隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

本と雑誌 54冊 『大人の御朱印 50にして天命を知る』

2020年07月30日 | 本と雑誌

隊長が読んだ「本と雑誌」を紹介するシリーズの第54冊目は、『大人の御朱印 50にして天命を知る』をお送りします。

 




東京新聞から発行された本書は、50代から御朱印集めを始める初心者向けのノウハウと、絶対行くべき58寺社が紹介されています。


熟年世代に関心の高い、出世・幸運・健康などの御利益が期待できる社寺、人生の意義を悟る社寺、日本の歴史や文化に触れられる歴史上の人物ゆかりの社寺など、関東甲信越地方を中心に紹介されています。


著者の重信秀年(しげのぶ・ひでとし)氏は、1961年広島市生まれ。早稲田大学卒。高校時代は山岳部、大学時代は探検部に所属。高校の国語教諭、広告の制作会社などを経て、フリーライターに。主な著書に『運気を拓く霊山巡拝』(六月書房)、『「江戸名所図会」でたずねる多摩』(けやき出版)など。


御朱印とは、本来、心願の成就を祈り書き写した経文等を、御本尊様の宝前にお納めし、その祈願を込めた印として頂いたものが御朱印です。


今では、「参拝の証」として、寺社が授与する、寺の本尊印や神社の社印を押したものを「御朱印」と呼びます。


朱色の印影のため、「朱印」と呼び、本尊名や神社名が墨で書き添えられていることが多いです。


既に御朱印集めを三年前にスタートして、六十余印を拝受している隊長は、決して初心者ではないのですが、改めて、御朱印について学ぼうと本書を手にしました。


御朱印に関する本は、以前、篠原ともえ著『御朱印をはじめよう』⇒
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d1c8862364add0563c147d7f383bc13b を読んだことがありますが、篠原さんの本は、女性を対象に平易に御朱印集めの楽しみを説いています。


一方、本書は熟年世代を対象に、目的意識を持って、楽しく御朱印を集めようという姿勢です。


本書に登場する寺社の内、既に、東京大神宮、湯島天満宮、明治神宮、浅草神社、日枝神社、高尾山薬王院、富岡八幡宮、赤坂氷川神社、江島神社、報徳二宮神社、(順不同)、の御朱印は拝受しているのですが、176ページ、オールカラー、の本書を読んで、再びその地を訪れてみたくなりましたし、未収集の寺社にはぜひ参拝してみたくなりました。


尚、隊長が集めた御朱印の一覧は、こちらの「御朱印巡り」記事一覧をご参照下さい⇒
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e23a591aa7b880a9e451c519dc5e14a5


『大人の御朱印 50にして天命を知る』の発行日は、2020年6月27日。価格は、1,400円(+税)です。



==「本と雑誌」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/dc30502bb229b843454e38b8994f9be0

1~40冊  省略

41冊 2018/11/18『上海の中国人、安倍総理はみんな嫌いだけど8割は日本文化中毒!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/caa4fb69631a759fae89a59a622711e8

42冊 2019/1/6  『SAKIMORI』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3b8d6573a2a3ca238ffcf715cfc16e4f

43冊 2019/1/28 『演劇とはなにか』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fb2b24afd8e949f1504e7d8a707b395e

44冊 2019/3/21 『林真理子「最終便に間に合えば」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ed2c3cc4f363616dac47d66a9155226

45冊 2019/4/29 『五木寛之「金沢あかり坂」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63df50584ec0b5be41f86c16edc4f711

46冊 2019/6/2  『沢田研二と阿久悠、その時代』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/901be9ea36c2f3065af05e6dc904b6e2

47冊 2019/6/27 『男のきもの入門』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a90f9c9c43226a05d7ea4ec327a0cdce

48冊 2019/9/17 『森鴎外「山椒大夫・高瀬舟」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/32860159f6891be24292c3c88c96692a

49冊 2019/12/11『日本100名城公式ガイドブック』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6e1840d977276b15115b18a3d42fa05a

50冊 2020/2/5  『虎とバット―阪神タイガースの社会人類学―』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8f69b34551bad87fe268e663a7653cef

51冊 2020/4/4  『池波正太郎 「男の作法」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/945a81aa7409b9ecefbf75361d165c6d

52冊 2020/6/25 『芥川竜之介紀行文集』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dadeedca3e5e80fc1250d72fa6c18a80

53冊 2020/7/23 『池永陽「コンビニ・ララバイ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0ded21bfc2a8aa3b71308f512f78b768

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テレビ Vol.323 『ファミリーヒストリー 「鶴田真由」』

2020年07月29日 | テレビ番組

隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第323回は、『ファミリーヒストリー 鶴田真由』をお送りします。

 




『ファミリーヒストリー』は、NHK総合テレビで、現在は、原則月1回、月曜日の19:30~20:42に放送 されているドキュメンタリー番組。初回放送は、2008年10月1日ですので、11年以上続いている番組です。


この番組では、著名人の家族の歴史を本人に代わって徹底取材し、本人も知らない家族の秘話を紹介します。VTRを初めて見たゲストは、何を感じ、何を語るのか。それは自らの「アイデンティティ」や「家族の絆」を見つめることにつながります。驚きあり、涙ありのドキュメントです。


レギュラー出演者は、今田耕司とNHKアナウンサーの池田伸子。ナレーションは、余貴美子(よ きみこ)。


好きな番組なので、ブログではこれで、八人のファミリーヒストリーを取り上げたことになります。詳細は、こちらの記事一覧をご参照下さい

 


6月29日(月)の放送では、「鶴田真由 ~先祖は新選組か 謎の写真~」と題して、女優の鶴田真由さんの家族の秘話が、紹介されました。


この番組、コロナ感染が拡大してから、前回の柳葉敏郎さんまでは、ゲストはリモート出演でしたが、今回、鶴田真由さんは、スタジオ収録です。


芸歴三十二年の鶴田真由さん。数多くドラマ・映画に出演していますが、「隊長のブログ」では、


1993年公開の映画 『卒業旅行日本から来ました』
 、


2002年公開映画 『ミスター・ルーキー』
 、


2018年公開 『日日是好日』
 、


の三作品を取り上げています。




放送内容:鶴田真由さんの母方の先祖に、新選組の隊士がいたと聞かされていました。幕末に撮られた写真もありました。しかし、詳しいことは分かりませんでした。


この日の放送では、その人物は元桑名藩士で、主君を守るため新選組に入り、最期は切腹したという人生が明らかになります。

 




一方、父方のルーツは大分・別府。明治の初め、4代前・高祖父が、ある理由で武士の家を出ました。その後、網元になり、さらには温泉旅館を始めました。その旅館は、今でも親族が経営しています。


力強く生きた先祖の姿に、真由さんは驚いてばかりでした。


尚、『ファミリーヒストリー』の次回放送は、7月28日現在未定です。




==「テレビ番組」 バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/17de26ad35859fd865f52645aba1b27d

Vol.1~310 省略

Vol.311 2020/6/11  『チョイ住み in バルセロナ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5d832a12b1e412d4775dc604a1314916

Vol.312 2020/6/16  『COOL JAPAN 「外国人が母国に持ち帰りたいニッポンの食TOP10」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2c424fb5d0754282ab404843f76f2d6c

Vol.313 2020/6/19  『ドラマ「珈琲屋の人々」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/24af02048477fbf7f1be8890065353ec

Vol.314 2020/6/23  『ドラマ「死役所」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f408b0c4b7e0d14d014836c374c5f963

Vol.315 2020/6/26  『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/61bcf3b06fa728d91f550d62b6c662a4

Vol.316 2020/6/30  『リモートドラマ Living』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/41a0764bdfb0c1eac9f063d90552642c

Vol.317 2020/7/3   『武田鉄矢の昭和は輝いていた』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/96b203101386acded3fecb246614466f

Vol.318 2020/7/8   『ジャンクSPORTS「豊ノ島引退に密着取材」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dc5f96ad214df046dccb110f36bc1f90

Vol.319 2020/7/11  『ドラマ「スイッチ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9d45ed8dc4fcb851e19150622258623

Vol.320 2020/7/17  『ファミリーヒストリー「柳葉敏郎」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bfced6b053f99fcdbea1b4ce08a155f6

Vol.321 2020/7/22  『ガイアの夜明け~コロナで気づいた理想と現実~』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1f2f9b964f87bc3a39430a56391c60ff

Vol.322 2020/7/26  『ドラマ「私の家政夫ナギサさん」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dbdc98578794798701b3a7c0c025d8f5                                                                                     

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映画 Film186 『タクシー運転手 約束は海を越えて』

2020年07月28日 | 映画

隊長が、これまでに鑑賞した「映画 」を紹介するシリーズの第186作品目は、『タクシー運転手 約束は海を越えて』をお送りします。




『タクシー運転手 約束は海を越えて』(原題:택시운전사<タクシー運転手>、英題:A Taxi Driver)は、2017年8月公開の韓国映画。 (日本公開は、2018年4月)


「隊長のブログ」では、これまでに185本の映画を紹介してきましたが、韓国映画を取り上げるのは、初めてです。


制作は、韓国の「SHOWBOX」と「THE LAMP」。上映時間:137分。


監督は、チャン・フン(장훈)。


主演は、ソン・ガンホ(宋康昊)。ソン・ガンホは、昨年大ヒットした『パラサイト 半地下の家族』でも主役を務めています。


共演者は、ドイツ出身のトーマス・クレッチマン、ユ・ヘジン、リュ・ジュンヨル、ほか。


本作は、韓国動員1,200万人突破の大ヒット作で、第90回アカデミー賞外国語映画賞出品作品になるなど、各国の映画祭でも話題になりました。


あらすじ:ソウルのタクシー運転手マンソプ(ソン・ガンホ)は「通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支払う」という言葉につられ、ドイツ人記者ピーター(トーマス・クレッチマン)を乗せて英語も分からぬまま、ソウルから南西に約260km離れた光州を一路、目指しました。


何としてもタクシー代を受け取りたいマンソプは機転を利かせて検問を切り抜け、時間ぎりぎりで光州に入ります。“危険だからソウルに戻ろう” というマンソプの言葉に耳を貸さず、ピーターは地元大学生のジェシク(リュ・ジュンヨル)と、ファン運転手(ユ・ヘジン)の助けを借り、撮影を始めます。


しかし状況は徐々に悪化。マンソプは1人で留守番させている11歳の娘が気になり、ますます焦るのでしたが。。。

 



感想:1980年5月、韓国現代史上、最大の悲劇となった「光州事件」での多くの英雄の中で、名もなき一人のタクシー運転手と、真実を追い求めたひとりのドイツ人記者の物語です。


当時、日本でも報道が少なかった「光州事件」。改めて悲惨な事件だったと思い知らされました。当時の韓国、現在の北朝鮮のように、報道管制がひかれていたのですね。


そんな「光州事件」、このような事実があったことを、この映画で初めてしりました。


市街戦のシーン、臨場感がありました。軍隊によって無慈悲に撃たれる学生や市民。まるで、自分が撃たれるかのような恐怖を感じました。


最初は、大金に吊られ、何の主義主張を持たないマンソプが、軽い気持ちで光州に向かいましたが、あまりの悲惨な現実を知らしめなければと、使命感を持つように変わる姿は感動的です。


これまでに、「映画」の記事の中で、外国映画の邦題(日本語タイトル)の付け方の良い作品と、悪い作品を挙げていて、それを一覧にしています
 が、本作は悪い例だと思います。


『タクシー運転手 約束は海を越えて』の邦題では、タクシー運転手と外国人乗客の友情物語の様です。本質は、友情物語ではなく、英雄らしからぬ一人のタクシー運転手。カメラマンは、一躍「英雄」として世界的に名が知れますが、彼は歴史の闇の中に消えて行きました。


隊長が邦題を付けるとしたら、「タクシー運転手 名も無き英雄」とします。

 

 

 





==「映画」バックナンバー =
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f

Film1~175  省略

Film176 2020/6/13 『超高速!参勤交代 リターンズ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8b756035874f2baae157760d494484ab

Film177 2020/6/17 『レッドクリフ PartII-未来への最終決戦-』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/384e9228c40aa1ca5df2b5445e15cbcf

Film178 2020/6/21 『イップマン 継承』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2a258dc354dc3c00524c6ac6f712d953

Film179 2020/6/24 『緋牡丹博徒』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/282e2a81b08e1f2f32884b116798f971

Film180 2020/6/27 『日日是好日』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/144841da95f0071cb993a5ed962db3bb

Film181 2020/7/1  『妻への家路』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/57e6b9505869083ba45669ab482392df

Film182 2020/7/5  『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6cabb876713f746740fd7161430c3414

番外編  2020/7/7  『良い邦題、悪い邦題』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5ea8aa4c56656e55bbdb8cfa491773aa

Film183 2020/7/10 『シチリア!シチリア!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9dd270ca7755cc3711f4fd37ff9208c5

Film184 2020/7/15 『ブエノスアイレス』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a7fe63595b51d7a46fd690fe46ed88ad

Film185 2020/7/21 『伊豆の踊子(昭和49年)』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48682c8dfebd961ff035ba785c89f622  

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街歩き 第102回 『御朱印巡り 「愛宕神社」』

2020年07月27日 | まち歩き

隊長の地元:東京都文京区内や近隣を散歩する「街歩き」シリーズの第102回は、『御朱印巡り 愛宕神社』を、お送りします。

7月22日(水)に、港区愛宕に鎮座する「愛宕神社(あたごじんじゃ)」の御朱印を拝受しました。

 




当社の御朱印は、中央に社名の墨書きはなく、「愛宕神社」の社印のみ押印してあります。右上には、火防の神のおおもとの神社として「伏火之総本社」の墨書きと鎮座地を示す「芝愛宕山」の印が押してあります。左には「令和二年文月二十二日 奉拝」の墨書き。七月ではなく、文月と書いてあるのが粋ですね。


「愛宕神社」は、慶長8年(1603)、徳川家康が江戸に幕府を開くにあたり、江戸の防火防災の神として祀られました。慶長15年、庚戊本社をはじめ、末社仁王門、坂下総門、別当所等将軍家の寄進により、建立されました。祭礼などには下附金を賜るほど、当時の幕府の尊崇は篤いものでした。


その後江戸大火災で全焼してしまいましたが、明治10年(1877)9月に本殿、幣殿拝殿、社務所の再建がなりました。大正12年(1923)9月1日、関東大震災により、昭和20年5月24日には帝都大空襲により太郎坊神社を残し社殿は焼失しましたが、昭和33年(1958)9月、氏子中の寄付により、御本殿、幣殿、拝殿などが再建され、現在に至ります。


主祭神は、「火産霊命(ほむすびのみこと)」〈火の神〉。


これまで、最寄り駅は、東京メトロ日比谷線 「神谷町駅」、又は同銀座線「虎ノ門駅」でしたが、日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」が本年6月6日に開業したので、同駅から行くことにしました。




「霞ケ関駅」で同線に乗り換えたので、ホーム先頭にあるA1出口から地上に出ます。




本殿までのルートは、四つあります。一番オーソドックスなのは、A1出口から「虎ノ門ヒルズ 森タワー」と「同 レジデンシャルタワー」の間の通りを抜け、「愛宕下通り」を右に曲がり、しばらく歩くと右手の参道の先に朱色の「大鳥居」が見えて来ます。この参道、昔は両側に店など並び賑やかだったのでしょうが、周辺の再開発でこの様な状態になってしまったのでしょう。




 

愛宕神社は、標高26メートルの愛宕山の山頂にあり、23区内で自然の地形としては一番高い山です。鳥居の先には、鬱蒼したと樹木が広がっています。




 

これが有名な「出世の階段(男坂)」。




その名の由来は、三代将軍・家光公が将軍家の菩提寺である芝の増上寺にご参詣のお帰りに、ここ愛宕神社の下を通りました。折しも春、愛宕山には源平の梅が満開。家光公は、その梅を目にされ、 「誰か、馬にてあの梅を取って参れ!」と命ぜられました。




皆があまりの急勾配に怯む中、従者の一人、四国丸亀藩の家臣・曲垣平九郎(まがき・へいくろう)が名乗り出ます。平九郎は、騎乗のまま、見事、石段をのぼり降りし、家光公に梅を献上いたしました。平九郎は家光公より「日本一の馬術の名人」と讃えられ、その名は一日にして全国にとどろいたと伝えられています。


この故事にちなみ、この坂(男坂)が「出世の石段」と呼ばれる様になりました。


坂の上から見下ろすと、足がすくむほどの急勾配です。この急な石段を、平九郎以降、昭和57年(1982)迄で、三人が騎乗のまま上り降りに成功しているそうです。




本殿までの二番目のルートは、男坂の正面を向かって右側の階段「女坂」です。




男坂より勾配が穏やかと言っても、上から見下ろすと、そこそこ勾配が急ですね。




三番目のルートが、男坂の参道の手前にある「愛宕新坂」です。車道ですが、もちろん歩いても行けます。坂の途中には、有名ソムリエ・田崎真也さんの「ワインサロン」などがあるので、散策がてら参拝するのも良いでしょう。




四番目、徒歩で行くのに、もっとも楽なルートは、「桜田通り」から「愛宕トンネル」を抜けます。




トンネルの先、右側にある「愛宕山エレベーター」に乗ると、急坂を上らずに参詣が可能です。




これ以外にも、「愛宕トンネル」手前の左手の階段(西参道)があるのですが、割愛します。


男坂を上り切った先にある石製の「一の鳥居」。




「一の鳥居」を潜った左手の「手水社」。




 

「丹塗りの門」




門を潜った左にある「招き石」。この石をなでると福が身につくと云われています。




主祭神「火産霊命(ほむすびのみこと)」を祀る社殿に参拝。




御朱印を頂けるのは、社殿右手の「社務所」。初穂料は、300円。以前、紙のものが踏まれて落ちていた経緯から、“御朱印帳”のみに押印しています。




「一の鳥居」脇にある境内末社の「弁財天社」。御祭神は、「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)」。




 

地蔵様




 

太平洋戦争終結時に自決した「殉皇十二烈士女之碑」。




 

「櫻田烈士愛宕山遺蹟碑」。安政7年(1860)3月3日の「桜田門外の変」に決起した18烈士の碑。




 

境内にある鯉が泳ぐ池




当社の南、愛宕山中にある「NHK放送博物館」。




尚、拝受した御朱印の数は、これで六十五印になりました。詳細は、こちらの「御朱印巡り」記事一覧をご参照下さい⇒
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e23a591aa7b880a9e451c519dc5e14a5




==「街歩き」バックナンバー==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/c2c437caab6ac1e2be19246ef261eea9

第1回~90回  省略

第91回  2019/11/23『御朱印巡り「穴八幡宮」』  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/75eddc617e4eb1267e40546e4a1e92d0

第92回  2019/11/27『御朱印巡り「早稲田宝泉寺」』  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/243c5a55a9a8a179275b3587c3151822

第93回  2020/1/15 『「清水橋」が架け替えられていた』  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a669f966b74dd0a8d6e5a2642213a1bf

第94回  2020/2/6  『御朱印巡り「東京大神宮」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9d1d841578ac5611a86e27581801aca6

第95回  2020/2/9  『御朱印巡り「神楽坂 毘沙門天 善國寺」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/feccc5307e8093f42dca36090b3865df

第96回  2020/3/8  『今年の花見は宴会自粛』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/96ae962f4c6850bb80b4cdfa99a20763

第97回  2020/3/25 『清和公園の桜』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/683efb05ff34951d10682a8dbe37df51

第98回  2020/3/29 『御朱印巡り「廣尾稲荷神社」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/14f74898856ff828222d0b5b962504da

第99回  2020/4/28 『真砂坂上バス停 リニューアル』  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4a1d9cf96695c70eb3c128672c6a0f23

第100回 2020/6/8  『御朱印巡り「明治神宮」』(その1) https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c87b3547debd8655a09384a5fbbda105

第100回 2020/6/10 『御朱印巡り「明治神宮」』(その2) https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6c2d20458adf660ca35ec0cde91889d9

第101回 2020/6/16 『文京区と春日局』  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ab71232f54d0d2075ff62c414f3fe097


 

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テレビ Vol.322 『ドラマ 「私の家政夫ナギサさん」』

2020年07月26日 | テレビ番組

隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第322回は、『ドラマ 「私の家政夫ナギサさん」』をお送りします。




恒例の、7月から始まった、民放各局  の連続TVドラマを批評するコーナーの一本目は、TBS系「火曜ドラマ枠」で、7月7日から放送開始された『私の家政夫ナギサさん』です。放送時間は、毎週火曜日の22:00~22:57。


原作は、四ツ原フリコの漫画「家政夫のナギサさん」。


脚本は、徳尾浩司、山下すばる。

 

徳尾浩司さん脚本のドラマは、『チア☆ダン』  を、取り上げています。


主演は、多部未華子。

 

「隊長のブログ」では、多部未華子さんが出演する作品を、これで六本を紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい


共演者:大森南朋(なお)、瀬戸康史、富田靖子、草刈民代、趣里、高橋メアリージュン、眞栄田郷敦(ごうどん)、ほか。




 

あらすじ:製薬会社のMR(医薬情報担当者)としてバリバリ働くキャリアウーマンの相原メイ(多部未華子)は、仕事は誰よりもできるのに、家事が全くできないアラサー独身女性。そんなメイの28歳の誕生日の夜、彼女の散らかり放題の部屋に、突然見知らぬ “おじさん” が現れました。その正体は、全ての家事を完璧にこなすスーパー家政夫・鴫野ナギサ(大森南朋)でした。


メイのあまりのだらしなさに、妹の唯(趣里)が、ナギサを送り込んだのでした。ひょんなことからナギサさんを家政夫として雇うことになってしまったメイでしたが、「おじさんが家にいるなんて、絶対イヤ!」と受け入れることが出来ません。


一方、仕事では、無敵のMRであるメイの前に、ライバル製薬会社のMR・田所優太(瀬戸康史)が出現。突如現れ、自分とは異なる手法で営業先の信頼を得ていく田所にメイは気が気ではなく、ライバル心と警戒心をむき出しにします。しかも田所はライバルだというのに、爽やかにメイに急接近し、メイは心までかき乱されることに。。。



第3話まで観た感想:当初は、4月14日から「4月期ドラマ」として放送が予定されていましたが、新型コロナウィルスの影響で収録が滞り、「7月期ドラマ」としてスタートしました。その証拠に、第1話では満開の桜のシーンや、メイ役の多部未華子さんの衣装が、春物なところから分かります。


医師や看護師が主人公の「医療ドラマ」に食傷気味のところに、MRをメインにした「医療ドラマ」が登場しましたね。


また、登場するのが “家政” ではなく、“家政” なのも現代的です。「家政婦ドラマ」と言えば、市原悦子さん主演の『家政婦は見た!』や、松嶋菜々子さんの『家政のミタ』が一世を風靡しましたが、最近では、『家政夫のミタゾノ』
 のように、「家政ドラマ」がトレンドになるのでしょうか。


『私の家政夫ナギサさん』は、「医療ドラマ」でもあり、「家政夫ドラマ」でもあり、そして「ラブコメディー」でもあります。


主演の多部未華子さん、2016年4月公開の映画  『あやしい彼女』
 を映画館で観た時に、 天性でコメディーの才能がある女優さんだと思いました。最近の若手では、長澤まさみさんと双璧です。


それにしても、多部未華子さん、年を重ねる毎に綺麗になっていきますね。


ナギサ役の大森南朋もいいですね。“おじさん” の悲哀と、スペシャリストとしての自負を持ち、心根が優しいナギサさんを好演しています。


メイの恋の本命は、ナギサさんなのか、田所なのか、新入社員の瀬川遙人(眞栄田郷敦)なのか。今後の展開が気になります。


あいみょんが唄う主題歌「裸の心」 。せつない歌詞とメロディーがこのドラマにピッタリです。そう言えば、あいみょんさんと多部未華子さん、発泡酒のTV・CM ですでに共演しているのも何かの縁を感じます。


尚、次回『私の家政夫ナギサさん』第4話は、7月28日(火)夜10時から放送予定です。




==「テレビ番組」 バックナンバー ==
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