隊長が読んだ「本と雑誌」を紹介するシリーズの第54冊目は、『大人の御朱印 50にして天命を知る』をお送りします。
東京新聞から発行された本書は、50代から御朱印集めを始める初心者向けのノウハウと、絶対行くべき58寺社が紹介されています。
熟年世代に関心の高い、出世・幸運・健康などの御利益が期待できる社寺、人生の意義を悟る社寺、日本の歴史や文化に触れられる歴史上の人物ゆかりの社寺など、関東甲信越地方を中心に紹介されています。
著者の重信秀年(しげのぶ・ひでとし)氏は、1961年広島市生まれ。早稲田大学卒。高校時代は山岳部、大学時代は探検部に所属。高校の国語教諭、広告の制作会社などを経て、フリーライターに。主な著書に『運気を拓く霊山巡拝』(六月書房)、『「江戸名所図会」でたずねる多摩』(けやき出版)など。
御朱印とは、本来、心願の成就を祈り書き写した経文等を、御本尊様の宝前にお納めし、その祈願を込めた印として頂いたものが御朱印です。
今では、「参拝の証」として、寺社が授与する、寺の本尊印や神社の社印を押したものを「御朱印」と呼びます。
朱色の印影のため、「朱印」と呼び、本尊名や神社名が墨で書き添えられていることが多いです。
既に御朱印集めを三年前にスタートして、六十余印を拝受している隊長は、決して初心者ではないのですが、改めて、御朱印について学ぼうと本書を手にしました。
御朱印に関する本は、以前、篠原ともえ著『御朱印をはじめよう』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d1c8862364add0563c147d7f383bc13b を読んだことがありますが、篠原さんの本は、女性を対象に平易に御朱印集めの楽しみを説いています。
一方、本書は熟年世代を対象に、目的意識を持って、楽しく御朱印を集めようという姿勢です。
本書に登場する寺社の内、既に、東京大神宮、湯島天満宮、明治神宮、浅草神社、日枝神社、高尾山薬王院、富岡八幡宮、赤坂氷川神社、江島神社、報徳二宮神社、(順不同)、の御朱印は拝受しているのですが、176ページ、オールカラー、の本書を読んで、再びその地を訪れてみたくなりましたし、未収集の寺社にはぜひ参拝してみたくなりました。
尚、隊長が集めた御朱印の一覧は、こちらの「御朱印巡り」記事一覧をご参照下さい⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e23a591aa7b880a9e451c519dc5e14a5 。
『大人の御朱印 50にして天命を知る』の発行日は、2020年6月27日。価格は、1,400円(+税)です。
==「本と雑誌」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/dc30502bb229b843454e38b8994f9be0
1~40冊 省略
41冊 2018/11/18『上海の中国人、安倍総理はみんな嫌いだけど8割は日本文化中毒!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/caa4fb69631a759fae89a59a622711e8
42冊 2019/1/6 『SAKIMORI』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3b8d6573a2a3ca238ffcf715cfc16e4f
43冊 2019/1/28 『演劇とはなにか』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fb2b24afd8e949f1504e7d8a707b395e
44冊 2019/3/21 『林真理子「最終便に間に合えば」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ed2c3cc4f363616dac47d66a9155226
45冊 2019/4/29 『五木寛之「金沢あかり坂」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63df50584ec0b5be41f86c16edc4f711
46冊 2019/6/2 『沢田研二と阿久悠、その時代』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/901be9ea36c2f3065af05e6dc904b6e2
47冊 2019/6/27 『男のきもの入門』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a90f9c9c43226a05d7ea4ec327a0cdce
48冊 2019/9/17 『森鴎外「山椒大夫・高瀬舟」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/32860159f6891be24292c3c88c96692a
49冊 2019/12/11『日本100名城公式ガイドブック』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6e1840d977276b15115b18a3d42fa05a
50冊 2020/2/5 『虎とバット―阪神タイガースの社会人類学―』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8f69b34551bad87fe268e663a7653cef
51冊 2020/4/4 『池波正太郎 「男の作法」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/945a81aa7409b9ecefbf75361d165c6d
52冊 2020/6/25 『芥川竜之介紀行文集』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dadeedca3e5e80fc1250d72fa6c18a80
53冊 2020/7/23 『池永陽「コンビニ・ララバイ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0ded21bfc2a8aa3b71308f512f78b768