみこと)と、大国主命(おおくにぬしのみこと)の子の事代主命(ことしろぬしのみこと)が恵比寿様とされています。

大黒天:インドの神で、仏教に取り入れられた台所の神とされた仏。大国主命の別の姿ともされる。

弁財天:元々は、インドのサラスバティという水の神でしたが、仏教に取り入れられて知恵の仏とされた。宗像神社や厳島神社の祭神である市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)の別の姿ともされる。

福禄寿:中国で祭られた南極星の神。中国の泰山の山の神ともされる。

寿老人:中国で祭られた南極星の神で、道教の開祖である老子ともいわれる。

布袋尊:中国で九世紀後半から十世紀にかけて実在した禅僧。かれの没後、布袋尊は弥勒菩薩(みろくぼさつ)の化身とする信仰がつくられた。


この本を読んで、七人の神様はどこから来たのか、なぜ日本人に人気があるのか、どうして、祭られているのがお寺であったり、神社であったりするのか、などがわかりました。


本書では、“七福神の宝船の絵”は、古代の日本人は「幸福が海の果てから来る」という考え持っていて、徳川家康が狩野派の画家に描かせたことにより“七福神の宝船の絵”が江戸時代に庶民に広がったと書かれています。


しかし、隊長は、蓬莱市で知った八人の仙人が海を渡った「八仙過海」の物語が、“七福神の宝船の絵”のルーツになったのでは、と考えています。


『七福神の謎』の発行は、祥伝社。発行日は、2013年12月20日。価格は、590円+税です。

 

 

===「本と雑誌」バックナンバー ===
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1~25冊  省略

26冊 2017/3/19 『諺で考える日本人と中国人』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1f1dad80dfd1065eb243e2a08f6f25fc

27冊 2017/3/28 『地球の歩き方 中国』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bf64e21d7878240fce15b1470914ac6f

28冊 2017/4/17 『田原著「水の彼方~Double Mono~」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/43b469cdfe84a213638a7a47d58fcb89

29冊 2017/4/30 『邱永漢著「たいわん物語」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/448237a0279a9991426d7e2c89c14e8f

30冊 2017/5/27 『サン=テグジュペリ著「夜間飛行」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f71a38f366d7cb3d2f9210556865a792

31冊 2017/6/10 『るるぶ イタリア '17 ちいサイズ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8fd07900803a6cdfe70085b562a20298

32冊 2017/8/10 『八十日間世界一周』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c75e0f2fd594adf77545d2a35f9501ff

33冊 2017/8/28 『レオナルド・ダ・ヴィンチ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b435fa605fda003839cdeb7e61c2e4d

34冊 2017/9/18 『ルネサンス超入門』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/64ece681b5750e5855d15e681dd79fc0

35冊 2017/11/23『日本100名城めぐりの旅』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3adfccbb6d4f30113aaba407d0f42297

36冊 2018/2/3  『篠原ともえ「御朱印をはじめよう」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d1c8862364add0563c147d7f383bc13b

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