隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

ブラジル周遊記 12日目 『マナウス市内に戻ります』

2014年05月30日 | ブラジル周遊記

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【12日目:4月20日(日)】『マナウス市内に戻ります』

 

Amazon Ecopark Jungle Lodge」での3日目の朝、部屋の天井あたりから「ガサガサ、ゴソゴソ」と大きな物音がして、6:00前に眼が覚めてしまいました。ロッジのトタン屋根の上で、大きな野鳥が動き回っているのでしょう。

 

今朝も朝食前に、散歩をしようと6:20に部屋を出ました。既に夜は明けています。

 

最初に「エコパーク」敷地の外れ「ネグロ川」支流にある “浸水林 ” を見に行きました。浸水林とは、6月末~12月の “乾期” には林だった場所が、12月末~6月の “雨期” になると、川の増水で水の中に水没する林のことです。

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これまでは「アマゾン河」支流の「ソリモインス川」のさらに支流に『ピラニア釣りhttp://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/02e8e0dd34a600b78cceaca2decec0ff に行った際に、モーターボートで浸水林に入りましたが、岸辺から眺めるのは初めてです。

 

丁度、雨期の最中なので、水位もかなら高く、樹の幹の上の方まで、水につかっています。「ネグロ川」の水は黒色なので、「ソリモインス川」で見た浸水林より、さらに神秘的です。

 

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“浮桟橋” に行ってみると、宿泊客を乗せた木製モーターカヌーが帰ってきます。オプションの “サンライズツアー” に行ってきた帰りだそうです。

 

聞いてみたら、事前に予約すれば、追加料金なしで、このツアーに参加出来たとのこと。知りませんでした。最後に、アマゾンに登る朝日を見たかった!

 

7:00に朝食を取りにレストランへ。「エコパーク」での最後の食事です。今朝頂いたジュースは “Acerola(アセロラ)”。

 

昨日『先住民集落探訪』の際  “Tapioca(タピオカ)” の作り方を見た http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/49d5a13453d46921a9b59b3e0b0c986a  ので、タピオカを食べました。

 

“タピオカ” は、トウダイグサ科のキャッサバの根茎から製造したデンプンのことです。ブラジル先住民のトゥピ語で、でんぷん製造法を「tipi'oka」と呼ぶことによります。

 

目の前で「エコパーク」の従業員が、タピオカをフライパンで焼いてくれます。モチモチとした食感で美味しかったです。

 

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今朝も、レストランのテーブルには、朝の陽射しが差し込みます。眼の前の枝には、綺麗な大型のオウムがとまって餌を食べています。至福の時です。

 

レストランが締まる9:00ギリギリまで居て、部屋に戻ります。途中の道路で、今日もトカゲに遭遇。

 

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昨日見かけた2匹は、1匹は頭が緑色で胴体が土色、もう1匹は頭が土色で胴体が緑色でしたが、今朝のトカゲは2匹とも、頭が土色で胴体が緑色です。

 

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昨日のトカゲが、パートナーをチェンジしたのか、それとも1匹がカメレオンの様に体色が変化したのでしょうか?

 

チェックアウトが11:30なので、それまで部屋で時間を過ごすことにしました。荷造りをしながら、音楽を聴きたくなりましたが、部屋にはテレビもラジオもありません。

 

そこで持参したスマホで、テレサ・テン http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3ccd61a43f3877a47905fa19ce360fef の「ベスト+ベスト 日本語&中国語ヒット曲聴き比べ」のアルバムを聴き始めました。

 

 

部屋のドアを開け放していたので、音がロッジの外まで聞こえます。ジャングルの中に響く、日本語と中国語の歌、聞いた人はどう思ったのでしょうか。

 

チェックアウトの前に「エコパーク」周辺の地図がペンキで書かれた壁を撮影。

 

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3日間の「エコパーク」での宿泊、6回の食事、「サルの森訪問」などのアクティビティ、マナウス市内~マリンハーバー間の車での送迎、マリンハーバー~エコパーク間のモーターカヌーでの送迎が全てパックになって、R$852(42,600円)でした。

 

レストランでのドリンク代は、パッケージに含まれていません。ソフトドリンクがR$4(200円)、缶ビールがR$5(250円)です。

 

チェックアウト後に、エントランスセンターの脇にあるショップで「エコパーク」のロゴが入ったTシャツを記念に買いました。値段はR$35(1,750円)。

 

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このTシャツは、帰国後、ダンスレッスン時に着用する予定です。

 

11:35に、木製モーターカヌーで「エコパーク」を出発します。カヌーは「Rio Taruma(タルマン川)」から「Rio Negro(ネグロ川)」に出ます。

 

20分後の11:55にマリンハーバーに到着。

 

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迎えのバンが待っていてくれます。12:00にマリンハーバーを離れ、甥のS君宅に向かいました。

 

* 続きは『12日目:ピッカーニャ肉のTROPELO』で *

 

(料金の情報、現地通貨(レアル)及び米ドルの円換算レート R$1≒50円 US$1≒103円 は、2014年4月現在のものです)

 

===「ブラジル周遊記」バックナンバー ===
1日目~4日目 省略

5日目  2014/4/13 『イグアスの滝:ブラジル側』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c1d0bcb186b2b3867d5ced496a38e0c6

5日目  2014/4/13 『イグアス滝の上のレストラン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/68c5b92b76a9635132c4d638323613cd

6日目  2014/4/14 『イグアスからサン・パウロへ移動』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/cdc9aeb15b0b68143d80ce10635bfe33

6日目  2014/4/14 『サン・パウロの東洋人街』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b1028cafc1a2e20c136d85497eadc6b6

7日目  2014/4/15 『サン・パウロからマナウスへ移動』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/526d5fd3b8fe96aeed5ad2c9dd5a9361

7日目  2014/4/15 『シュハスコ料理のブファロ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/595e8c17e17d07beb9be02e4f7582765

8日目  2014/4/16 『マナウスのアマゾナス劇場』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0e1d06b8a4cd9e4376b88ae14bc8ed66

8日目  2014/4/16 『マナウス中央市場の川魚』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/499865f0d4a828dd0c07a3ef98c7f844

8日目  2014/4/16 『マナウスのコーヒー工場』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7610b3fbe68534314e1b707a17895dae

9日目  2014/4/17 『アマゾン河の二河川合流地点』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d476fb6d6339925518b365bc420edd64

9日目  2014/4/17 『水上レストランと大鬼蓮』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2c12b07b7ff204d11a61d622f56f714a

9日目  2014/4/17 『ピラニア釣り』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/02e8e0dd34a600b78cceaca2decec0ff

10日目 2014/4/18 『ジャングルロッジへ移動』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/933439264e3a14650fd3ee1814b9656c

10日目 2014/4/18 『川の中でワニに遭遇』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/badd1ef40d90ec80ab468fa04f5fd3c2

11日目 2014/4/19 『ジャングルトレッキング』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c324c6bddb5f525efeccb4110a65f97f

11日目 2014/4/19 『先住民集落探訪』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/49d5a13453d46921a9b59b3e0b0c986a

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グルメ 94食 『パルム マンゴー』

2014年05月29日 | グルメ

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隊長が飲んだり・食べたりした美味しい物や場所を紹介する「グルメ」の第94回は『パルム マンゴー』をお送りします。
 

 

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隊長が一番好きなトロピカル・フルーツは “マンゴー” です。 

 

今年4月のブラジル旅行中⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/6ebf2f6cc892ae58d6621e7ec9ee293c
には、毎朝 “マンゴー” を食べていました。

 

昨年4月に中国海南島に行った時も、ホテル近くの果物屋で毎朝 “マンゴー” を買って食べいました⇒  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8782c79d741fa1bd4fc58de54d84c2eb

 

ブログでは『新宿高野 の マンゴーミックスジュース』 ⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4751d5d6be843ca701c4a006a16c0335 、『Dole のドライマンゴー』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2a5867c22e452f75a29b50075cec35b8 を紹介しています。 

 

森永製菓が、5月12日に『フルーツ PARM(パルム) マンゴー & バニラ(ノベルティ)を新発売したことを知り、早速頂いてみました。

  

PARM チョコレート”は、俳優の寺尾 聡さんのテレビCMで有名ですよね。

 

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パッケージを開けると、マンゴーをイメージした黄色のアイスが現れます。この瞬間、もうトロピカルですね。

 

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一口頬張ると、マンゴー果汁の味わいがしっかりとあり、しっとりなめらかなバニラアイスとの相性も抜群です。

 

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この味はやみつきになりそうですね。 

 

尚『パルム マンゴー』の内容量は、85ml。希望小売価格は、150円です。

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ブラジル周遊記 11日目 『先住民集落探訪』

2014年05月28日 | ブラジル周遊記

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【11日目:4月19日(土)】 
『先住民集落探訪』

 

2時間半強の『ジャングルトレッキング』を終え、11:30にエントランスセンターに戻った時には、汗だくになっていました。

 

早速ロッジに戻り、シャワーを浴び、爽快な気分になったところで、ランチを食べに、レストランに向かいます。

 

途中の通路の上に、2匹のトカゲが、渦を巻くように、追っかけっこをしています。夫婦なのか親子なのか、1匹は頭が緑色胴体が土色、もう1匹は頭が土色胴体が緑色です。

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普段は、お昼にはビールを飲まないのですが、午前中の『ジャングルトレッキング』で、喉がかわいていたので、缶ビールを飲みました。

 

今日のビールの銘柄は、“BRAHAMA”。ブラジルで一番売れている “SKOL(スコール)” より、こちらの方が好きです。

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12:30~13:30までレストランで過ごして、部屋に戻ります。今日も現地の習慣に従い、昼寝をしました。外は激しいスコールです。

 

午後のアクティビィティは『先住民集落探訪』です。『先住民集落探訪』は、ガイドブックによると、先住民の集落を訪ねて、踊りや手工芸品などを見るツアーです。

 

集合時間の15:30には、また、我々5人の日本人グループ以外には誰も集まっていません。この “ブラジル時間” には、もう慣れましたが、時間通りに集合するのは日本人の性格なんですね。

 

15:45に、シャミィーのガイドで、木製モーターカヌーに乗船しました。5分ほどで対岸に到着。

 

先住民の家の前で、先住民の暮らしをシャミィーが、ポルトガル語と英語で説明してくれます。説明によると、森の奥で生活していた先住民たちは、森の奥から出て、このようにアマゾンの川沿いに家を建て、そして今では、街の中に移り住んでいるそうです。

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この先住民の集落にも、今はほとんど人が住んでいません。“Tapioca (タピオカ)”の作り方を実演して見せてくれるのも「エコパーク」のスタッフです。

 

“タピオカ” は、トウダイグサ科のキャッサバの根茎から製造したデンプンのことです。ブラジル先住民のトゥピ語で、でんぷん製造法を「tipioka」と呼ぶことによります。

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製造方法は、キャッサバをすりおろし、大きなフライパンで加熱すると、球状になります。これが “タピオカパール”です。

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先住民たちは、“タピオカパール”を食べて腹を膨らませたそうですが、今では、ブラジル人たちは“タピオカパール”をライスと一緒に食べたりしています。 

 

次に、“天然ゴム”の製造方法の実演を見ました。天然ゴムは、午前中にガイドのシャミィが実演 ⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c324c6bddb5f525efeccb4110a65f97f  してくれましたが、ゴムの木の幹にキズをつけ、滲み出る生ゴムの樹液の採取します。

 

その後、採取した樹液を、写真の様に、土で作った竈(かまど)の熱にあて、木の棒にゆっくりと巻き取らせるようにして少しづつ固めていきます。ちなみに、この人はスタッフではなく、先住民です。

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こうして作られた “天然ゴム” は、19世紀中頃から20世紀初頭にかけて、当時生産されていた車のタイヤなどになくてはならない素材となり、大量にヨーロッパへと輸出されていました。

 

マナウス市内に残っている『アマゾナス劇場』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0e1d06b8a4cd9e4376b88ae14bc8ed66
は、当時の繁栄を今に伝えています。

 

ところが、1915年にイギリス人がゴムの苗を東南アジアに移植してからは、ゴムの生産の主流が東南アジアに移り、アマゾンのゴムの需要はなくなったそうです。 

 

『先住民集落探訪』を終え、17:05に「エコパーク」のエントランスセンターに戻ります。2泊3日のプログラムに含まれる我々のアクティビィティは全て終了。ガイドのシャミィとはお別れです。彼は、木製モーターカヌーに乗り、マナウス市内に帰って行きました。

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日もだんんだんと暮れて来て、18:00頃には日没です。「エコパーク」の “浮桟橋” 辺りから見る、夕暮れの川の景色は、とても綺麗です。

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19:30の夕食開始時間まで、まだかなり時間があります。「エコパーク」内を散策していると、卓球台が置いてあるのを発見しました。

 

そこで、甥のS君と彼の息子のダニエル君とピンポンの勝負をすることにしました。始めようとしたら、ダニエルが「カエルがいる!」と叫びます。

 

ここは、アマゾンの森の中。どんな大きなカエルかと思ったら、卓球台の下から飛び出して来たのは、日本の雨蛙のような小さなカエルです。

 

実は、隊長は、ピンポンに自信があるのです。2004年11月~2006年10月迄の2年間、中国上海市の「暢園(ChangYuan)」に住んでいた頃 ⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b674a92f803865bfbd7c4b08fc44f80d 地下に卓球場があり、ここに毎晩練習に来る中国人の夫婦にピンポンを教えてもらっていました。

 

S君とダニエル君との勝負の結果は、隊長の5戦5勝でした。子供のダニエルに本気を出してしまい、あとで少し反省しました。

 

こうしているうちに、夕食の時間、レストランに向かいます。このレストランで、バイキング方式の食事を頂くのは、5回目ですが、毎回、少しづつ料理が異なり、ちっとも飽きません。

 

ドリンクは、“Caipininha(カイピーリャ)”。“カイピーリャ”は、サトウキビの絞り汁で作った蒸留酒の“Cacaca(カシャーサ)”に砂糖とライム加え、クラッシュアイスの入ったグラスで飲む、ブラジルの代表的なカクテルです。日本で言えば、焼酎ベースのカクテルですね。

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甘く爽やかな味で飲みやすかったです。お値段はR$8(400円)。

 

レストランの中では、前日の晩にはなかった、女性シンガーがギターを弾きながら歌ってくれています。土曜の夜なのか、イースター休暇の特別サービスなのでしょうか。

 

 

“カイピーリャ”を飲みながら、歌を聴いていると、いい気分になり、時が経つのも忘れます。従業員が、だんだんと食器を片付け始めます。気がついたら、レストランの営業時間の7:30pm~9:00pm中、ずっと居たことになります。

 

他の4人は、ロッジに戻りましたが、今日が「エコパーク」最後の晩。部屋に戻っても、テレビもないし、このまま寝るのは、もったいない! 

 

星空が一番はっきりと見える“浮桟橋”の上に行き、アマゾンの満天の夜空をいつまでも眺めていました。


* 続きは『12日目:マナウス市内に戻ります』で *

 

(料金の情報、現地通貨(レアル)及び米ドルの円換算レート R$1≒50円 US$1≒103円 は、2014年4月現在のものです)

 

===「ブラジル周遊記」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/6ebf2f6cc892ae58d6621e7ec9ee293c

 

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ブラジル周遊記 11日目 『ジャングルトレッキング』

2014年05月27日 | ブラジル周遊記

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【11日目:4月19日(土)】 『ジャングルトレッキング』

 

マナウス郊外「Amazon Ecopark Junge Lodge」での2日目の朝は、6時前に、ロッジの外から聞こえる大きな鳴き声で眼が覚めました

 

野生の動物なのでしょうが、何が鳴いているのかわかりません。ロッジの外に出て、声のする方に歩いて行くと、高い樹の上で、黒っぽい大きな鳥が鳴いています。

 

気になるのは、隊長だけでは無い様で、他のロッジからも、パジャマ姿の外国人が出てきます。

 

食事開始時間の7:00まで、まだ時間があるので、もう少し寝ようと思い部屋に戻りました。ところが、昨晩は、クーラーをOffにして寝ても涼しく、ぐっすり眠れたので、もう寝れません。

 

そこで、朝食前の散歩に行くことにして、6:20に部屋を出ました。まず「エコパーク」内の一番外れのロッジまで行きました。隊長たちのロッジ“17C”からも、かなり遠く、エントランスセンターまで、8~9分かかりそうです。

 

部屋には、室内電話も無く、ジャングルの中なので、携帯電話の電波も届きません。もし、何かあってエントランスセンターに連絡しようと思ったら、8~9分歩いて行かなければなりません。

 

「エコパーク」に通じる道路は無く、外からの交通手段は、船・ボート・カヌーくらいしかありません。それに、「エコパーク」への水路の川岸には、監視小屋があって24時間、出入りをチェックしています。

 

まず、不審者がパーク内に入ることは考えられませんが、サルやワニなどの野生動物に襲われる可能性はあります。その時は、走って、エントランスセンターに駆け込むしかないか!

 

園内を散歩していると “Piscinas Naturals(Natural Swimming Pools)” と書かれた標識が立っています。標識の矢印に従って歩いて行くと、何と、小川を堰き止めた “自然のプール” が有るではありませんか。

 

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深さ1m程の “自然のプール” が上流から下流へ3つ続けて造られています。プールから流れ出た水は「エコパーク」前の川に流れ込みます。「ネグロ(黒い)川」に流れ込む水です、プールの水も黒いです。

 

子供たちが喜んでプールに飛び込んでいる姿が想像できます。朝の清清しい気候の中、周りにはまだ人がいません。流れる水音を聞いていると、あまりの気持ち良さに、思わず大声で叫んでしまいました。

 

ブラジルで、大声で叫んだのは『イグアスの滝の悪魔の喉笛の真下』⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/68c5b92b76a9635132c4d638323613cd 、『ピラルクー釣り』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d476fb6d6339925518b365bc420edd64   に次いで3回目です。

 

川の方に行って見ると、川の上に朝霧が出ていて綺麗です。

 

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レストランの前には、ハンモックが吊るされたスペースが有ります。まだ誰もいないので、ハンモックに寝てみました。人生初体験のハンモック、気持ちが良かったです。

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 【ハンモックの中から覗いた光景】
        

7:05にはレストランへ。座席はグループ毎に指定されています。我々5人の席は、川の方を向いた一番良い席です。

 

イグアスでの『フォルクローレ・ショー』 ⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a14788d2d854b0e7ae3b676edc803e07 


滝の上のレストラン』⇒  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/68c5b92b76a9635132c4d638323613cd でも、一番良い席でした。最近少ない日本人観光客にもっと来て貰いたいとの思惑があるのでしょうか。

 

我々のテーブルの直ぐ前には、餌付けをしている大きな “Parrot(オウム) ”が枝にとまっています。絵の具を塗ったかの様な綺麗な色をしている大型のオウムです。

 

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今朝のジュースは、“Maracuja(パッションフルーツ)”。従業員が目の前で作ってくれる“オムレツ”と、“タピオカ” を頂きました。オムレツは、卵2個とバターだけを使ったシンプルなものですが、美味しかった。タピオカは、食感がお餅みたいでした。

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開放的な空間で食べる朝食の味は最高で、もう少しレストランで寛いでいたかったのですが、『ジャングルトレッキング』の準備があるので7:50には部屋に戻りました。

 

『ジャングルトレッキング』とは、その名の通り、森に詳しいガイドと一緒にジャングルの中を歩きます。ガイドは、先住民族に昔から薬として使われていた樹木や草、珍しい昆虫、森での知恵などを教えてくれます。

 

サンダル、Tシャツ、短パンのスタイルから、部屋で長袖、長ズボンに着替え、虫よけスプレーをかけ、帽子をかぶり、ウォーキングシューズを履いて、準備万端で集合場所のエントランスセンターに向かいます。

 

集合時間の8:30に我々5人は集まりましたが、案の定、全員は揃っていません。三々五々、集まり始めますが、タンクトップ、ショートパンツ、素足にサンダルの若い外人女性もいます。ジャングルの中を歩く格好ではありませんよね。

 

しばらくすると、ガイドのシャミィーが、ミリタリールックに、ナタを持って現れました。ピラニアやワニの居るスポットを探し当てることはヘタですが、エンターティメントの演出は上手なガイドですね(笑

 

シャミィーに、昨日遭遇した2匹のワニの種類を聞いたところ、“Spectacled caiman (メガネカイマン)”とのこと。「メガネカイマン」は、アリゲーター科カイマン属に分類されるワニで、眼の間に隆起があり眼鏡のように見えることが名前の由来になっています。

 

ブラジルには広く生息していて、比較的小型のワニで、気性は荒く攻撃的ですが、自然下で人間を襲うことはないといわれています。 

 

ポルトガル語が解らない隊長ですが、シャミィーは英語が話せるので、コミュニケーションが取れます。

 

全員が集合したので、8:50にいくつかのグループに分かれて、それぞれのガイドに引率されて、『ジャングルトレッキング』にスタート。

 

我々のグループは、ノルウェー人の親子4人を含む11人です。ガイドの説明は、ポルトガル語と英語です。S君や息子のダニエルにはポルトガル語で説明し、その後、英語で説明します。

 

「Amazon Ecopark Junge Lodge」は、1,800ヘクタールの密林に覆われた広大な敷地を有し、旧国立自然観察センターであった場所をイスラエルの実業家が買収し「エコパーク」として運営しています。

 

ジャングルへの入り口は、朝一人で行った “自然のプール”の裏手です。シャミィーを先頭にどんどんと森の奥に入っていきます。だんだんと木木が密集していて、木漏れ陽も少なくなり、薄暗くなってきます。

 

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旧国立自然観察センターだったので、人が踏み固めた道が細いながらも出来ています。しかし、足元はぬかるんでいて滑ります。

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新品のウォーキングシューズ ⇒https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5e4418747882acbe5e096cc3568df440  が、すぐに泥だらけになります。

 

何人か長靴を履いている人がいました。『ジャングルトレッキング』には、登山靴やウォーキングシューズより、長靴が良いでしょう。

 

陽射しが強い場所は、ほとんど歩かないので“日焼け止め”は不要ですが、蚊が多いので“虫除けスプレー”は必需品です。

 

ネグロ川の水質はpH値が4と酸性のため蚊の発生は少ない ⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/badd1ef40d90ec80ab468fa04f5fd3c2 と記事に書いたのに、蚊が多いとはどうゆう事かと指摘されそうですね。

 

確かに、川の近くには蚊がほとんどいませんでしたが、森の中の雨水の水溜りにはボウフラが発生します。出発前に見かけたタンクトップ、ショートパンツ、素足にサンダルの女性はどうしたでしょうか。  

 

太い木の幹に寄生している細い樹も多く見かけます。日本でも人気のドリンクの素になる “Acai(アサイー)” の木もあります。

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先住民たちが、幹をたたいいて音を出し、伝達道具として使用した“サマメイヤの大木”もあります。

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ところどころで、ガイドのシャミィーが立ち止まり、木の枝や幹を持参したナタで剥ぎ取り、薬や燃料になると実演して見せてくれます。

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剥ぎ取った幹を細くすり合わせロープを作って見せてくれます。

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また、ゴムの木の幹にキズをつけ、滲み出る生ゴムの樹液の採取を再現して見せます。先住民たちは、こうして天然ゴムを作っていたのですね。

 

いろいろと勉強になり、楽しかったのですが、唯一拒否反応を示したのは、シャミィーが蟻をつかまえてつぶし、体にこすりつけ始めた時です。こうすると虫除けになるので、お前もヤレとつぶした蟻を体に塗られそうになりました。

 

エンターティナーのシャミィー、最後は“ターザンごっこ” までして見せてくれました。

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こうして2時間半強の『ジャングルトレッキング』を終え、11:30にエントランスセンターに戻りました。

 


* 続きは『11日目:先住民集落探訪』で *

 


(料金の情報、現地通貨(レアル)及び米ドルの円換算レート R$1≒50円 US$1≒103円 は、2014年4月現在のものです)

 

 

===「ブラジル周遊記」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/6ebf2f6cc892ae58d6621e7ec9ee293c

 

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ブラジル周遊記 10日目 『川の中でワニに遭遇』

2014年05月26日 | ブラジル周遊記

   =写真をクリック・タップすると拡大画像が表示されます=

 

【10日目:4月18日(金)】 『川の中でワニに遭遇』

 

マナウス郊外「Amazon Ecopark Junge Lodge」での、最初のアクティビティ、敷地内にある「サルたちの森」で、猿の生態に触れ「エコパーク」のエントランスセンターに戻ります。

 

時間はお昼近く、お腹が空いていたので、木造モーターカヌーを降りるやいなや、レストランに直行しました。

 

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レストランは、ドアも窓もなく、細い木で屋根をささえているだけの開放的な空間です。でも、地震のないブラジルなので、こんな簡単な造りで大丈夫なのでしょう。

 

ところが、レストランは12:30にならないと開かないとのこと。外は陽射しが強く暑いので、屋根のあるエントランスセンターに戻り、レストランのオープンを待つことに。

 

ここで、チェックインの時に渡された「エコパーク」の“注意書き”に目を通しました。

 

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レストランでの食事時間は、朝食が7:00am~9:00am、昼食が12:30pm~2:00pm、夕食が7:30pm~9:00pmで、この時間以外は「エコパーク」敷地内では食事が出来ません。

 

“注意書き”には、食事時間以外に“ボートで移動中は、必ずライフ・ジャケットを着用して下さい”と書いてあります。そう言っても、ボートに積まれている救命胴衣の数が足りないじゅないかと突っ込みを入れたいですね。実際、誰も着用していませんでした。

 

その他“便器に、トイレットペーパー等を流さないで下さい”との記載があります。これは、ジャングルの中なので、排水設備の処理能力不足からの注意でしょう。便器の脇には、必ず蓋付きのごみ箱が置いており、その中に使用済みのトイレットペーパーを捨てます。

 

他にも“タオル、靴、濡れた衣類はロッジの外に置かないで下さい”との注意があります。サル等の野生動物に持っていかれないようにとのことでしょう。

 

やっと、12:30になり、レストランでの昼食です。ここでは、朝・昼・晩、メニューは異なりますが、全てバイキング方式の食事で、一品料理はありません。

 

午後のアクティビィティ“ピラニア釣り”の集合時間が15:00なので、ロッジに戻りました。

 

汗をかいたので、シャワーを浴びようと、バスルームに入りました。実に質素な造りです。トイレとシャワーの間を隔てるのは、薄いビニールシートで、それもホームセンターで売っているようなカーテンレールで吊るされています。

 

アメニティーは、石鹸のみで、シャンプーやリンスはありません。シャワーヘッドも無く、真上から出てくるのは、熱湯ではなく、水に近い冷たさです。

 

それでも、ここはジャングルの中、贅沢は言えません。シャワーを浴びて、ベッドルームに戻り、よく見ると、板張りの壁や床には節穴が有って、外の光が漏れてきます。天井にはクモの巣もあります。

 

アマゾンでは、この時間帯が一番暑いので、「エコパーク」の従業員も昼寝をするそうです。隊長も現地の習慣に合わせて、昼寝をしました。

 

うとうとしていると、雷の音が聞こえました。スコールの様です。眼が覚めて、外に出ると、スコールは止んでいて、気温も下がっていました。

 

15:30の集合時間には、また我々以外揃っていなくて、“浮桟橋” を木製モーターカヌーで出発したのが、20分遅れの15:50。

 

ガイドのシャミィーと、「エコパーク」の従業員が船頭となり、案内してくれます。

 

前日にキーニョのモーターボートで、“ピラニア釣り” をしたのは「アマゾン河」支流の「ソリモインス川」でしたが、今日は「Rio Negro(ネグロ川)」支流です。

 

カヌーが走り出すと、燕に似た鳥が何羽もカヌーの後を追いかける様に、水面すれすれに飛んでいます。

 

10分ほどで、ピラニア釣りの最初のポイントに到着。Negroとは、ポルトガル語で“黒い”と言う意味です。川の水は真っ黒で、水の中は見えません。ネグロ川の水質はpH値が4と酸性のため蚊の発生は少ないそうです。

 

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ピラニア釣りは、簡素な竹竿で、釣り針に生牛肉の切り身をひっかけて、餌を放り込む前に水面を竿の先で、ばしゃばしゃと叩きます。これはピラニア釣りの独特の方法で、動物が溺れてもがいているだろうと、ピラニアがやってくるしかけです。

 

ここで20分ほど、糸を垂らしていましたが、カヌーの宿泊客7人、誰も釣れません。そこで「サルたちの森」の奥の支流に移動です。

 

「サルたちの森」から逃げて来た“ホエザル”が樹の上から我々を観察しているかの様です。ジャングルの中は、物音が全くせずに、時折、“ホエザル”が綺麗な声で鳴くだけです。

 

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30分程経ちましたが、ここでも全く釣れません。“ピラニア釣り”のポイントを探すのは、ガイドのシャミィーより、昨日の船頭 キーニョの方が上手いですね。

 

面子が立たなくなったのか、シャミィーが大声で叫びます。すると、どこからかともなく、体長が1.5mはあるワニが1頭、水の中を泳いできます。

 

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すると、シャミィーが針に生牛肉の切り身をひっかけた竹竿で、ワニをおびき寄せます。“スーッ”と泳いで近づいて来たワニが、我々の眼の前で、“パクリ”と生肉に喰らいつきます。


 

迫力のあるシーンです。よく見ると、別のワニが頭を水の中から我々のカヌーの方を見つめ、微動だにしません。二匹ものワニに囲まれてしまいました。

 

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ところが、シャミィーが、このワニには名前を付けていると言い出しました。どうやら、餌をもらえると思い、この時間になるとワニが現れるようです。

 

結局、全員ピラニアは釣れませんでしたが、真近にワニが見られたので、満足して17:50に「エコパーク」のエントランスセンターに戻りました。

 

本日、最後のアクティビィティは18:30からの“ワニ観察ツアー”です。

 

“ワニ観察ツアー”は、ワニのいるポイントまで、モーターカヌーで移動。ワニの目は暗闇の中、ライトに反応してルビーのように光るため、ワニ探しには懐中電灯を使用します。

 

見つけたら、水面にぷかりと浮かんで寝ているところを、ガイドと船頭が素手で素早くつかみ上げます。その後、ワニの生態を説明してくれます。

 

“浮桟橋”をモーターカヌーで出発です。既に陽が落ちてから大分経ち、月も出ていないのに、意外にも辺りは真っ暗ではなく、併走する他のモーターカヌーも認識できます。

 

遠くには、マナウス市内の街の灯りも見えます。上空には「エドゥアルド・ゴメス国際空港」に着陸する飛行機のライトも見えます。綺麗な夜空です。

 

“ワニ観察ツアー”のポイントを求めて、何度も移動し、ガイドのシャミィーと船頭が懐中電灯を照らし、カヌーの乗客も眼を凝らしますが、水面に光るものはみつかりません。

 

ガイドと船頭は、川岸にカヌーを停め、ジャングルの中に分け入りますが、それでも見つかりません。

 

こうして、ワニが見つからないまま、夕食開始時間の19:30に戻りました。我々は、午後、ワニを見られたので良いですが、他の宿泊客はさぞ残念がったでしょう。

 

部屋に戻っても、テレビが無く、することも無いので、営業終了時間の21:30まで、レストランに居ました。

 

こうして『ジャングルロッジ』での最初の夜が更けていきました。

 

 

* 続きは『11日目:ジャングルトレッキング』で *

 

(料金の情報、現地通貨(レアル)及び米ドルの円換算レート R$1≒50円 US$1≒103円 は、2014年4月現在のものです)

 

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