隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

映画 Film278 『南極物語』

2024年04月24日 | 映画

隊長が、これまでに鑑賞した「映画」を紹介するシリーズの第278作品目は、『南極物語』をお送りします。

 

 


『南極物語』(英題: ANTARCTICA)は、 1983年7月23日に公開された日本映画です(日本以外では、アメリカ合衆国、フランス、西ドイツ、イタリア、オーストラリア、香港で公開)。配給会社は、日本ヘラルド映画、東宝、ほか。上映時間:145分。


脚本:野上龍雄、佐治乾、石堂淑朗、蔵原惟繕(くらはら これよし)。


監督は、蔵原惟繕。


音楽は、ギリシャのヴァンゲリス(シンセサイザー奏者・作曲家)。


ヴァンゲリスが音楽を担当した映画は、『炎のランナー』 を、取り上げています。


主演は、高倉健。


尚、「隊長のブログ」では、高倉健さんの出演作品を、これで27本を紹介したことになります。詳細は、こちらをご覧下さい  。


共演者:渡瀬恒彦、岡田英次、日下武史、神山繁、山村聰、夏目雅子、佐藤浩市、荻野目慶子、ほか。

 

あらすじ:悪天候に阻まれ、南極探検隊員の飼っていた15匹のカラフト犬が南極昭和基地に取り残されたという実話を基に、南極の厳しい環境の中、犬たちの生への奮闘と南極探検隊員たちの姿を壮大なスケールで描いた作品です。


1958年(昭和33年)2月、南極昭和基地での越冬隊の活動は、悪天候に阻まれため中止になり、犬係の潮田(高倉健)と越智(渡瀬恒彦)の要請も虚しく、越冬隊と行動を共にしてきた15匹のカラフト犬は極寒の地にやむなく置き去りとなってしまいます。。。

 

感想:二頭のカラフト犬・タロとジロが、過酷な状況下で、一年近くも生き永らえて、発見されたニュースは、当時の日本では、奇跡の物語として大きな注目を集めました。そして、本映画自体も公開当時歴代興行成績1位を記録しています。そんな映画をいつか観ようと思っていました。


オープニングから、ヴァンゲリスの重厚なシンセサイザーが流れ、劇中でも多用されます。そして、クレジット・タイトルには、シンセサイザー協力:日本楽器製造株式会社(現・ヤマハ)の文字が。


1980年代初め、ヴァンゲリスの音楽が、いかに世界中でもてはやされたかが、分かります。


CG技術が確立されていなかった当時なので、空撮映像が主流なのですが、危険な撮影環境の下、素晴らしい映像が撮れています。
 

取り残された犬たちが、鎖を解いて逃げ出した後、まるで野生を取り戻したかの様に雪原を駆け抜ける姿には、感動しました。


キャストでは、高倉健さん、渡瀬恒彦が、犬たちを置き去りにしてきた心の葛藤を、さすが見事に表現しています。


人間だけでなく、犬たちの演技力(?)も、見応えがありました。

 

最後になりますが、この映画が公開されてから20年が経ちました。多くスタッフ・出演者が、鬼籍に入られています;


蔵原惟繕、高倉健、渡瀬恒彦、岡田英次、日下武史、神山繁、山村聰、夏目雅子、など(敬称略)。


亡くなられた皆さんのご冥福をお祈りいたします。

 


 

 

==「映画」バックナンバー =
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f
Film1~265 省略

Film266 2023/6/3  『劇場版 奥様は、取り扱い注意』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/00b12d8b9e497667f223739375d7bf53

Film267 2023/6/26 『男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b82ac487cc77aa80d2ca313b8fc8da94

Film268 2023/6/30 『怪しい彼女』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9f4880700651f5a0dd2a73739bbc1ed0

Film269 2023/7/5  『花の生涯~梅蘭芳~』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e1df49eb7fcf19bb89cedb38912fe873

Film270 2023/7/10 『グラン・トリノ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8ae6da27e5e09ef2ba07ea99fbfc514e

Film271 2023/8/2  『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bddd6e6c4b208b05fdd08fcf0865dc30

Film272 2023/8/21 『涙そうそう』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3e87272dac5e83432751056c2093d639

Film273  2023/8/30  『忠臣蔵 (昭和33年)』

Film274  2023/9/8  『こんにちは、母さん』

Film275  2023/10/7 『ベニスに死す』

Film276  2023/11/22  『トゥームレイダー』

Film277  2024/2/8   『ルーキー』 

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「高倉健 出演作品・番組」 記事一覧

2024年04月23日 | 映画

昭和を代表する俳優の 高倉 健 《本名:小田剛一》 は、福岡県出身で、生年月日は昭和6年 (1931) 2月16日。愛称は、健さん。

 

 

昭和30年(1955)、東映ニューフェイス第2期生として東映へ入社。翌年、同社の「電光空手打ち」でデビューします。

 

昭和51年(1976)に東映を退社後は、同じくフリーになっていた降旗康男監督とコンビを組み、多くの名作を世に送り出してきました。

 

2005年2月、日中合作映画「単騎、千里を走る。」の製作発表で、降旗康男監督(右)、中国の張芸謀(チャン・イーモウ)監督(左)と、写真に納まる高倉健さん。

 

私生活では、1959年2月16日(高倉が28歳の誕生日の時)に、歌手の江利チエミさんと結婚しましたが、1971年9月に離婚しました。お子さんはいらっしゃいません。

 

 

60年以上に亘る俳優生活で、数多くの作品に出演されたきた高倉健さんは、平成26年(2014)11月10日に、お亡くなりになりました  。享年、83歳。

 

そんな高倉健さんに関する記事を、「隊長のブログ」では、これまでに27回アップしています。

 


詳細は、下記の記事一覧をご参照下さい。 

 

 

==「高倉健 作品・番組」 記事一覧 =

1.  1965年 レコード 『網走番外地』

2.  1966年 レコード 『唐獅子牡丹』

3.  1966年 映画 『網走番外地 南国の対決』  

4.  1968年 映画 『緋牡丹博徒』

5.  1974年 映画 『無宿 (やどなし) 』  

6.  1974年 映画 『ザ・ヤクザ』  

7.  1975年 映画 『新幹線大爆破』

8.  1976年 映画 『君よ憤怒の河を渉れ』  

9.  1977年 映画 『幸福の黄色いハンカチ』  

10.  1978年 映画 『野性の証明』

11.  1980年 映画 『遙かなる山の呼び声』

12.  1981年 映画 『駅 STATION』  

13.  1982年 映画 『海峡』  

14.  1983年 映画 『居酒屋兆治』  

15.  1983年 レコード 『時代遅れの酒場』

16.  1983年 映画 『南極物語』

17.  1985年  映画 『夜叉』  

18.  1989年  映画 『ブラック・レイン』  

19.  1992年 ドラマ 『チロルの挽歌』

20.  1993年 映画 『ミスター・ベースボール』

21.  1999年 映画 『鉄道員(ぽっぽや)』

22.  2001年映画  『ホタル』

23.  2005年  映画 『単騎、千里を走る。』  

24.  2012年  映画 『あなたへ』

25.  2014年11月  『訃報:高倉健さん』

26.  2016年 著書 『少年時代』

27.  2023年4月 ドキュメンタリー番組 『アナザーストーリーズ』

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「中井貴一 出演作品・番組」 記事一覧

2024年02月17日 | 映画

俳優・歌手の 中井 貴一 (きいち)《本名同じ》は、昭和のスター俳優・佐田啓二の長男(姉は女優の中井貴惠)として、昭和36年 (1961) 9月18日に生まれました。東京都世田谷区出身。2024年2月現在、62歳です。事務所は、OFFICE-NAKAI。

 

 


3歳の誕生日を目前にして、交通事故で父を亡くします。成蹊中学校・高等学校に進学し、成蹊大学経済学部を卒業。


1981年公開、松林監督の東宝映画「連合艦隊」で芸能界デビュー。同作品で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。


故・山田太一脚本の大ヒットドラマ、「ふぞろいの林檎たち」シリーズ(1983~97)で、お茶の間の人気者に。

 

(上段左から、柳沢慎吾、手塚理美、時任三郎。下段:石原真理子、中井貴一、中島唱子)

 

1988年度NHK大河ドラマ「武田信玄」では、主演を務めました。


以後、国内の映画・ドラマ・舞台出演だけではなく、2003年には中国で撮影された米中合作「ヘブン・アンド・アース 天地英雄」に出演。その経験を生かして全編中国語で臨んだ2006年の主演作「鳳凰 わが愛」では、プロデュースも手がけました。


日本アカデミー賞を始めてとして、国内各映画祭での受賞歴多数。重厚な役からコミカルな役まで、幅広い演技が魅力的な俳優です。

 

また、歌手としても、活動を行っています。最近では、テレビのバラエティー番組や、音楽番組にも積極的に出演しています。

 

(2022年5月トーク番組  『A-Studio+』)


そんな中井貴一さんが出演する作品・番組を、「隊長のブログ」では、12本を紹介しています。


詳細は、下記の記事一覧をご参照下さい。

 

 

==「中井貴一 出演作品・番組」 記事一覧 ==

1.  2001年5月公開 映画 『ホタル』

2.  2006年1月公開映画  『単騎、千里を走る。』

3.  2010年6月公開映画  『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』

4.  2016年10月公開映画 『グッドモーニングショー』

5.  2019年9月公開映画  『記憶にございません!』

6.  2020年10月期ドラマ 『共演NG』

7.  2021年6月バラエティー番組 『ぴったんこカン☆カン』 

8.  2022年2月 音楽番組  『MUSIC FAIR』

9.  2022年5月トーク番組  『A-Studio+』 

10.  2022年10月期ドラマ  『ザ・トラベルナース』

11.  2023年2月4日放送  『大河ドラマが生まれた日』

12.  2024年1月期ドラマ 『春になったら』

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「薬師丸ひろ子 出演作品・番組」 記事一覧

2024年02月15日 | 映画

女優・歌手の 薬師丸(やくしまる) ひろ子本名:薬師丸 博子(読み同じ)》は、東京都港区北青山出身で。生年月日は、昭和39年(1964)6月9日。2024年2月現在、59歳です。

 

 


1978年、中学一年生(13歳)の時に、高倉健主演・角川映画『野性の証明』で、女優デビューをします。劇中の彼女の台詞(セリフ)「お父さん、こわいよ! なにか来るよ。 大勢で、お父さんを殺しに来るよ!」は、TVCMで流され話題になりました。

 

 


1981年、17歳の時には、主演映画『セーラー服と機関銃』の同名の主題歌で、歌手活動も開始。

 

 


その後、映画の主演と主題歌の歌唱により『探偵物語』、 『メインテーマ』、 『Woman “Wの悲劇” より』、など数々のヒットを記録。


2000年代に入り、映画 『木更津キャッツアイ』、同 『ALWAYS 三丁目の夕日』、朝ドラ  『あまちゃん』、同 『エール』、連ドラ 『アンナチュラル』、同 『最愛』、など数多くの映画やドラマ出演を通じて、日本を代表する女優として高い評価を得ています。


2021年に、歌手活動40周年を迎え、精力的にコンサートや、『SONGS』、『The Covers』  などの、TV音楽番組に出演。大晦日には、『第72回NHK紅白歌合戦』にも出場しています。

 

(2021年11月25日放送 『SONGS』より)


そんな薬師丸ひろ子さんが出演する作品・番組を、「隊長のブログ」では、これまでに14本を紹介しています。


詳細は、下記の記事一覧をご参照下さい。

 


==「薬師丸ひろ子 出演作品・番組」 記事一覧 ==
 
1.  1978年10月公開映画 『野性の証明』

2.  1981年12月公開映画 『セーラー服と機関銃』

3.  2005年11月公開映画 『ALWAYS 三丁目の夕日』

4.  2013年度前期朝ドラ 『あまちゃん』

5.  2015年12月ドラマ   『赤めだか』(ナレーション)

6.  2018年1月期連ドラ  『アンナチュラル』

7.  2020年度前期朝ドラ 『エール』

8.  2021年10月期連ドラ『最愛』

9.  2021年11月音楽番組 『SONGS』 

10.  2021年12月31日 『第72回NHK紅白歌合戦』

11.  2021年12月音楽番組 『The Covers』

12.  2023年4月期ドラマ 『だが、情熱はある』

13.  2023年12月31日 『第74回NHK紅白歌合戦』

14.  2024年1月音楽番組 『The Covers』

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映画 Film277 『ルーキー』

2024年02月08日 | 映画

隊長が、これまでに鑑賞した「映画」を紹介するシリーズの第276作品目は、『ルーキー』をお送りします。

 

 


『ルーキー』(原題: The Rookie)は、1990年12月7日公開(日本公開:1991年2月15日)のアメリカ映画。配給:ワーナー・ブラザース(Warner Bros. Entertainment Inc.)。上映時間:121分。


本作は、クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)が、監督・主演を務めたクライムアクション映画です。


尚、「隊長のブログ」では、クリント・イーストウッドの映画作品を、これで13本を紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい  。


脚本:ボアズ・イェーキン(Boaz Yakin)、スコット・スピーゲル(Scott Spiegel)。


共演者は、チャーリー・シーン(Charlie Sheen)、ラウル・ジュリア(Raul Julia)、ソニア・ブラガ(Sônia Braga)、ほか。

 

あらすじ:自動車窃盗団のストロム(ラウル・ジュリア)逮捕に執念を燃やすベテラン刑事ニック(クリント・イーストウッド)。逮捕直前に相棒を殺され、復讐に燃える彼の元に新たに配属されてきたのは、新米 “ルーキー” 刑事のデーヴィッド(チャーリー・シーン)。

 

幼い頃の弟の事故死に責任を感じ、いざとなると弱気になる癖が出る彼でしたが、自分の不注意からニックが窃盗団のストロムらに、人質にとられるという事態が発生してしまいます。


ニックを救うべく、そして自らの過去に決着をつけるべく、デーヴィッドは敵地に乗り込みましたが。。。

 

感想:オープニングから派手なカーチェイスで、観る者を興奮させます。さらに、激しい銃撃戦が繰り広げられる、典型的なクライムアクションの連続です。


クリント・イーストウッドに取っては、1971年製作の『ダーティハリー』、1973年 『ダーティーハリー2』   、1977年『ガントレット』、 1988年『ダーティハリー5』と続く、悪を滅ぼすためには、暴力という手段も厭わない刑事という路線の延長の作品ですね。


当時60歳のクリント・イーストウッドと、25歳のチャーリー・シーンがバディを組むというのも、魅力です。


しかし、ニックが “ルーキー” のデーヴィッドに対して、手取り足取り指導をするのではなく、「俺の背中を見て育て」的な姿もいいですね。


ラウル・ジュリアと、ソニア・ブラガの悪役ぶりも際立っていて良かったです。

 

 

 

 

==「映画」バックナンバー =
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f
Film1~265 省略

Film266 2023/6/3  『劇場版 奥様は、取り扱い注意』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/00b12d8b9e497667f223739375d7bf53

Film267 2023/6/26 『男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b82ac487cc77aa80d2ca313b8fc8da94

Film268 2023/6/30 『怪しい彼女』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9f4880700651f5a0dd2a73739bbc1ed0

Film269 2023/7/5  『花の生涯~梅蘭芳~』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e1df49eb7fcf19bb89cedb38912fe873

Film270 2023/7/10 『グラン・トリノ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8ae6da27e5e09ef2ba07ea99fbfc514e

Film271 2023/8/2  『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bddd6e6c4b208b05fdd08fcf0865dc30

Film272 2023/8/21 『涙そうそう』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3e87272dac5e83432751056c2093d639

Film273  2023/8/30  『忠臣蔵 (昭和33年)』

Film274  2023/9/8  『こんにちは、母さん』

Film275  2023/10/7 『ベニスに死す』

Film276  2023/11/22  『トゥームレイダー』

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