隊長のブログ

中国上海に2003年12月から2008年1月まで駐在。趣味はヒップホップダンス、ジャズダンス、旅行、映画、スポーツ観戦。

本と雑誌 52冊 『芥川竜之介紀行文集』

2020年06月25日 | 本と雑誌

隊長が読んだ「本と雑誌 」を紹介するシリーズの第52回は、『芥川竜之介紀行文集』をお送りします。




『芥川竜之介紀行文集』は、小説家・芥川龍之介(1892~1927年)の国内の旅行記と、中国紀行をまとめた紀行文集です。


本書は、岩波書店より、岩波文庫の体裁で発行されています。


編者は、横浜市立大学教授で、日本近代文学研究家の山田俊治(しゅんじ)氏。


収録順に;

国内旅行記は、「松江印象記」、「軍艦金剛航海記」、「京都日記」、「槍ヶ岳紀行」、「長崎」、「長崎小品」、「長崎日記」、「軽井沢日記」、「軽井沢」。

中国紀行は、「上海游記」、「江南游記」、「長江游記」、「北京日記抄」、「雑信一束」。

で、構成。


この本を読もうと思ったのは、昨年暮れに放送された松田龍平主演のドラマ『ストレンジャー~上海の芥川龍之介~』⇒
https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6ddf37a6b6cbcf572eb187efbe4d32bf の原案が、「上海游記」ほか、と表示されていたからです。


ページ数:394頁の内、国内旅行記は60頁弱、中国紀行は200頁余り、残りが編者による注釈と解説に費やされています。


実際、紀行文が書かれてからおよそ100年が経ち、知らない言葉や表現が多く、分からないことがあると注釈を参照し、読み進んでは、また注釈を頼りにしたりの繰り返し。同じ容量の文庫本を読むより三倍近く時間がかかりました。それでも、漢字は新字体、旧かなづないは原題仮名づかいに改められています。原文のままだったら、一頁を読むことさえ困難だったと思われます。


ここでは、中国紀行記の感想を述べたいと思います。


1921(大正10)年、当時29歳の芥川龍之介は、「大阪毎日新聞」の特派員として上海に渡ります。その後、旅程に従って書かれた中国各地の紀行文は、帰国後新聞に連載されます。従って、一章が新聞掲載一回分の長さとなっています。


テレビドラマと対比すると、当然のことながらドラマチックな要素が乏しく、芥川が見聞きした光景を、彼の視点で、文人らしく様々な文体でルポルタージュ風に、書き記しています。


例えば、ドラマでは、革命家・政治家との会談、関わりに時間を割いていますが、紀行文では誰それに会ったとの記述はありますが、具体的な内容は書かれていません。それは、執筆当時は微妙な日中の政治問題を遡上に上げにくい時勢だったからでしょう。


「上海游記」冒頭一章(回)「海上」:芥川は、上海に向かう船上で、「門司から船に乗れば、二昼夜経つか経たない内に、すぐもう上海に着いてしまう」と記しています。今では、飛行時間数時間の日本‐上海間ですが、二昼夜かかる船旅が、当時は短い時間だったのですね。


余談ですが、隊長は上海に4年2ヶ月駐在していました。離任する時は飛行機ではなく、上海から船に乗ってゆっくりと帰国したいと、在任中は常に思っていました。実際には、実行できなかったことを、今では悔やんでいます。


四章 第一瞥(下):「カッフェ(原文ママ)の入り口の側に、薔薇の花を売る婆さんがいる」と書かれています。隊長が、上海に住んでいた2004~5年頃には、夜の街中にお婆さんではなく、花を売る子供たちがいました。今の上海では、もう“花売り娘”は、いないでしょう。


九、十章「戯台(上・下)」:上海での京劇観劇体験を書いています。場所は北京ですが、同時代を描いたの映画『さらば、わが愛/覇王別姫』⇒
https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b8f2483904c252b83ad163625b9f1258 で観た、そのままの世界ですね。


十四章「罪悪」:「鴉片、阿片」と書かれています。アヘンを、鴉片とも表記することを初めて知りました。


十九章「日本人」: 芥川は、上海で咲いていた桜の花を見て「日本人は、兎に角海外に出ると、その八重たると一重たるとを問わず、桜の花さえ見る事が出来れば、忽(たちまち)幸福になる人種である」と述べています。

隊長も、上海に住んでいる頃は、毎週末になると「中山公園」や「魯迅公園」を訪れ、日本にいる時は殆ど関心がなかった桜の開花状況に、一喜一憂していたことを思い出しました。


子どものころから「西遊記」などの古典に親しんだ芥川にとって、中国は憧れの理想郷のはずでした。ところが、旅を続けるうちに中国や中国人を嫌いになり、「長江游記」第三回「廬山(ろざん)」では、木の枝に豚の死骸がぶら下がっているのを見て、「吊り下げる支那人も悪趣味なら、吊り下げられる豚も間が抜けている。所詮支那程下らない国は何処にもあるまい」とまで酷評しています。


中国紀行を、義務感で続けていると思われる記載もあります。「北京日記抄」の第一章(回)「雍和宮(ようわきゅう)」では、「北京名物の一つと言えば、紀行を書かされる必要上、義理にも一見せざるを可(べか)らず。我ながら御苦労千万なり」と、あからさまに語っています。


尚、隊長が読んだ『芥川竜之介紀行文集』の発行年月は、2017年8月。価格は、850円(+税)。




==「本と雑誌」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/dc30502bb229b843454e38b8994f9be0

1~40冊  省略

41冊 2018/11/18『上海の中国人、安倍総理はみんな嫌いだけど8割は日本文化中毒!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/caa4fb69631a759fae89a59a622711e8

42冊 2019/1/6  『SAKIMORI』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3b8d6573a2a3ca238ffcf715cfc16e4f

43冊 2019/1/28 『演劇とはなにか』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fb2b24afd8e949f1504e7d8a707b395e

44冊 2019/3/21 『林真理子「最終便に間に合えば」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ed2c3cc4f363616dac47d66a9155226

45冊 2019/4/29 『五木寛之「金沢あかり坂」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63df50584ec0b5be41f86c16edc4f711

46冊 2019/6/2  『沢田研二と阿久悠、その時代』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/901be9ea36c2f3065af05e6dc904b6e2

47冊 2019/6/27 『男のきもの入門』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a90f9c9c43226a05d7ea4ec327a0cdce

48冊 2019/9/17 『森鴎外「山椒大夫・高瀬舟」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/32860159f6891be24292c3c88c96692a

49冊 2019/12/11『日本100名城公式ガイドブック』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6e1840d977276b15115b18a3d42fa05a

50冊 2020/2/5  『虎とバット―阪神タイガースの社会人類学―』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8f69b34551bad87fe268e663a7653cef

51冊 2020/4/4  『池波正太郎 「男の作法」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/945a81aa7409b9ecefbf75361d165c6d
 

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本と雑誌 51冊 『池波正太郎 「男の作法」』

2020年04月04日 | 本と雑誌

隊長が読んだ「本と雑誌 を紹介するシリーズの第51回は、『池波正太郎 男の作法』をお送りします。


『男の作法』は、東京浅草生れで、「鬼平犯科帳」などの時代物・歴史物作家として知られる池波正太郎(1923~1990年)のエッセイ集です。


本書は、1981年に「ごま書房」から発行され、後に「新潮文庫」に収録され、30年近く、読み継がれています。

カバーの装画(上記写真)も著者によるもの。


食通だった池波正太郎さんだけに食べ物に関する内容が多いのも特徴です。


例えば、「てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように揚げるそばからかぶりつくようにして食べなきゃ」と語りかけてくれます。


最近、巷では、グルメを売りにするタレントさんなどが多いですが、本当の意味のグルメとは、池波さんの様な人を言うのでしょうね。


その他、本書では、勘定、人事、組織、ネクタイ、日記、贈り物、小遣い、家具、酒、月給袋など百般にわたって、時代を超えた“男の常識”を語り、著者が読者に、さりげなく“男の生き方”を説いてくれます。


本書を読んで、戦前の浅草生まれで、豊富な人生経験を持つ、著者から“粋”を学ぶことが出来ました。また、これまでの人生で、いかに恥ずかしい行いをしていたか反省させられました。


巻末の解説で、作家の常盤新平さんが、「『男の作法』を、私はもっと若いころに読みたかったと思う。学生のころに、あるいは就職してまもないころに、読んでおきたかった」と書かれていますが、隊長も同じ気持ちです。


そんな風に思う人が多かったのでしょう。日本文芸社発行の「週刊漫画ゴラク」の4月3日号から、漫画化され連載されています。


尚、『男の作法』の発行は、新潮社。隊長が読んだ版の発行年月は、2014年3月。価格は、490円(+税)。

 


==「本と雑誌」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/dc30502bb229b843454e38b8994f9be0

1~35冊  省略

36冊 2018/2/3  『篠原ともえ「御朱印をはじめよう」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d1c8862364add0563c147d7f383bc13b

37冊 2018/2/11 『七福神の謎』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/55b58e54afffe373e69649d2c65cdddc

38冊 2018/3/17 『ん-日本語最後の謎に挑む』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4892698c255d0e922d4a5c8860453de3

39冊 2018/5/4  『司馬遼太郎「街道をゆく 本郷界隈」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/49ab040735f970ba1d3440835b38ccbc

40冊 2018/7/9  『香梅の門―桜田志士外伝―』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a7e483c1c14da2bae314b9728a1d1a47

41冊 2018/11/18『上海の中国人、安倍総理はみんな嫌いだけど8割は日本文化中毒!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/caa4fb69631a759fae89a59a622711e8

42冊 2019/1/6  『SAKIMORI』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3b8d6573a2a3ca238ffcf715cfc16e4f

43冊 2019/1/28 『演劇とはなにか』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fb2b24afd8e949f1504e7d8a707b395e

44冊 2019/3/21 『林真理子「最終便に間に合えば」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ed2c3cc4f363616dac47d66a9155226

45冊 2019/4/29 『五木寛之「金沢あかり坂」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63df50584ec0b5be41f86c16edc4f711

46冊 2019/6/2  『沢田研二と阿久悠、その時代』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/901be9ea36c2f3065af05e6dc904b6e2

47冊 2019/6/27 『男のきもの入門』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a90f9c9c43226a05d7ea4ec327a0cdce

48冊 2019/9/17 『森鴎外「山椒大夫・高瀬舟」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/32860159f6891be24292c3c88c96692a

49冊 2019/12/11『日本100名城公式ガイドブック』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6e1840d977276b15115b18a3d42fa05a

50冊 2020/2/5  『虎とバット―阪神タイガースの社会人類学―』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8f69b34551bad87fe268e663a7653cef

 

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「本と雑誌」 バックナンバー 一覧

2020年02月07日 | 本と雑誌

隊長が読んだ「本と雑誌 」を紹介するシリーズは、2月5日にアップした『虎とバット ―阪神タイガースの社会人類学―』で、50回を数えました。

そこで、第1回~50回までの一覧をリストにしましたので、ご参照下さい。

 

==「本と雑誌」バックナンバー  一覧==

1冊  2012/2/12 『飯田哲也著 1億3000万人の自然エネルギー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e8836d81a3cd82d1bfc3892c5f9b36b7

2冊  2012/7/26 『きれいが目覚める ベリーダンス』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7d54beca3506d54cf15d1145cf2f19c0

3冊  2012/9/12 『“正しい発音”で歌える! 韓流バラード』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/588b91c5c528b5587355dfe30cf0851c

4冊  2013/12/30『スイカに塩をかけるのって変ですか』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8eb5f1282c10bfead720ac9f30f0e038

5冊  2014/2/23 『地球の歩き方 ブラジル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ca73b0782e432177cbe657f02ad4104c

6冊  2014/3/6  『玉露園のこんぶ茶アイデアレシピ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9159c5e76b3dd3cb64da7019499ee3d6

7冊  2014/11/15『日本のビール 面白ヒストリー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b9ef4596467913d15de6e62afa954110

8冊  2015/3/5  『オレとО・N』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1e7ca0c0fdffac35a646534430a0abc4

9冊  2015/6/19 『日本の「仕事の鬼」と中国の<酒鬼>』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ed3edee244cf65f41b5071bdc4bae8ea

10冊 2015/9/2  『島耕作の中国ビジネス最前線』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6df82c2084a6ea9760a0a9c93eada5f1

11冊 2015/11/18『佐藤優著「知」の読書術』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9179ebc54e023ce1b5e4efd611f764bb

12冊 2015/12/9 『蝶野正洋著 プロレスに復活はあるのか』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/abe691bc3a689e9c47e5efeda9014204

13冊 2015/12/21『外国人力士はなぜ日本語がうまいのか』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/36dd3aaf4ea07815f7db88ae141ab7aa

14冊 2016/2/21 『絵本「世界がもし100人の村だったら」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/acc9866eaa55ea4162977a71eb3b5b71

15冊 2016/3/14 『自分がわかる!相手がわかる!使える!心理学』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0b31c00738f2ba9342a9dc715601d26e

16冊 2016/4/28 『絵本「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/29973ce102c830e434a3d5254a8a234c

17冊 2016/5/22 『小泉武夫監修 日本酒百味百題』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/024f1e4cffac057d1640cfa975c60eea

18冊 2016/8/19 『清川虹子「恋して泣いて芝居して」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7d376a06bdbc7339cdd9895dfa4e8e22

19冊 2016/10/22『四方田犬彦著「李香蘭と原節子」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c480053b386de9398f64f43167273f0d

20冊 2016/11/22『有吉佐和子著「紀ノ川」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/504131fd665c00b7ee0e8f8b28dd1003

21冊 2016/12/7 『テレサ・テンが見た夢』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/003c34225930ed81542e35caf5ec30fc

22冊 2016/12/22『カクテル・ハンドブック』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a1f052d9bc97050f8418a8e12a5f4849

23冊 2017/1/12 『高倉健著「少年時代」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4243287003a72879856b54f7fd572ada

24冊 2017/2/9  『絵本「星の王子さま」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/10551068b08e5edb57b0be02773b31a1

25冊 2017/3/9  『瞳みのる「老虎再来」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4f839d9bbe229dc378239e5811877561

26冊 2017/3/19 『諺で考える日本人と中国人』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1f1dad80dfd1065eb243e2a08f6f25fc

27冊 2017/3/28 『地球の歩き方 中国』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bf64e21d7878240fce15b1470914ac6f

28冊 2017/4/17 『田原著「水の彼方~Double Mono~」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/43b469cdfe84a213638a7a47d58fcb89

29冊 2017/4/30 『邱永漢著「たいわん物語」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/448237a0279a9991426d7e2c89c14e8f

30冊 2017/5/27 『サン=テグジュペリ著「夜間飛行」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f71a38f366d7cb3d2f9210556865a792

31冊 2017/6/10 『るるぶ イタリア '17 ちいサイズ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8fd07900803a6cdfe70085b562a20298

32冊 2017/8/10 『八十日間世界一周』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c75e0f2fd594adf77545d2a35f9501ff

33冊 2017/8/28 『レオナルド・ダ・ヴィンチ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b435fa605fda003839cdeb7e61c2e4d

34冊 2017/9/18 『ルネサンス超入門』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/64ece681b5750e5855d15e681dd79fc0

35冊 2017/11/23『日本100名城めぐりの旅』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3adfccbb6d4f30113aaba407d0f42297

36冊 2018/2/3  『篠原ともえ「御朱印をはじめよう」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d1c8862364add0563c147d7f383bc13b

37冊 2018/2/11 『七福神の謎』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/55b58e54afffe373e69649d2c65cdddc

38冊 2018/3/17 『ん-日本語最後の謎に挑む』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4892698c255d0e922d4a5c8860453de3

39冊 2018/5/4  『司馬遼太郎「街道をゆく 本郷界隈」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/49ab040735f970ba1d3440835b38ccbc

40冊 2018/7/9  『香梅の門―桜田志士外伝―』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a7e483c1c14da2bae314b9728a1d1a47

41冊 2018/11/18『上海の中国人、安倍総理はみんな嫌いだけど8割は日本文化中毒!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/caa4fb69631a759fae89a59a622711e8

42冊 2019/1/6  『SAKIMORI』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3b8d6573a2a3ca238ffcf715cfc16e4f

43冊 2019/1/28 『演劇とはなにか』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fb2b24afd8e949f1504e7d8a707b395e

44冊 2019/3/21 『林真理子「最終便に間に合えば」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ed2c3cc4f363616dac47d66a9155226

45冊 2019/4/29 『五木寛之「金沢あかり坂」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63df50584ec0b5be41f86c16edc4f711

46冊 2019/6/2  『沢田研二と阿久悠、その時代』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/901be9ea36c2f3065af05e6dc904b6e2

47冊 2019/6/27 『男のきもの入門』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a90f9c9c43226a05d7ea4ec327a0cdce

48冊 2019/9/17 『森鴎外「山椒大夫・高瀬舟」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/32860159f6891be24292c3c88c96692a

49冊 2019/12/11『日本100名城公式ガイドブック』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6e1840d977276b15115b18a3d42fa05a

50冊 2020/2/5  『虎とバット―阪神タイガースの社会人類学―』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8f69b34551bad87fe268e663a7653cef

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本と雑誌 50冊 『虎とバット ―阪神タイガースの社会人類学―』

2020年02月05日 | 本と雑誌

隊長が読んだ「本と雑誌 」を紹介するシリーズの第50回は、『虎とバット ―阪神タイガースの社会人類学―』をお送りします。


『虎とバット ―阪神タイガースの社会人類学―』は、アメリカの名門、イェール大学の教授で、社会人類学者のウィリアム・W・ケリー(William W.Kelly)が、「阪神タイガース」という、関西で圧倒的な人気を誇るプロ野球  球団について、フィールドワークを重ねて記した書です。訳者は、おもにスポーツ関連の記事と書籍の翻訳を手掛ける高崎拓哉。


この本に興味も持ったのは、もちろん、隊長がタイガースファンだからです。本書は、なぜ阪神タイガースは多くのファンに愛され続けているのか? その理由を、社会人類学的、民俗学的見地から著者が分析しています。


原題の「The Sportsworld of the Hanshin Tigers」が、『虎とバット』という書名になったのは、アメリカ人作家・ロバート・ホワイティングによって、日米野球の違いを論考した『菊とバット』から来ているのでしょうね。また、『菊とバット』のタイトル自体、米国の文化人類学者・ルース・ベネディクトによる、日本の文化を説明した『菊と刀』を意識したに違いありません。


目次:

日本語版の刊行に寄せて

謝辞

第1章 阪神タイガースの野球とは

第2章 タイガース野球のリズム ── スタジアムとシーズン

第3章 グラウンドの選手たち ── ルーキーからベテランまで

第4章 ダグアウトにて ── 監督とコーチ

第5章 オフィスの内情 ── フロントと親会社

第6章 スタンドの観客たち ── ディープなファンとライトなファン

第7章 プレス席の中 ── スポーツ日刊紙と主流メディア

第8章 教育としての野球、娯楽としての野球

第9章 職場のメロドラマと二番手のコンプレックス

第10章 変わりゆくスポーツワールド ── 現在の阪神タイガース

リサーチと執筆に関する覚え書き

参考文献


本書には、阪神ファンとして常識なことを改めて説明されたのと、米国人によるこんな見方があるのかと感心させられたことの両方がありました。しかし、ファンの立場で言うと、タイガースを社会人類学的、民俗学的見地で分析されようと、好きな事実に勝るものはないと思ってしまいます。


『虎とバット―阪神タイガースの社会人類学―』の発行は、ダイヤモンド社。発行年月は、2019年6月。価格は、1,800円(+税)。


尚、「隊長のブログ」では、阪神タイガースに関する記事を、『猛虎通信』の題名で投稿しています。詳細は、こちらをご覧下さい⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/4aa91a87a04eacbc3c2222df6065bd1d

 


==「本と雑誌」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/dc30502bb229b843454e38b8994f9be0

1~35冊  省略

36冊 2018/2/3  『篠原ともえ「御朱印をはじめよう」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d1c8862364add0563c147d7f383bc13b

37冊 2018/2/11 『七福神の謎』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/55b58e54afffe373e69649d2c65cdddc

38冊 2018/3/17 『ん-日本語最後の謎に挑む』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4892698c255d0e922d4a5c8860453de3

39冊 2018/5/4  『司馬遼太郎「街道をゆく 本郷界隈」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/49ab040735f970ba1d3440835b38ccbc

40冊 2018/7/9  『香梅の門―桜田志士外伝―』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a7e483c1c14da2bae314b9728a1d1a47

41冊 2018/11/18『上海の中国人、安倍総理はみんな嫌いだけど8割は日本文化中毒!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/caa4fb69631a759fae89a59a622711e8

42冊 2019/1/6  『SAKIMORI』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3b8d6573a2a3ca238ffcf715cfc16e4f

43冊 2019/1/28 『演劇とはなにか』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fb2b24afd8e949f1504e7d8a707b395e

44冊 2019/3/21 『林真理子「最終便に間に合えば」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ed2c3cc4f363616dac47d66a9155226

45冊 2019/4/29 『五木寛之「金沢あかり坂」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63df50584ec0b5be41f86c16edc4f711

46冊 2019/6/2  『沢田研二と阿久悠、その時代』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/901be9ea36c2f3065af05e6dc904b6e2

47冊 2019/6/27 『男のきもの入門』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a90f9c9c43226a05d7ea4ec327a0cdce

48冊 2019/9/17 『森鴎外「山椒大夫・高瀬舟」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/32860159f6891be24292c3c88c96692a

49冊 2019/12/11『日本100名城公式ガイドブック』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6e1840d977276b15115b18a3d42fa05a

 

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本と雑誌 49冊 『日本100名城公式ガイドブック』

2019年12月11日 | 本と雑誌

隊長が読んだ「本と雑誌 」を紹介するシリーズの第49回は、『日本100名城公式ガイドブック』をお送りします。


「日本100名城」とは、日本城郭協会が全国各地の名城探訪の手がかりとして 2006年に定めた日本の名城100選のことです。


城好きの従兄弟の影響で、隊長も旅行の際には、その土地にある「100名城」を必ず訪れる様になりました。


その際、参考にしていた書籍は、『日本100名城めぐりの旅』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3adfccbb6d4f30113aaba407d0f42297 です。けれども、この本は、100名城全てを紹介していないことと、スタンプ帳が付いていないことが不満でした。


城巡りの楽しみの一つに、そのお城のスタンプを押印することですが、そのスタンプ帳が付録として付いているのが、『日本100名城公式ガイドブック』です。

 

そこで、今年3月に本書を購入。切り離したスタンプ帳に、初めて押印したのが、「大阪城」⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5c5e3a2c1df695b88d46203213d61ef2 です。


スタンプ帳だけでなく、この本は詳細な城データのほか、100名城マップや、歴史、城の見方などの特集も充実しています。そして、文字も大きく読みやすく、写真はオールカラーです。


「100名城」を訪れる際の強い味方になってくれています。


尚、隊長が、100名城の内、登城したことがあるのは、22城です。詳細は、こちらをご参照下さい⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/94b560090f0c90ce702887beceaacb97


『日本100名城公式ガイドブック』の発行は、(株) 学研プラス。価格は、1,500円(+税)。

 


===「本と雑誌」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/dc30502bb229b843454e38b8994f9be0

1~35冊  省略

36冊 2018/2/3  『篠原ともえ「御朱印をはじめよう」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d1c8862364add0563c147d7f383bc13b

37冊 2018/2/11 『七福神の謎』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/55b58e54afffe373e69649d2c65cdddc

38冊 2018/3/17 『ん-日本語最後の謎に挑む』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4892698c255d0e922d4a5c8860453de3

39冊 2018/5/4  『司馬遼太郎「街道をゆく 本郷界隈」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/49ab040735f970ba1d3440835b38ccbc

40冊 2018/7/9  『香梅の門―桜田志士外伝―』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a7e483c1c14da2bae314b9728a1d1a47

41冊 2018/11/18『上海の中国人、安倍総理はみんな嫌いだけど8割は日本文化中毒!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/caa4fb69631a759fae89a59a622711e8

42冊 2019/1/6  『SAKIMORI』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3b8d6573a2a3ca238ffcf715cfc16e4f

43冊 2019/1/28 『演劇とはなにか』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fb2b24afd8e949f1504e7d8a707b395e

44冊 2019/3/21 『林真理子「最終便に間に合えば」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ed2c3cc4f363616dac47d66a9155226

45冊 2019/4/29 『五木寛之「金沢あかり坂」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63df50584ec0b5be41f86c16edc4f711

46冊 2019/6/2  『沢田研二と阿久悠、その時代』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/901be9ea36c2f3065af05e6dc904b6e2

47冊 2019/6/27 『男のきもの入門』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a90f9c9c43226a05d7ea4ec327a0cdce

48冊 2019/9/17 『森鴎外「山椒大夫・高瀬舟」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/32860159f6891be24292c3c88c96692a

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