隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

映画 Film283 『ガントレット』

2025年02月07日 | 映画

隊長が、これまでに鑑賞した「映画」を紹介するシリーズの第283作品目は、『ガントレット』をお送りします。

 

 


『ガントレット』(原題: The Gauntlet)は、1977年12月21日公開(日本公開:1977年12月17日)のアメリカ映画。配給:ワーナー・ブラザース映画(Warner Bros.)。上映時間:109分。


本作品は、クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)が、監督・主演を務めたクライムアクション映画です。


尚、「隊長のブログ」では、クリント・イーストウッドの映画作品を、これで14本を紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい  。


題名の『ガントレット』とは、古い軍事的な刑罰「ガントレットの走行」から派生したもので、囚人が兵士の列の間を通り抜け、その間に攻撃を受けるというもの。この映画のクライマックスで、警官隊の銃撃により、主人公たちが同様の仕打ちを受けるシーンがあります。


脚本:マイケル・バトラー(Michael Butler)、デニス・シュリアック(Dennis Shryack)。


共演者:ソンドラ・ロック(Sondra Locke)、パット・ヒングル(Pat Hingle)、ウィリアム・プリンス(William Prince)、マイケル・カバナー(Michael Cavanaugh)、ほか。

 

 

あらすじ:アリゾナ州フェニックス市警察の警察官 ベン・ショックリー(C・イーストウッド)は、ある裁判の証人 ガス・マリー(ソンドラ・ロック)を、ラスベガスからフェニックスまで護送する様に命じられます。


ベンはガスを車に乗せ、ラスベガス空港に向かう途中、正体不明の何者かの襲撃を受けます。その後も、危険な目に合った二人は、飛行機ではなく、陸路でフェニックスに向かうことに。しかし途中でも、執拗な攻撃を受けます。


これらの襲撃は、事件の揉消しを謀る市警察幹部の仕業で、ついに彼らと対決をすることになりますが。。。

 

 

感想:腐敗した警察幹部に、C・イーストウッドが演じる主人公が、傷だらけになりながら向かうと言う、「ダーティハリー」シリーズ  のテイストを感じさせる作品です。


途中でハイジャックしたバスに、ベンとガスが乗り込みんだバスを鉄板で覆い、フェニックス市内の裁判所に向かい、警官隊から一斉射撃を受けるラストシーンは、あまりにも鮮烈な印象からか、オマージュした映画・ドラマが世界中で作られています。

 

 


2023年7月期のドラマ  『VIVANT(ヴィヴァン)』  第1話で、主人公たちが装甲トラックで、日本大使館に逃げ込むシーンも、その一つでしょう。

 

 

 

 

 

==「映画」バックナンバー =
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f
Film1~270 省略

Film271  2023/8/2  『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』 

Film272  2023/8/21 『涙そうそう』 

Film273  2023/8/30  『忠臣蔵 (昭和33年)』

Film274  2023/9/8  『こんにちは、母さん』

Film275  2023/10/7 『ベニスに死す』

Film276  2023/11/22  『トゥームレイダー』

Film277  2024/2/8   『ルーキー』 

Film278  2024/4/24 『南極物語』

Film279  2024/7/12 『2046』 

Film280  2024/9/17 『小川の辺』 

Film281  2024/10/15 『あの頃、君を追いかけた』 

Film282  2024/12/12 『ごろつき

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「クリント・イーストウッド 作品」 記事一覧

2025年02月07日 | 映画

米国映画界の珠玉:クリント・イーストウッド(Clint Eastwood《本名:Clinton Eastwood Jr.》)は、1930年5月31日にカリフォルニア州サンフランシスコで生まれました。2025年2月現在、94歳です。




 

高校卒業後、職を転々としたあと陸軍に入隊、除隊後に映画界入り。いくつかの映画・ドラマで端役を経験し、1959年に放送開始した西部劇ドラマ「ローハイド」で一躍注目されます。同ドラマは、日本でも放送され、人気者に。


1964~67年にかけて、イタリアでマカロニ・ウエスタン「荒野の用心棒」などに出演。

 


(「荒野の用心棒」出演時)

その後ハリウッドに戻り、1971年「ダーティハリー」の大ヒットで、トップスターになりました。

 

「ダーティーハリー」は、シリーズ化され、1988年公開の「ダーティハリー5」まで続編が製作されました。

 



1971年には、「恐怖のメロディ」で、監督デビュー。

 

2022年1月14日には、監督デビュー 50周年記念作品の 『クライ・マッチョ』が、日本で公開されました。

 

 

これまでに、俳優・監督・製作として数多くの映画に関わり、各映画賞も多数受賞しています。


そんなクリント・イーストウッドさんの映画作品を、「隊長のブログ」では、14本を紹介しています。


詳細は、下記の記事一覧をご参照下さい。



== 「クリント・イーストウッド 作品」 記事一覧 (日本公開年順) ==

1.  1967年 『夕陽のガンマン』 主演  

2.  1974年 『ダーティーハリー2』 主演 

3.  1977年 『ガントレット』 監督・主演  

4.  1979年 『アルカトラズからの脱出』 主演 

5.  1991年 『ルーキー』 監督・主演

6.  1993年 『ザ・シークレット・サービス』 主演

7.  2005年 『ミリオンダラー・ベイビー』 監督・音楽・出演

8.  2009年『チェンジリング』  監督・製作・音楽

9.  2009年 『グラン・トリノ』 監督・主演・製作 

10.  2012年『人生の特等席』  主演・製作  

11.  2014年『ジャージー・ボーイズ』  監督  

12.  2016年『ハドソン川の奇跡』  監督・製作  

13.  2019年 『運び屋』 監督・主演 

14.  2022年 『クライ・マッチョ』 監督・製作・主演 

コメント (1)
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映画 Film282 『ごろつき』

2024年12月12日 | 映画

隊長が、これまでに鑑賞した「映画」を紹介するシリーズの第282作品目は、『ごろつき』をお送りします。

 

 


高倉健 没後10年企画として、11月7日(木)~22日(金)に「丸の内TOEI」にて行われた、“没後10年 高倉健特集 銀幕での再会” で、『ごろつき』を観ました。


“没後10年 高倉健特集 銀幕での再会” では、10本の初デジタル上映作品を始め、19作品が上映されました。

 

 


『ごろつき』は、 1968年10月12日に公開された日本映画。配給会社:東映。上映時間:92分。


脚本:石松愛弘。


監督は、マキノ雅弘。


音楽:渡辺岳夫。


主演は、高倉健。


尚、「隊長のブログ」では、高倉健さんに関する記事を、これで28本を紹介したことになります。詳細は、こちらを覧下さい  。


共演者:菅原文太、吉村実子、三益愛子、沢村忠、渡辺文雄、八名信夫、人見きよし、金子信雄、石山健二郎、大木実、ほか。

 

 

あらすじ:勤めていた北九州の炭鉱が閉山となる予定を受け、東京へ出稼ぎに来た幼馴染の大場勇(高倉健)と山川一郎(菅原文太)。金も住む場所もない勇と一郎が、腹を空かせていたところ、おでん屋で、流しを仕切る的屋(てきや)の親方・浅川(石山健二郎)に、おでんを御馳走になります。


仕事を探していた二人は、勇はキックボクシングジムに住み込み、一郎は金持ちの家に住み込むことができました。ジムで下働きをしていた勇は、会長の沢田健三(大木実)に見込まれ、キックボクシングの練習をさせてもらえる様になりました。


練習試合でチャンピオンを倒した勇は、プロデビューの試合予定が決まります。ところが、勇と一郎が世話になった浅川が、地元一帯を仕切るヤクザの唐沢(渡辺文雄)に絡まれていることから、唐沢の子分たちも二人に絡み始め、ついには浅川と一郎が、唐沢の子分に殺されてしまいます。


怒りにかられた勇は、チャンピオンの座をかけた選手権試合を放棄して唐沢組に乗り込み、日本刀で唐沢らを皆殺しにしたのです。

 

 

鑑賞した映画館:本作品を鑑賞したのは、来夏に閉館すると発表された中央区銀座の「丸の内TOEI」。

 

 


同館が入居する「東映会館」は、株式会社東映の本社所在地でもあります。ビルの老朽化による再開発のための閉館で、2029年頃までにホテルなどが入る商業施設を跡地に建設するとのこと。

 

 


2スクリーンを備えた東映の直営劇場の同館ですが、“没後10年 高倉健特集 銀幕での再会” が行われたのは、地下にある「スクリーン2」。

 

 


階段を降り、“もぎり” を終えると、そこは健さんの世界が広がっていました。(ちなみに隊長は、紙チケットではなく、QRコード入場券でした)

 

 

 


数々の作品ポスター

 

 

 

 


だけでなく、貴重な生写真や、遺品も飾られていました。

 

 


「スクリーン2」の席数は、350。都心の一等地にあり、こんな重厚な感じのする映画館が無くなるのは、寂しい気持ちになります。

 

 

 

感想:初デジタル化された本作品を、小さな画面でなく大スクリーンで、しかも大好きな健さんの作品。92分の珠玉の時間でした。


ストーリー自体は、勧善懲悪のアウトロー映画で、単純なのですが、それを感じさせない作品でした。


また、本作品が上映された1968年に、健さんは九本の映画に出演するという多忙さでしたが、決して粗製乱造された作品ではありません。健さん始め、当時の映画人の矜持(きょうじ)でしょうね。


1964年の東京オリンピックの開催に備えて建設された「国立代々木競技場」周辺などで、ロケしたシーンには、当時の東京の様子が窺えて、興味深かったです。


キックボクシングの当時のチャンピオン沢村忠さんら、現役のキックボクサーも出演していましが、本作品に唯一、けちを付けるとしたら、勇が練習試合のリング上でチャンピオンを倒したシーンです。


クライマックスの勇が唐沢組に乗り込んだ乱闘シーンでの、健さんの殺陣はかっこ良いのですが、キックボクサーとしてリング上でのシーンが強そうに見えないのです。


これは、撮影技術の問題でしょう。試合シーンでは、俯瞰撮影が多用されていましたが、もっと多くアップで撮れば、迫力のあるキックボクシングに見えたでしょう。

 

 

最後になりますが、この映画が公開されてから56年が経ちました。高倉健さん以外にも、多くのスタッフ・出演者が、鬼籍に入られています;


マキノ雅弘、渡辺岳夫、大木実、三益愛子、沢村忠、渡辺文雄、人見きよし、金子信雄、石山健二郎、大木実、など(敬称略)。


亡くなられた皆さんのご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

 

 

==「映画」バックナンバー =
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f
Film1~270 省略

Film271  2023/8/2  『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』 

Film272  2023/8/21 『涙そうそう』 

Film273  2023/8/30  『忠臣蔵 (昭和33年)』

Film274  2023/9/8  『こんにちは、母さん』

Film275  2023/10/7 『ベニスに死す』

Film276  2023/11/22  『トゥームレイダー』

Film277  2024/2/8   『ルーキー』 

Film278  2024/4/24 『南極物語』

Film279  2024/7/12 『2046』 

Film280  2024/9/17 『小川の辺』 

Film281  2024/10/15 『あの頃、君を追いかけた』 

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「高倉健 出演作品・番組」 記事一覧

2024年12月12日 | 映画

昭和を代表する俳優の 高倉 健 《本名:小田剛一》 は、福岡県出身で、生年月日は昭和6年 (1931) 2月16日。愛称は、健さん。

 

 

昭和30年(1955)、東映ニューフェイス第2期生として東映へ入社。翌年、同社の「電光空手打ち」でデビューします。

 

昭和51年(1976)に東映を退社後は、同じくフリーになっていた降旗康男監督とコンビを組み、多くの名作を世に送り出してきました。

 

2005年2月、日中合作映画「単騎、千里を走る。」の製作発表で、降旗康男監督(右)、中国の張芸謀(チャン・イーモウ)監督(左)と、写真に納まる高倉健さん。

 

私生活では、1959年2月16日(高倉が28歳の誕生日の時)に、歌手の江利チエミさんと結婚しましたが、1971年9月に離婚しました。お子さんはいらっしゃいません。

 

 

60年以上に亘る俳優生活で、数多くの作品に出演されたきた高倉健さんは、平成26年(2014)11月10日に、お亡くなりになりました  。享年、83歳。

 

そんな高倉健さんに関する記事を、「隊長のブログ」では、これまでに28回アップしています。

 


詳細は、下記の記事一覧をご参照下さい。 

 

 

==「高倉健 作品・番組」 記事一覧 =

1.  1965年 レコード 『網走番外地』

2.  1966年 レコード 『唐獅子牡丹』

3.  1966年 映画 『網走番外地 南国の対決』  

4.  1968年 映画 『緋牡丹博徒』

5.  1968年 映画 『ごろつき』

6.  1974年 映画 『無宿 (やどなし) 』  

7.  1974年 映画 『ザ・ヤクザ』  

8.  1975年 映画 『新幹線大爆破』

9.  1976年 映画 『君よ憤怒の河を渉れ』  

10.  1977年 映画 『幸福の黄色いハンカチ』  

11.  1978年 映画 『野性の証明』

12.  1980年 映画 『遙かなる山の呼び声』

13.  1981年 映画 『駅 STATION』  

14.  1982年 映画 『海峡』  

15.  1983年 映画 『居酒屋兆治』  

16.  1983年 レコード 『時代遅れの酒場』

17.  1983年 映画 『南極物語』

18.  1985年  映画 『夜叉』  

19.  1989年  映画 『ブラック・レイン』  

20.  1992年 ドラマ 『チロルの挽歌』

21.  1993年 映画 『ミスター・ベースボール』

22.  1999年 映画 『鉄道員(ぽっぽや)』

23.  2001年映画  『ホタル』

24.  2005年  映画 『単騎、千里を走る。』  

25.  2012年  映画 『あなたへ』

26.  2014年11月  『訃報:高倉健さん』

27.  2016年 著書 『少年時代』

28.  2023年4月 ドキュメンタリー番組 『アナザーストーリーズ』

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「中井貴一 出演作品・番組」 記事一覧

2024年11月30日 | 映画

俳優・歌手の 中井 貴一 (きいち)《本名同じ》は、昭和のスター俳優・佐田啓二の長男(姉は女優の中井貴惠)として、昭和36年 (1961) 9月18日に生まれました。東京都世田谷区出身。2024年11月現在、63歳です。事務所は、OFFICE-NAKAI。

 

 


3歳の誕生日を目前にして、交通事故で父を亡くします。成蹊中学校・高等学校に進学し、成蹊大学経済学部を卒業。


1981年公開、松林監督の東宝映画「連合艦隊」で芸能界デビュー。同作品で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。


故・山田太一脚本の大ヒットドラマ、「ふぞろいの林檎たち」シリーズ(1983~97)で、お茶の間の人気者に。

 

(上段左から、柳沢慎吾、手塚理美、時任三郎。下段:石原真理子、中井貴一、中島唱子)

 

1988年度NHK大河ドラマ「武田信玄」では、主演を務めました。


以後、国内の映画・ドラマ・舞台出演だけではなく、2003年には中国で撮影された米中合作「ヘブン・アンド・アース 天地英雄」に出演。その経験を生かして全編中国語で臨んだ2006年の主演作「鳳凰 わが愛」では、プロデュースも手がけました。


日本アカデミー賞を始めてとして、国内各映画祭での受賞歴多数。重厚な役からコミカルな役まで、幅広い演技が魅力的な俳優です。

 

また、歌手としても、活動を行っています。最近では、テレビのバラエティー番組や、音楽番組にも積極的に出演しています。

 

(2022年5月トーク番組  『A-Studio+』)


そんな中井貴一さんが出演する作品・番組を、「隊長のブログ」では、14本を紹介しています。


詳細は、下記の記事一覧をご参照下さい。

 

 

==「中井貴一 出演作品・番組」 記事一覧 ==

1.  2001年5月公開 映画 『ホタル』

2.  2006年1月公開映画  『単騎、千里を走る。』

3.  2010年6月公開映画  『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』

4.  2016年10月公開映画 『グッドモーニングショー』

5.  2019年9月公開映画  『記憶にございません!』

6.  2020年10月期ドラマ 『共演NG』

7.  2021年6月バラエティー番組 『ぴったんこカン☆カン』 

8.  2022年2月 音楽番組  『MUSIC FAIR』

9.  2022年5月トーク番組  『A-Studio+』 

10.  2022年10月期ドラマ  『ザ・トラベルナース』

11.  2023年2月4日放送  『大河ドラマが生まれた日』

12.  2024年1月期ドラマ 『春になったら』

13.  2024年8月ドラマ  『母の待つ里』

14.  2024年10月期ドラマ  『ザ・トラベルナース 続編』  

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