goo blog サービス終了のお知らせ 

Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

誰得のタイ国鉄東本線支線延伸とMRTピンクライン開業情報

2023-11-19 09:51:39 | 交通
タイ国鉄にまさかの新規開業区間が誕生しました。
東本線のパタヤ、ラヨーン方面の支線はこれまでバンプルタールアン駅までの営業で、そこから先の路線は貨物専用でしたが、11月10日から空港のあるウタパオと軍港のあるチュクサメットまで2駅延伸されています。

もともと普通列車が1日1往復しかない支線ですが、それが延伸する格好。
また、土休日運転の全車エアコン2等の特急型気動車で運行される「特快」1往復も延伸されています。(時刻表では「Special」だがチャチューンサオなど駅では「Rapid」表示で、運賃も快速の運賃(エアコン2等車用)が適用)

ダイヤは公式のトラッキングシステムでしか見れませんが以下の通り。

普通283列車 ファランポーン655→チャチューンサオ856→バンプルタールアン1120→ウタパオ1132→チュクサメット1145
普通284列車 チュクサメット1305→ウタパオ1317→バンプルタールアン1335→チャチューンサオ1620→ファランポーン1815

特快997列車 ファランポーン645→チャチューンサオ821→バンプルタールアン950→ウタパオ957?→チュクサメット1010
特快998列車 チュクサメット1530→ウタパオ1543→バンプルタールアン1550→チャチューンサオ1737→ファランポーン1855

ウタパオは国際空港でもあるウタパオ空港からそう遠くなく、チュクサメットは軍港の最寄り、というといかめしいですが、タイ海軍の虎の子のはずが全然活動せずに有料見学で小遣い稼ぎをしている軽空母が滞留している軍港として観光地化しています。
外国人は不可という話もありますが、行けたという話もありどうなんでしょうね。これまではクルマ以外でのアクセスは極めて困難(バンプルタールアンにトゥクトゥクがいれば貸切。あるいはソンテウの便があるサッタヒープなどでトゥクトゥクを貸し切るしかなかった)だけに、行くだけでもできるのは大きいです。


あとは、バンコク都内の軌道系交通がさらに拡充という話。
昨年暮れにMRTモノレールのイエローラインがMRTブルーラインのラプラオからバンカピを経てBTSスクンビットラインのサムロンまで運行を開始しましたが、今度は同じMRTモノレールのピンクラインで、11月21日にノンタブリ県のノンタブリシビックセンターからレッドラインのラクシー、BTSスクンビットラインのワットプラシーマハタートを経てラムイントラ通りをミンブリまで。イエローラインとともに30㎞クラスの新線が一気に開通と、渋滞で名高いバンコクにとっては革命的な出来事が続きます。東部のバンカピ、ミンブリが軌道系でカバーされますから。

現在都心部とバンカピ、ミンブリを結ぶオレンジラインが建設中ですが、これが出来るとあとはレッドラインの2期以降でしょうか。特に国鉄メークロン線(東)へ乗り入れてマハーチャイまでの通勤電車化が達成すればほぼ完成と言えます。

これで並行するバス路線の整理も進むはずで、おそらく現在進められている全車電気バス化とエアコンバスの運賃体系の導入(車掌の廃止は当面ない?)といった対応も、バスの必要台数がかなり減ると見込んでの話でしょう。直営は赤バスを廃止、委託はNGVのスマイルバスと電気バスのスマートバスだけで賄うという感じ。直営とスマイルバスも電気バス化でしょうか。

そうなると2020年あたりまでの状況とは激しく様変わりしますね。都市交通という意味ではシンガポールや中国並みのレベルに急速にキャッチアップする格好です。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿