Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

収入を追わずに「ご利用が」とは

2024-07-06 23:18:12 | 交通
宗谷線の2駅が来春廃止になります。最北の地稚内の抜海駅も力尽きますが、交換設備撤去からのやり口は些か陰険ですね。地元側が維持コストを負担しないという決断ですが、宗谷線は維持コストの積算で「計算間違い」をして地元に吹っ掛けた前科があるだけに、やはりここはしっかり自分で積算して、正しくなければその不誠実を追及して存続を図るという手もあるんですが、そこまでの能力は無いようです

で、宗谷線は美深以北でいよいよ特急停車駅しか残らない勢いになっていますが、石北線では上川-遠軽間の駅をほとんど消した割りに、特急のみの運行ではなく特急の快速格下げとなっています。宗谷線も「サロベツ」の格下げがあってもおかしくないですが、やはりやってることがちぐはぐですね。単純に特急料金分の減収で終わりそうですから。

需要が120%あるはずの倶知安、ニセコ方面への観光対応の優等を出そうともしないこともそうですが、経営が苦しいと言いながら、道に車両の負担と無償貸与をおねだりしてまで導入した261系はなにをしているのか。H100系気動車に詰め込むのも効率的かもしれませんが、収入の絶対値は増えません。今回指定席を導入する根室線(花咲線)にしても釧網線にしても、王道の特急運行をなぜしないのか。東急とタイアップの観光列車運行もありますが、これも四国や静岡での運行も加わり、収益次第では運行コストがかさむであろう北海道はフェードアウトしてもおかしくありません。このあたりが「人のふんどし」の限界です。観光線区はもっと貪欲に稼ぎに来てもいい分野ですし、観光客にとっても風光明媚な区間を快適な車両の座席指定で安心して旅行来ますから、悪くはない話ですが。



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