忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

圧力では解決しない

2014-10-15 | 共に
 
《 集団的自衛権 愛媛の声 ⑬ 》 『 県日中友好協会会長(元松山大学長) 宮崎 満氏(78)=松山市 』 【 武力で圧力 おかしい 】 《 両国発展へ 対話重ねて 》 2014/10/12 地方紙記事より 》
 [県日中友好協会は1952年の発足から現在に至るまで、太平洋戦争への反省と、不戦の誓いを受け継いできた。集団的自衛権の行使容認は紛争に発展しかねず、反対だ。
 政府は中国に譲歩したくないとの思いから「尖閣諸島(沖縄県)の領土問題は存在しない」と主張しており、同盟国の米国と連携して抑止力を高める集団的自衛権で中国をけん制したいのだろう。
 だが、このままではいつまでも日中関係は深まらない。領土問題があることは認め、お互いの言い分を話し合うことで、その先に交流があるのではないだろうか。現政権が掲げる積極的平和主義にしても、積極的に武力をちらつかせることが平和と言えるのか。矛盾を感じる。
 歴史問題が常に両国間で問題となるが、日本が過去、満州事変や日中戦争などの侵略戦争を繰り広げ、中国軍の捕虜や市民を虐殺した南京大虐殺を行ったのは事実だ。中国人の従軍慰安婦がいたことも間違いなく、友好関係構築のためには日中の歴史を知る努力が欠かせない。
 今や日本と中国は経済や観光、文化面で密接に関係している。造船や農業、繊維などの分野でも各企業が中国に投資し、松山市と上海市の間に定期航行路が開かれ、旅行客が行き来している。
 協会としても中国の留学生受け入れを支援したり、中国大使を招いた講演会による啓発活動に取り組んだりし、民間レベルで交流を深めている。
 平和主義の憲法9条を掲げる日本は、集団的自衛権を認めるような国ではなかったはずだ。武力で圧力をかけるのではなく、両国の発展に向けて互いの歴史を知り対話を重ねることこそ必要だ。]

戦争のつくりかた ・・・

2014-10-15 | 共に
 
《 戦争できる国への危機感 》 【 翻訳家の池田さん 安倍政権を批判 】 《 大洲で講演 》 2012/10/12 地方紙記事より
 [「世界がもし100人の村だったら」などの著書で知られる翻訳家の池田香代子さん(65)=東京都=が11日、大洲市東大洲の市総合福祉センターで講演した。市民ら約50人を前に、集団的自衛権行使を容認した安倍政権を批判し「戦争ができる国」への変化に警鐘を鳴らした。
 大洲条の会(約50人)主催。池田氏はノーベル平和賞候補の憲法9条が10日、受賞を逃したことに触れ「残念だが、ノミネートされることで関心が集まる」と来年以降に期待した。
 10年前にかかわった「戦争のつくりかた」という絵本を紹介。戦争ができる国になる時、法律や教育、メディアがどう変わるかを想像し描いた作品だが「10年たって絵本の通りになっている」と危機感を口にした。
 2001年出版の「世界が―――」について、「今は数字や中身がどんどん変わっている」と話し、富裕層の富が国境を越えて飛び交い国内でお金が回らない現状も踏まえ、「来年あたり、もう一度出そうかと考えている」と明かした。]

 絵本 「世界がもし100人の村だったら」と「戦争のつくりかた」は私も持っている。新しい本の出版を心待ちに待つ。

平和賞にマララさん

2014-10-15 | 平和を
 
《 「わたしはマララ」 》 【 教育のために立ちあがり、タリバンに撃たれた少女 】 《 マララ・ユスフザイ=著 》 
 [「タリバンに撃たれて、マララはもっと強くなった」――アンジェリーナ・ジョリー 女性が教育を受ける権利を訴えて、イスラム武装勢力に銃撃された 16歳の少女の手記。 世界24カ国で翻訳の話題作! 発行所/学研パブリッシング 2013年12月17日 第1刷発行

           どの子がマララかって? マララはわたし。 そしてこれがわたしの物語。
 「どの子がマララだ?」男が厳しい声でいった。みんなは黙っていたけど、何人かの目がわたしをみた。それに、顔を隠していないのはわたしだけだった。男は黒いピストルを構えた。あとでわかったことだけど、コルト45だったらしい。何人かが悲鳴をあげた。]
 [わたしは、真夜中につくられた国に生まれ育った。瀕死の重傷を負ったのは、正午をほんの少しすぎた頃。]
 [201210月9日火曜日、タリバンが支配するパキスタンのスワード渓谷。15歳のマララは、下校途中のスクールバスの中で、至近距離から頭を撃たれました。一時は生死の境をさまよい、彼女が助かると思った人はほとんどいなかったでしょう。ところがマララは奇蹟的な回復をとげました。そして9カ月後、ニューヨークの国連本部で世界にむけて教育の大切さを訴える演説をおこなったのです。
 「ひとりの子ども、ひとりの教師、1冊の本、そして1本のペンが、世界を変えるのです」
 弱冠16歳にして、マララは非暴力による抗議活動の世界的なシンボルとなりました。
 本書は、テロリズムによって生活が一変した家族の物語でもあり、女の子が教育を受ける権利を求める戦いの記録でもあります。学校経営者である父親が、娘に教育を受けさせるために奮闘する姿や、男の子を大切にする社会にありながら、娘に深い愛情を注ぐ父親の強さも描かれています。
 世界を変えようと訴えるたったひとりの少女の声に、これほどの力があったとは…… ! 本書はそのことを強く思い知らせてくれます。]
               ※本書の売り上げの一部はマララ基金に寄付されます。

 日本を戦争をする国にしようとしている安倍晋三首相をびくびくさせていたはずのノーベル平和賞候補だった「憲法9条を保持してきた日本国民」がノーベル平和賞受賞を逃したのは残念だったが、マララさんが17歳の史上最年少で、インド活動家とともに受賞したことは当然だと思う。「わたしはマララ」を購入していた私も感動した。これからも過激派のテロの危険の中でその活動は続けていくはずだ。
 同じ平和賞をもらった故佐藤栄作は日米安保条約(軍事条約)を自動延長をした張本人だし、安倍首相の親分ブッシュ米国大統領はいまだ核兵器を含むその巨大な軍事力で世界各地で戦争を起こし日本まで引き込もうとしているとは、なさけない権力者で平和賞を汚しているマララさんを見習うべき大人。