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隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

テレビ Vol.643 『ドラマ 「晴れたらいいね」』

2025年04月26日 | テレビ番組

隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第643回は、『ドラマ 「晴れたらいいね』をお送りします。

 

 

『晴れたらいいね』は、テレビ東京開局60周年特別企画として、3月30日 (日) の21時からテレビ東京系列で放送された、スペシャルドラマです。


本作品は、現代の看護師が戦時中へタイムスリップ。本作のタイトルとなったDREAMS COME TRUEの『晴れたらいいね』を歌いながら、困難な状況を強く生き抜こうとする姿を描いた、“前向きになれる” 感動のヒューマンドラマです。


原作は、小説家で看護師の藤岡陽子による同名の小説。


脚本:岡田惠和(よしかず)。

 

尚、「隊長のブログ」では、岡田惠和さんの脚本および脚本監修作品を、これで13本を紹介したことになります。詳細は、こちらの一覧をご参照下さい

 

監督が、深川栄洋(よしひろ)。

 

主人公の現代から戦時中へタイムスリップする看護師・高橋紗穂(さほ)を演じるのは、永野芽郁。


永野芽郁さんが出演する作品・番組を、これで九本を紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい  。


共演者:芳根京子 、萩原利久、江口のりこ、稲垣吾郎、倍賞美津子、吉行和子、ほか。

 

 

あらすじ:令和6年夏。高橋紗穂(永野芽郁)は、墨田区桜丘病院に勤務する中堅の看護師です。有能ではあるが無力感に苛まれています。そんなある日、突然巨大地震が発生。病室の患者をかばった紗穂は意識を、失ってしまいます。


目が覚めるとそこはジャングルの中でした。助けてくれた陸軍看護婦・藤原美津(芳根京子)や、菅野富貴子(江口のりこ)、軍医・佐治誠(稲垣吾郎)から、ここが1945年戦時中のフィリピンだと聞かされます。


そんな過酷な状況でも、ドリカムの名曲「晴れたらいいね」を歌い、希望を捨てずに生き抜いていきます。。。

 

 

感想:現代から戦時下にタイムスリップした紗穂が、「戦争って、毎年8月になるとやるドラマでしか知らない」と言っていたのに、だんだんと戦争の厳しい現実に触れて、考え方が変わっていきます。


野戦病院での、手術道具も薬も満足になく、何度も洗って再利用しているのでうす汚れた包帯を巻いている傷病兵たちの姿。声高に反戦を唱えなくても、戦争の悲惨さが十分に伝わる深川栄洋さんの演出が見事です。


暗くなりがちなストーリーを、明るく希望が湧いてくる物語にした、岡田惠和さんの脚本は、さすがだと思いました。


現代も80年前の看護師も、理想の看護師はナイチンゲールと言うシーンも、看護師経験のある藤岡陽子さんの原作のままなのでしょうね。


テレビ東京開局60周年特別企画の名にに相応しい、良質なドラマになっています。


永野芽郁さんだけでなく、芳根京子さん、江口のり子さんと、他のドラマで主演をはれる俳優さんのキャスティングも、テレビ東京開局60周年特別企画だから出来たのでしょうね。


倍賞美津子、吉行和子さんのベテラン勢も存在感を出していました。


キャストで一番注目して観ていたのは、前線で負傷して野戦病院に運ばれた一等兵・今井章一朗を演じた萩原利久(りく)さん。

 

 

傷が完全に癒えないないまま再び前線に戻る時の紗穂との別れのシーンが良かったです。


フィリピンのジャングルの中を思わせるロケ地での撮影も臨場感がありました。


ただ一つ、注文をつけるとしたら、戦時中の看護師たちのメークです。顔は薄汚れているのに、口紅の色が目立っていました。リアリティを出すために、口紅は薄い色を使用した方が良かったのでは。

 

 

 

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