酒タバコ肥満撲滅委員会

市民マラソンを楽しみながら、酒とタバコと肥満は嫌いだ、と呟く日常をうだうだと。

固定電話代

2008-01-31 09:09:42 | Weblog
最近は家電と書いて「いえでん」と読むそうですね。
家の固定電話のことだそうです。
固定電話を持たずに携帯しか持たない人も多いそうです。
我が家でも固定電話はほとんど使わなくなりました。
NTTに支払う基本料が1800円弱、通話料は別のマイラインの会社に払っていますが、まったくといっていいほど使わないので二ヶ月に一回しか請求が来ません。
しかも、それでも1~300円程度。

どうも私のようなゴミみたいな客(失礼)が多いようで、電話会社から使用料の少ない人には手数料315円をご負担していただくことにしました、というお知らせが来ました。
我が家では通話料より高い手数料になります。
ただ、クレカ払いかNTT料金と合算にすれば手数料無料だそうで、もちろんそちらに変更しました。
たぶん細かい明細とかは分からなくなろうでしょうけど、なにしろ使わないからねぇ。
通話料が100円いかないことも多いんですよ(固定電話の)。

いっそ固定電話をなくそうと何度も考えました。
先日初めて行った医者で、問診票に自宅の(固定の)電話番号を書けといわれたのですが、いまだに携帯の番号では信用しない人も多いんですよね。
我が家に連絡を取るのには固定電話より携帯の方が確実なのに。
そんなこともあって、若い人の一人暮らしならともかく、一応固定電話番号があった方がいいだろうということで無駄な基本料を払い続けています。

光電話にして基本料を下げることも検討したんですが、光回線で早くなるのはいいけど、そんなに動画も見ないしパソコンのスペックも低いし、電話機のそばのコンセントにも余裕はないし、トータルコストではさして安くならないし、なんだかんだで現状維持のままです。

実は近々引っ越しするかもしれないので、もし引っ越しとなったらそれを機会に固定電話を廃止しようと思っています。
それまでは踏ん切りつかないなぁ。

でも、そのマイラインの電話会社、私のようにほとんど通話しないからこのままだと手数料が発生しちゃう人が多いらしく、支払い方法の変更申し込みが殺到しているそうです。
そりゃ、たった315円でも無駄金は払いたくないよね。
しかし、電話会社も通話料100円とかの客に請求書送ったりしていた訳で、私のような客は大赤字だったんでしょうね。
マイライン導入の時は必死に顧客獲得競争していたのに、今となってはお荷物になっちゃったってことですかね。
ビジネスは難しいなぁ。

そういえば昔は街の公衆電話で若い子がすごい勢いでプッシュボタンを叩いてポケベルにメッセージを送っていたけど、今の若い人にそれを言ってもなんのことか全く分からないんでしょうね。
時代は変わるなあ。
ポケベルが鳴らなくて、なんて歌詞の歌もありましたね。
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東京マラソンのスポンサー枠など

2008-01-30 12:16:53 | マラソンあれこれ
定員3万人に対して15万人近くが応募した東京マラソンですが、スポンサー枠というのがあります。
スポンサーの会社ごとに割り当てられているそうで、その会社にコネがある人は出場できるので、妬まれたりするそうです。
まあ、ねたむ気持ちも分かるなぁ。

日本テレビのアナウンサー達も何人か出場するそうで、練習の模様をテレビで放送していました。
たぶん、それぞれが出ている番組でも特集を組んだりするんでしょうね。
この人たちが抽選で当たったのか特別枠かは知りませんが、まあ盛り上げるという意味では芸能人とか有名人も必要でしょうし、私は別に特別枠があってもいいかな、と思います。

ただ、抽選に落ちた人から見たら腹が立つのはよく分かります。
私は今年は当選したことと、たぶんこの大会には一度出たら二回目は出ないんじゃないかという気持ちが強い(もともと大会自体があまり好きではない)ので、ちょっと離れたところから見ていますが、出たくて仕方がなかったけど落ちた人が見たらそりゃ頭に来るでしょうね。

青梅マラソンも以前は定員以上集まる人気っぷりで、抽選でした。
しかし、倍率が5倍近い東京マラソンはちょっと異常というか特別というか。

昨年は、4時間で走った人の順位が5000位ぐらいだったようです。
例えばフルマラソンの定員25000人のうち、持ちタイム順に上位10000人は無条件に当選、それに届かなかった人や初マラソンで記録がない人は、残り15000人の枠で抽選する、というのはどうでしょうか。
頑張ってタイムを縮めれば出られるから励みになるんじゃないかな。
別の大会で記録を出さないといけないから他の大会も活性化するでしょうし、あるいは同日開催の大会(来年はたぶん荒川市民と同日になる)で5時間以内に完走したら優先権を与えるなんて方法もいいかも。

いずれにしろ、単なるくじ運で泣いたり笑ったりするのは見ていて辛いです。
自分の力で勝ち取れる、そんな仕組みが欲しいと思っています。
(初心者は排除、ということではなく)
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勝田全国マラソン完走記

2008-01-29 20:20:21 | マラソン大会
完走記ってほどじゃないですが。
4年連続で走ってきました。(フルマラソンの部)
東京から勝田(茨城県)は遠いけど、上野までアクセスがいい人ならそんなに距離は感じないと思います。
私の勝負大会なので、この大会で3時間半を切るんだと意気込んで参加したものの、あと数分足りませんでした。
11月に参加した大会と同じ程度の数字でしたから、これが私の実力ってことですね。
あと数分、延々42kmも走っての数分なんて誤差みたいなものですが、それが難しいのがマラソンの面白さなんでしょうね。
でも悔しい。速くなりたい。

この大会、とにかく雰囲気が暖かいんですよ。
ボランティアさんも沿道も、茨城の人はホスピタリティあふれる人が多いのかしら。
4月に行われる「かすみがうらマラソン」も暖かい雰囲気ですし、そういう雰囲気の中で走れるのは幸せです。

今年は風もほとんど吹かず、走りやすい気候でしたから自己ベストを更新された方も多いんじゃないかしら。
これだけ好条件でも3時間半を切れないのですから、今シーズンの3時間半切りはむりなんだろうなぁ。

会場入りしたら、ドールという会社がバナナとピーラーを配っていました。
びっくりしたのは、そのバナナが一房なんですよ。
完走したら一本もらえる大会はありますが、一房もらったのは初めてでした。
たぶん、すぐ売り切れて遅く会場入りした人はもらえないだろうなぁと思っていたら、走り終わってからも別の場所で配っていました。
さすがにそれは貰わなかったのですが、全部で何人に配ったのかなぁ。
10kmとフルの部を合わせると12000人だそうですから、仮に半分としても6000人に5本で3万本…。
一房200円とすると120万円。
ドールさん、ありがとうございました。
皆さん、ドール スウィーティオをよろしくお願いします。

で、レースですが序盤から足に任せて走りました。
1kmを5分で走れば3時間半なんですが、そのペースが続いたのは20kmまで。
そこから徐々に遅れて、トイレタイムもあって、大崩れはしなかったものの序盤のわずかな貯金はあっという間に消え去りました。
35kmからロングスパートしたつもりでしたが、借金を返すどころかキロ5分にも届かず。
前半と後半のタイムの比が、48.8対51.2ですから、まあイーブンペースに近い感じで、ペース配分としては失敗レースとは言えないと思います。
でも、30分台、悪くても31分かと思っていたので、ゴールしてから時計を見たときは「惨敗」の二文字が頭に浮かびました。
まあ冷静になって考えると実力は出し切れた感があるし、気に食わない数字でも受け入れないといけないですね。

参加賞のシャツは昨年の長袖(珍しい)からポピュラーな半袖に戻ったのが残念です。
長袖って、めったに貰えないからありがたかったんだけどなぁ。
コストかしら。
シャツのデザインが毎年変わるので嬉しいです。
大会によっては2007年が2008年に変わるだけで、あとは全く同じって大会もありますからねー。
あれはガッカリするんだよなぁ。

ともあれ、関係者の方々、沿道の皆さん、交通規制で迷惑をおかけした地元の方々、ありがとうございました。
また来年も参加させてください。
もうすこし速くなってきます。
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福士選手、大失速

2008-01-28 15:30:49 | マラソンあれこれ
昨日、勝田マラソンに出たので会場から何回かメール更新しようと思っていたのですが、会場入りしてから気持ちに余裕がなくて携帯をいじることができず(文字打ちが遅い)、帰りの駅からの更新しかできませんでした。
やっぱり私の力では3時間半はまだ無理でした。
でも、いくつかヒントが手に入ったので、仕切り直しして出直します。

帰京するときに携帯のニュースで大阪国際女子マラソンの結果を知ってびっくり。福士選手が30km以降に失速するかも、とは思っていましたが、まさかあそこまで消耗するとは思いませんでした。
監督が止めるべきだった、という意見も多いようですが、難しいですね。
初マラソンということもありますし、とにかくマラソンはゴールするのとリタイヤでは大違いです。
まずは走り抜くことがなによりも重要なんです。
(それで故障しちゃ意味ないけど)

私が監督だったら脱水症状はさほどでもないようでしたから、本人の意思を尊重して走らせたと思います。
残りの距離もわずかでしたしね。
でも、止めても走らせても賛否両論だったでしょう。
結果論で言えばダメージは少なかったようですし、走らせて正解ではあったのでしょうけど、主催者がストップさせるようなことも検討すべきなのかもしれません。
(キロ何分を下回ったら強制終了とか。もちろんトップクラスと市民レベルでは分ける必要がありますが。)

身内の監督はなかなか決断できないでしょうし、まあそれを決断するのが責任ある立場ということなんでしょうけど、難しいですね。

昔、アンデルセンという女子選手が脱水でふらふらになってゴールして美談扱いされたことがありました。
日本では美談になりましたが外国での評価は「係員が止めるべき、危険すぎる」だったそうです。
脱水は一歩間違えれば死に結びつく危険があります。
後遺症の心配もあります。
でも福士選手の場合、足はガタガタでしたが脱水症状は比較的軽度だったように見受けられますので、監督が止めなかったのはそこら辺があったのかと思います。

原因は準備不足の一言でしょうね。
かばうつもりはないけど(正直、好きな選手ではないです)、時間がない中で一発勝負を狙うという局面では、あれしかなかった気もします。
(福士選手の能力を過大評価しすぎた、と言われればそれまでですが)
仮に前半押さえて完走したとしても優勝できなきゃ意味ないですし、オリンピック狙いで思い切った作戦で賭けに出たのですから、意外と関係者はさっぱりしているのかもしれません。
(大惨敗でしたが)

3時間半すら切れない私に言われるのは片腹痛いでしょうけど、やはりマラソンは別物です。
あれだけの一流選手でもそこは同じで、人間の体って20kmぐらいで体内のエネルギーが枯渇するそうです。
粘っても30kmが限度で、それ以上走るためには体内の脂肪をエネルギーに替える回路が必要なんだそうです。
どんなに痩せているランナーでも体脂肪率がゼロではないので、その脂肪をエネルギーにできればスタミナ切れにはなりません。
(実際はそれでもバテるけど)
そのためには、空腹で長い距離・長い時間を走る練習をして、体に「脂肪をエネルギーとして使う回路」を覚えさせないといけないそうです。
報道によると31km程度しか走らなかった、20kmを二回というようなことはしたが40km走はしなかったそうで、練習不足はおそらく監督も十分わかっていたと思います。
でも時間がなかったから、あえて負担が大きくリスクのある40km走は避けて福士選手の能力に賭けた、それしかなかった気もしてきます。

市民マラソンでは途中でアンパンなどの給食があって、それを口にしないとなかなかゴールできません。
給食がない大会では自分でゼリーもって走ったります。
ハーフマラソンまでの距離では給食はない大会がほとんどですから、やはり20km前後とフルマラソンは全く別ものということが分かります。

しかし、最後あれだけ遅くなっても2時間40分、前半のスピードのすごさが分かるなぁ。
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勝田全国マラソン

2008-01-27 16:03:31 | マラソン大会
完走しましたが、目標の3時間半切りはならず。
残念ですけどこれが実力、あと数分なんだけど、難しいものです。
画像はゴ―ルですが朝撮ったのでガランとしてます。
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バイクの違法駐車

2008-01-26 08:55:14 | Weblog
狭い道に大型スクーターなどを停められて何度も嫌な目に遭っているのですが、警察に通報してもなかなかすぐには動いてくれません。
警官が来る前に逃げられたり、来ても所有者に連絡する程度だったりして、なかなか実効力がなくて困っていました。

最近はバイクでも駐車違反を取るようになったことと駐車禁止取り締まりの民間委託化で素早く動いてくれるようになって、助かっています。
あそこに駐車するとすぐ通報されるということが分かると再発防止効果は絶大です。

私もかつてはバイクに乗っていましたから、多少の駐車は大目に見たいのですが、何度も警告の紙を貼っても毎日駐車するような輩には同情できません。
しかも一台停めると次々に停めるので、早期の対処が肝心です。

通勤の手段としてバイクを使っている人って多いですよね。
特に飲食店勤務の人などは帰りが遅くなって電車が少なくなったり、駅からのバスがなくなったりして、バイクに頼る気持ちはわかります。
でも、だからといって道路を駐車場代わりに使うのはいけないことです。
単なるマナーの問題だけでなく、狭い道に駐車するのは通行人に危険が及ぶんですよ。
歩行者だけでなくベビーカーとかお年寄りのシニアカーや歩行補助器具などの妨げにもなります。

しかし、路上禁煙もそうですが、罰金がないと効果がないのって寂しいですよね。
罰金が痛いから駐車しないではなくて、人に迷惑だから駐車しない、となって欲しいんですけどね。

停めたくても駐車場が少ないという切実な声も聞きます。
それには同情しますが、だから路上駐車していいということにはなりません。

…年のせいか小言が多くなってきたような気が。
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週末は勝田全国マラソン

2008-01-25 12:20:43 | Weblog
週末は勝田全国マラソンです(茨城)。
この大会、4年連続で出場しています。
私と相性がいいのか、なぜか毎年この大会でフルマラソンの自己ベストを更新しています。
それもあって大好きな大会です。

良いところは、大会関係者や沿道の応援も含めて暖かい雰囲気というところです。
参加賞も長袖シャツにしてみたり色々工夫していますし、運営全般がランナー目線という感じで嬉しい、しかも沿道には私設エイドが結構多く出てくれるのもありがたいです。
地域密着型で、スタートは商店街の中からです。

悪いところは、ちょっと遠いこと。
交通費もかかるし、勝田まで行く列車の本数も少なめです。
また、時々風が出ることと、後半のアップダウンが辛いかな。

それでも私は毎年ここで記録を更新していますから、記録狙いの人にもオススメできます。
私レベルのランナーにとっては1月後半って一番記録が出やすいのかもしれません。

今年はちょっと体調が降下中ですが、頑張って目標の3時間半切りをもぎ取ってこようと思います。
3時間半切りに挑戦して3年目、今度こそ。

当日、メールで結果をアップしようと思っています。
11時スタートですので夕方にはなにか聞き込んでいると思います。
頑張るぞー!。
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かすがいの甘納豆

2008-01-24 19:13:42 | Weblog
昔、明石家さんまさんが離婚会見をしたときに、いろいろギャグを飛ばしたけど全くウケなかった、という話を昨夜テレビでしていました。
その記者会見、当時テレビで見てました。
たしかに全くウケてなかった。

でも、離婚会見で芸能レポーターが知りたいのは離婚の原因とかでしょうし、笑わないのはしかたがないかな、と思います。
この会見、関西の芸人さん仲間には大ウケだったそうですが。

でも、この会見でさんまさんが「子はかすがいの甘納豆」というギャグを言っていましたが、これは関東の人間には伝わりにくいギャグでした。
子はかすがい、ということわざと、春日井というお菓子メーカーをかけたギャグですが、関東の人にとっては春日井と言ったら甘納豆じゃなくてグリーン豆です。
「♪かすーがいーのグリーン豆っ」っていうラジオCM、私の世代の人なら一度は耳にしたことがあるはず。

ひょっとしたら、さんまさん世代(私より年上)は甘納豆を食べることが多かったのかなぁ。
我が家では甘納豆はほとんど食べなかったけど、世代の差か、あるいは地域差かしら。
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体調降下中

2008-01-23 19:29:10 | Weblog
一昨日の北海道マラソンのニュースがよほどショックだったのか、体調を崩しました。
あと、仕事関係でいろいろとあったことも影響してるみたい。
弱い心だなぁ。

週末は勝田全国マラソンに出ます。
私の勝負大会なので体調を戻さなきゃ。
大阪国際女子も日曜ですね。
初マラソンの福士選手、どんな走りを見せてくれるのか楽しみです。
予約録画しなきゃ。
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北海道マラソン、制限時間緩和

2008-01-22 12:44:50 | マラソン大会
旧聞に属することですが(私は昨夜知った)、北海道マラソンの制限時間が現在の4時間から段階的に緩和し、最終的には7時間・3万人規模を目指すそうです。
(元旦の北海道新聞に載っていたそうです。昨夜まで知らなかった。)

この大会、制限時間を緩和する動きがあったのは知っていますが、こんなに早くなるとは思わなかった。
私は、この大会は「真夏に4時間を切れる人しか出る資格がない大会」という位置づけで見ていましたし、それに挑戦することが楽しかったし誇らしくもあったので、制限時間の緩和は大反対です。
…まあ、反対したところで今年から制限時間も参加資格も緩和される訳ですが。

毎年、この大会目指して夏場に練習をしていたけど、出場は今年が最後かなぁ。
夏場に自分を鍛えるためには、この大会の存在は大きかったんだけどなぁ。
4時間という制限時間が私的にはキツくて、制限時間に追われながらヒリヒリした気持ちで走るのが快感だったのに。
現在の5000人規模でも混雑するのに、数万人の規模になったら走れたもんじゃないぞ。


前にも書きましたが、なんでもかんでも「市民マラソン化」するのは反対です。
みんなで楽しくというお祭り大会も大切だし、初心者向けの大会(底辺の拡大)は大事なことです。
でも、なんでもかんでも5時間だ6時間だ7時間だといったゆるゆるの制限時間にするのはいかがなものか。

公共の道路を使うのに一部のランナーしか出られないのは不公平という意見もあるようですが、「制限時間4時間をあたかも一部の特別なランナーのことと思いこむのは間違い」と書くのは乱暴でしょうか?。

フルマラソン4時間は、健康な成人男性なら努力すれば誰でも達成できます。
(女性と高齢者は除く。)
だから、出たければ練習すればいいだけだと思うんです。
練習はしないけど出たい、というのは間違っている。
スポーツなんですから。

市民マラソンの世界で4時間というのは面白い数字です。
本格派の人にとっては遅すぎるタイムだけど、一般ランナーから見たら「それなりに」練習しないと達成できない数字です。
逆に言えば、努力さえすれば誰でも達成できる数字なんです。
私のように学生時代から運動が苦手で運動とは無縁で、中年になってから走り始めたような人間でも、それなりの努力さえすれば達成できる数字、それが4時間なんです。

これが3時間を切るとなると、それなりの才能も必要だし練習時間もかなり必要になってきますし、4時間半程度だとあまり練習しなくても到達する人も多い。
平均的な市民ランナーにとって、4時間を切ることは努力の象徴でもあるんです。
それも、
「仕事も家庭も犠牲にして走り込むような普通の人にはまねのできない凄い努力」
ではなく、
「ごく普通の趣味として、仕事や家庭と両立させられる程度の努力」の象徴なんです。
それだけに制限時間4時間は味わい深い数字なんです。


例えば、ボストンマラソンのように年代別に制限時間を緩くする手もあります。
そういった方法で参加者を増やすのならまだ一つの方向性として評価できます。
でも、たぶん単に制限時間をゆるくするという一番安直な方法になるんじゃないかなぁ。
観光客を呼びたい気持ちは分かるし、その道具としてマラソンを使うのもいいでしょう。
公道を使わせていただいている以上、文句を言う権利はないのかもしれません。
しかし、マラソン界全体のことを考えると、安易な制限時間の緩和は大きな損失だと思うのです。

この調子でマラソン界全体が、「ごく一部のエリート大会」と「ゆるゆるの市民マラソン」の二極化になってしまうのは、マラソン界の器が浅くなるだけだと思います。
選ばれしエリート達の大会も、初心者向けの大会も、両方とも大切で必要な物です。
でも、そのすき間を埋めることも絶対に必要なはずです。


いくら制限時間が緩くなっても、8月の暑さは変わりません。
制限時間が緩くなるとレースを甘く見た練習不足のランナーも増えて、脱水で倒れるランナーも大幅増となるでしょう。
やがて夏場の開催は初心者には厳しいから秋に、なんてことになるんじゃないのかな。
そうなると、もう北海道マラソンじゃなくなるよなぁ。

「そんなに悔しいならもっと練習してエリート大会を目指せよw」、という声も聞こえますが、北海道の先のハードルが別府大分の2時間50分じゃねぇ…。
まだ3時間半を切れない私としては、たぶん一生無理。
だからこそ、この大会の4時間という数字に魅力を感じていたのですが。

しかしマラソンの世界も格差社会っぽくなってきたなぁ。
二極分化はマイナスだと思うけどなぁ。
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