酒タバコ肥満撲滅委員会

市民マラソンを楽しみながら、酒とタバコと肥満は嫌いだ、と呟く日常をうだうだと。

コロナが変えたもの

2020-05-06 15:34:48 | Weblog
新型コロナは日本を変えるきっかけになるかもしれません。
ただ、いい方向になる予感はあまりしないのですが。

テレワークの増加や時差通勤が普及して、働き方を変えるかもしれません。
ただ、それによって切り捨てられる仕事や人も多いでしょう。
切り捨てられないまでも、サービス残業的な感じで労働者側が損するケースが増えそうな予感がします。

居酒屋やカラオケのような密な空間は、コロナ後も嫌われそうな気がします。
レジに貼ったビニールカーテンや手洗い習慣などが定着すれば、インフルエンザなどの防止になるでしょう。
それはコロナがもたらす数少ない良き点の一つになりそうです。

今は感染者を抑えて医療崩壊しないことが最優先ですが、その先の問題は経済です。
すでに私の周囲では悲鳴が聞こえていますし、私の会社もまた売り上げ大幅減に直面しています。

コロナのせいで絶対必要なものとそうでないものが切り分けられ、切り捨てられる気がします。
それは文化的衰退も意味するので恐ろしいのですが。

床屋さんの売り上げも下がっているでしょうけど、コロナ後も完全に元に戻るとは思えません。
毎月行っていた人が1月半でもいいということに気がつけば、頻度は減ったままになるかもしれません。
少数派でしょうけど、短髪男子でコロナを機に自宅バリカンに切り替えた人は、たぶん収束後も戻らないでしょう。
安くて好きな時に刈れるセルフと、高くて時間がかかって感染リスクがある床屋さん、セルフの品質で満足できるなら行く意味はなくなります。
ちなみにセルフ坊主の友人曰く、5000円以下だったバリカンが7000円近くまで上がっているそうです。
それもヨドバシなどの大手通販サイトでの値上がりだそうですから、需給バランスが崩れたのでしょう。

一度ここまで経済的ダメージを受けると、エンタメ系は非常に弱い。
ただ、エンタメ系は対策ができれば戻るのは比較的早そうな気がします。
問題は対策ですが、マスクして間隔あけたりビニールカーテンしたりと、エンタメを阻害するようなものしか私には思い浮かびません。
そうなるとワクチンと特効薬が出揃わないと完全復活は遠そうです。

エンタメより影響が大きいそうなのは、疲弊した日本経済を唯一引っ張っていたインバウンド関連です。
収束後も酷い状態が続きそうです。
観光はもちろん、インバウンド頼りの小売りはダメージが長期化しそうです。
ワクチンと薬ができても、感染リスクを乗り越えて日本まで観光で来る人は以前ほど多くないのは素人目にも明らか。
世界的に経済的ダメージを負っているのですから、そうそう簡単には戻らないでしょう。
いや、私は以前のようにはもう戻らない、インバウンドバブルは終わったと思っています。

オリンピックが開催されれば、インバウンド系は多少は潮目も変わりかもしれません。
でも、インフルのように春になれば収束するものではなさそうですし、第二波や第三波の恐れもあります。
(北海道が今まさにその状態です)
今は鎖国中であることを忘れてはいけません。
開国したら外国から持ち込まれるリスクがあるので、国内で第二波を抑え込めても外国由来の第二波が起こる可能性は大いにあります。


コロナがあぶり出したものがたくさんある気がします。

観光需要に頼るだけの経済や、安さだけを追求したサプライチェーンのもろさ。

漫画喫茶の営業自粛であぶり出されたのが、そこを寝床にしていた隠れホームレス。
ホームレスといえば公園で寝泊まりしている高齢者というイメージでしたが、じつは若い普通に見える人がネカフェに寝泊まりするホームレスだったことを見える化させました。

バイトが無くなってお金がなくなって退学を考える、現代版苦学生の存在も少しだけ表面化しました。

Stay Homeが表面させたのが家族との関係、その多くが悪い関係のような気がしますが、家族のありがたさを感じた人もいるでしょう。

貯金が少なくて仕事がなくなるとほぼ同時に困窮する人の多さも見えてきました。


コロナが格差社会を見える化しています。
でも、それが格差是正につながるとは思えないのが、この国の悲しいところですが。


※ウイルスは型を変えていくでしょうから、ワクチンが出来ても終息はしないでしょう。
 ですので収束と書いています。
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新型コロナ、東京都の死亡率が気になる

2020-05-04 20:19:29 | Weblog
なぜか東京都のHPには掲載されていないのが東京都の新型コロナの死亡率です。

5月3日時点で、東京都の累計感染者数4654人、累計死亡者数150人、死亡率は3.22%です。

恐ろしいのは死亡率が4月中旬を底にして、上昇する一方なのです。

現時点(5/4)で1日の死亡者数が10人を超えたのは1回だけですので、数としては少なく感じます。
毎日100人を超える感染者数に比べると目立たない数字ですが、重さを考えないといけません。
感染者数の中には軽症の方もいらっしゃいますし、そうでない方も多くは治って退院できます。
後遺症の心配もあり、なにより闘病中は高熱など相当なご苦労があるとは言っても、命は助かります。
しかし、亡くなってしまった命は二度と戻りません。

なぜ死亡率を計算して報道しないのでしょうか。
単に自治体等から発表される数字だけ報道するのは、報道機関としてはいかがなものか・・・・
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