Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

有害な風説が広まっている

2014-09-14 01:34:00 | ノンジャンル
デング熱の発生が今や流行と言うような感じになっています。都内だけかと思ったら、千葉の稲毛も感染元と言われており、たまたま今日参加した地元の行事では、屋外での行事に周囲を取り囲むように蚊取線香を焚きしめていました。

この「流行」については、実は今までも調べていないだけで、夏風邪の一種としてそれなりに発生していたのではないか、と言う声があります。
確かにそれはあり得る話で、おどろおどろしい病名とは裏腹に、合併症を起こさない限り生命にかかわることはないレベルの病気ですから、気が付かない、思いが及ばないだけだったのかもしれません。

まあその程度なら笑って済ませてもいいですが、そうはいかないのが一部に広まっている「ウワサ」です。
聞いた人もいると思いますが、突然降って湧いたように出てきたデング熱騒動は、舞台となった代々木公園で計画されていた反原発集会(あるいは反安倍内閣集会)を中止に追い込むための陰謀であるというのです。

冷静に考えたら与太話としか言いようがない話ですが、看過できないのは、それが口コミやSNSなどを通じて広範囲に流布しているということです。

まあそれを真顔で信じているのは専ら主婦層であり、実際、属性の違う複数の主婦から「でもデング熱って、代々木公園での反原発(反安倍内閣)集会をさせないために大騒ぎしているんでしょ」と言う趣獅フ話を聞いています。

まさに風評ですが、本来メディアはこういう有害なウワサの流布に注意喚起の発信をすべきです。
実際、震災直後の市原の製油所火災の時には、こんなデマが広まっている、という紹介をして、ウワサの鎮静化に努めたというのに、今回はウワサが流れるままです。

そのあたり、反原発だからいい、少々の手順は不問、と言うスタンスすら感じられます。

往生際が悪いと事態はさらに悪化する

2014-09-14 01:18:00 | 時事
久々のブログです(汗)

いわゆる「慰安婦」問題の「訂正」に続き、「吉田調書」関連も事実上の捏造となったわけで、ここまで来ると朝日の行く末を真顔で心配したくなる事態です。
まあいろいろな業界の不祥事で、退場にまで追い詰めてきたメディアが自分がその目に遭うと手心を、と言うのも通らない話であり、冗談抜きで廃刊して出直し、となってもおかしくありません。

ただ往生際は相当悪いわけで、今回の「訂正」も、政府が吉田調書の公開を決めたという情報に呼応しており、新聞同士でああだこうだと言っていられなくなり、真実が白日の下に晒されるのでしぶしぶ、と言う感が否めません。

12日朝刊の朝日の言い訳記事で気になるのは、あくまで誤読であり、意図的ではない、原文はデジタル版に出した、というくだりです。
特に原文をデジタル版に掲載していた、という部分、ならば最初から原文を示して議論になっていたはずであり、そうはなっていなかった所を見ると、額面どおり受け取っていいのか分かりません。

政府筋があれこれ言っていますが、これを「政治家の介入」とまたいつもの論調で片付けるとしたら、朝日は永遠に直らないでしょう。
言いたいことはいっぱいある、でも、あからさまに介入は出来ない。だから自発的な対応を促しているのですが、政治家が今回の国益を大いに損ねる「誤報」に対し、「報道の自由」を踏まえた譲歩をしているのに、それに応えて自発的な対応をしなかったら、メディアの特権と言うものの根本が問われるでしょう。