気ままな趣味の散歩道

趣味にまつわる話題を、デジカメ画像などを活用し郷土の写真、菜園と園芸、郵趣、版画と年賀状などを紹介してまいります。

奇祭珍祭・天神様とお稲荷さん

2010-10-29 15:30:02 | ふるさと紹介
 掛川市三十川地区には、珍しい風習のお祭りがあります。
 先週の日曜日、菅原道真公を本尊に、勉学成就や家内安全、五穀豊穣を祈念する天満宮と隣り合わせにある、商売繁盛や交通安全を祈念する高須賀稲荷の小さなお祭りがありました。
 近所の人だけが参加するこのお祭りには珍しいところがあります。それは、社に奉納された献上品(赤飯や菓子類)が式典終了後その場で参加者に配られることです。
 全員で両社を参拝した後、社の前で、この一年間の商売や農作業の様子などを語り合う小さな祝宴?が開かれ、その後、参加者が持ち寄ったビニール袋に重箱で信徒の家から奉納された赤飯が一箸づつ配られるのです。
 各家庭で作られた赤飯は味も色も違いますがそれが混ざり合い、縁起物でもあり趣があります。投げ餅もありその後、子供たちには、「ちょうだい、ちょーだい」の声にあちらこちらからお菓子やジュースも配られ、ビニール袋いっぱにして帰って行きました。(小画像は天満宮の前の小祝宴)
 奉納品をその場で配る風習。昔からでしょうが、初めて目にすると奇祭でもあり、珍祭でもありました。

  
     高須賀稲荷の共同参拝             赤飯が一箸ずつ。
コメント
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