隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

テレビ Vol.504 『朝ドラ 「本日も晴天なり」』

2022年10月10日 | テレビ番組

隊長が観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第504回は、『朝ドラ 「本日も晴天なり」』をお送りします。

 

 


昭和56年(1981)10月5日~翌年4月3日にかけて放送されていた、NHK「連続テレビ小説」(通称:朝ドラ)第28作の『本日も晴天なり』が、9月19日(月)から、NHK BSプレミアムとBS4Kで、毎週月曜日~土曜日の朝7時15分~7時30分に、再放送されています。(放送回数:全153話)


「隊長のブログ」では、“朝ドラ” を、これで27作品を紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい


本作品は、戦前に東京人形町で生まれ育ったヒロインが、NHKのアナウンサーを振り出しに、戦後はルポライター、そして作家への道を歩んでいく姿を、昭和の世相をからめながら描いた物語です。


モデルとなったのは、元・NHKアナウンサーで作家である近藤富枝の半生。


脚本は、小山内美江子(おさない みえこ)のオリジナル作品。


小山内美江子さん脚本のドラマは、1979年度前期朝ドラ  『マ-姉ちゃん』  を、取り上げています。


音楽:三枝成彰(さえぐさ しげあき)。


主人公の桂木元子(近藤富枝)を演じるのは、原日出子。


共演者:津川雅彦、鹿賀丈史、宮本信子、上條恒彦、茅島成美、木の実ナナ、牧伸二、左時枝、森三平太、菅井きん、田中美佐子、ほか。

 

 

 

内容:東京・人形町で、江戸時代から続く染物屋「吉宗(よしそう)」。父・桂木宗俊(津川雅彦)、母・トシ江(宮本信子)の間に生まれた元子(原日出子)は、戦時中の人材不足の折、NHK放送局が募集した初の女子放送員に合格します。


31名の女性アナウンサーの一人として入局を果たしますが、一年で終戦となり失業。戦後はルポライター、そして作家への道を歩んでいきます。仕事に生きがいを求め、意欲を持って生きた昭和女性の奮闘記です。

 

 

10月10日(月)放送の第19話迄の感想:NHK放送局での研修も終わり、失敗続きながらアナウンサーとしてのスタートを切った元子。これから戦局がどんどんと悪化し、元子が愛して止まない東京・人形町も戦火に包まれることになるのでしょうね。


『マ-姉ちゃん』や、『3年B組金八先生』など、ヒット作を数多く手がけてきた小山内美江子さんの脚本、面白いに決まっています。時代考証も、しっかりしています。


 かって、“朝ドラ” のヒロイン役は、新人女優の「登竜門(とうりゅうもん)」 と呼ばれ、オーディオで選ばれていました。当初は演技がぎこちなかった無名の女優さんが、ドラマの中の主人公の成長とともに、女優として成長していく姿を、急流をさかのぼることのできる鯉(こい)は、竜になるという中国の故事「登竜門」になぞらえていました。


しかし、最近では、2015年度前期『まれ』の土屋太鳳から始まり、波瑠、高畑充希、芳根京子、有村架純、葵わかな、永野芽郁、安藤さくら、広瀬すず、戸田恵梨香、二階堂ふみ、杉咲花、清原果耶、上白石萌音、深津絵里、川栄李奈、黒島結菜、そして最新作の福原遥と、連続15作実績のある女優さんが起用されています。


『本日も晴天なり』の原日出子さん。オーディションで、元子役に抜擢された時は、デビュー後の出演本数も少なく、朝ドラで初めてブレイクした女優さんの一人です。


それでも、第1話の登場から、演技もしっかりしているし、アナウンサー試験時の早口言葉も、滑舌良く話しています。


昔気質の江戸っ子、宗俊を演じる津川雅彦さん。タンカの切り方など、江戸っ子そのものです。


ドラマの中で、何回も江戸っ子は、“シ” と “ヒ” の音の区別が出来ないと言われるシーンが何回もありました。三年前に亡くなった母も、“布団をヒク(敷く)” と言ったり、“風邪をシク(ひく)” と言ったりしていたことを、思い出しました。

 

最後になりますが、初回放送から41年、多くの出演者が、鬼籍に入られています;


津川雅彦、牧伸二、森三平太、菅井きん、など (敬称略)。


亡くなられた皆さんのご冥福をお祈りいたします。

 

尚、『本日も晴天なり』次回、第20話は、明日・10月21日(火)午前7時15分から放送予定です。

 

 

2023/2/24追記:2月25日(土)に再放送された第129話は、主人公・元子(原日出子)の父・宗俊が病死したシーンでした。臨終の場面を演じた津川雅彦さんの演技の迫力に圧倒されました。

津川雅彦さん、朝ドラでは 『澪つくし』  ほかでも、重要な役どころを演じていただけでなく、「大河ドラマ」 でも 『葵 徳川三代』   を始めとして、NHKのドラマには欠かせない存在でしたね。

ご存命の頃は、配偶者(朝丘雪路)など家族の話題で、マスコミを賑わせている印象が強かったですが、彼が出演した作品を改めて観ると、偉大な役者だったことを、再認識しました。

 


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Vol.1~490 省略。

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