酒タバコ肥満撲滅委員会

市民マラソンを楽しみながら、酒とタバコと肥満は嫌いだ、と呟く日常をうだうだと。

年金の繰り上げ受給について考える

2023-01-26 13:02:35 | Weblog
年金は65歳から貰えますが、60歳に繰上げて貰うこともできますし、75歳まで繰り下げることもできます。
当然ですが繰り上げすれば年金額は減って、その額が一生適用されますので、長生きすれば損します。
また繰り上げると途中で障害者になった場合に障害者年金がもらえない、国民年金への任意加入や追納ができない、寡婦年金の受給資格が発生しても受給できないというデメリットもあります。

ネットを見ていると、60歳から貰った方が得だと声高に主張している人がいますが、鵜呑みにしない方がいいですよ。
別に人が何歳から貰おうが自由ですが、結果的に損か得かは死ぬまで誰にも分からないのです。
ただ現在の平均寿命を考えると、繰上げをしてよかったとなる可能性は低いのではないでしょうか。


私が思うに、繰上げした方がいい人はこんな感じではないでしょうか。

『早死にリスクが高い』
持病があって長生きが難しい可能性が高い人は繰り上げした方がいいかもしれません。
単に親が早死にだったというような程度ではなく、すでに闘病中などで長生きが難しいと思われる場合は繰上げ受給を考えてもいいかもしれません。
ただし長生きした場合のことも考えておきましょう。


『もらい損ねが嫌』
相当な貯蓄や年金がい収入があって老後資金は豊富にある人は、繰り上げで減額になる分は気にならないかもしれません。
それなら早くもらおうと考えるのもわかりますが、でも豊富な資金があるのなら繰り上げする必要もないはずです。
早死にしたときに年金をもらっていなかった、または受給年数が少なくて損した感が残るのが嫌だというのなら、繰上げもいいかもしれません。
豊富な老後資金があるのですからお好みでいいのかな。

『非課税で得をしたい』
年金から住民税や健康保険料を引かれますが、低所得者は減免措置があります。
これを利用して、繰上げ受給でわざと年金を安く抑えて住民税非課税世帯になって得することを狙うのも手です。
目安ですが、65歳以上の年金受給者で単身者なら155万円、配偶者を扶養している場合は211万円以下で非課税になります。
(自治体に確認を)
繰り上げすることで年金額を下げて非課税世帯になれば、税金類節約にはなります。
ただ、それで得をした分と減った年金の分を考えて、何歳まで生きたら得するのか損するのかは計算しておいた方がいいです。
でも155万円などの数字は先々変わる可能性も高いのと、住民税非課税というのは低所得層に対する救済措置です。
ただでさえ少ない年金をさらに減らすのは、ちょっと危険な気もします。
年金外の収入があれば課税世帯に戻ってしまう危険性も覚えておきましょう。

税金類に関しては繰り下げ受給して年金額を増やした場合に、税率が高くなって損をする可能性もあります。
住民税、所得税、健康保険、介護保険などいくつも関係する上に、線引きの額も基礎控除などもの計算式も、いつ変わるかわかりません。
悩ましいところですが、何年繰り下げたらいくら増えて税金類はどうなるのか、面倒ですけど計算しておいた方がいいです。


『花の60歳代にお金が必要』
繰り下げ推奨派の中で意外と多いのがこの考え方。
70歳以降は気力体力が落ちるので60代のうちに人生を謳歌したい、そのお金のために繰り上げするという考え方です。
でも、長生きした時に老後資金が心配です。
厳しく言えば、60代で遊び歩きたいのなら前もって貯金しておけばいいだけです。
あるいは長く働いて資金を作ってから受給する。
それをできなかった・したくなかったから繰上げを選択するのでしょうけど、それはちょっと計画性がない話です。


『資産はあるけど現金はない』
不動産や有価証券などの資産は沢山持っているけど現金をあまり持っていない、でも今現金化するのは避けたい。
羨ましい話ですが、そんな人は繰上げ受給してもいいかもしれません。
繰上げで年金額が減っても、豊富な資産があれば長生きリスクに対応できます。
(簡単に現金化できない場合やタイミングによっては損をする可能性もあります)

将来相続で結構な資産が手に入る予定だけど、今現金がないという人もいるでしょう。
でも相続を当てにした資金計画は邪道です。
実際に相続を受けるまでは、あてにしてはいけません。


『とにかく生きていけない』
60歳過ぎて仕事がなくなり、貯金もなく生活保護も受けられない(受けたくない)。
あるいは仕事はあるけど低賃金で生活できない。
そんな人が繰上げ受給するのはやむを得ないのだろうと思います。
しかし、蓄えがない人の年金が減ってしまうのは相当危険なことです。
減ってしまった年金で生涯生きていけるのか、介護リスクや家の維持費などをどうするのか、安易に年金に頼らないでもう一度別の方法を考えてみてはいかがでしょうか。


こう考えたら、繰上げ受給をするメリットは少ない気がします。
ポイントは「何歳まで生きるか」です。
ざっくり言うと、60歳受給開始をして得をするのは76歳までなので、それ以上生きたら損をします。
(2022年4月1日以降に受給資格を得た場合は80歳)

私の考え方は、よほど健康リスクが高い人以外は繰り上げはお勧めしません。
とはいえ、寿命は誰にもわからないのでじっくり考えてお決めください。
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第23回ハイテクハーフマラソン完走記

2023-01-18 11:54:54 | マラソン大会
もう10日ほど経ってしまいましたが、今年もハイテクハーフマラソンを走ってきました。
タイムはイマイチでガッカリでしたが、いい陽気でした。

完走メダルはいらないから参加賞(今年もまたスポーツタオル)を充実させて欲しい、給水のスポーツドリンクの量が少なめなのが気になる、名物のフィニッシュ後の暖かい手ぬぐいはコロナ対策のためかなくなったままが寂しい、ランチパックは数種類あったのが嬉しい、トイレの台数はまずまず、運営は全体的に満足、という感じでした。

ただコースの混雑が気になりました。
特に全4ウエーブの3、4ウエーブは結構混んでいました。
10分おきのウエーブスタートでしたが、後方ウエーブで走ると前のウエーブの遅いランナーが落ちてきます。
そして速いランナーは復路を走ってくるのでコース幅は半分になります。

これが1、2ウエーブだと少なくともレース前半は復路のランナーがいないか、いても数が少ないのでコース幅を広く使えます。
3、4ウエーブだとスタート直後にすでに復路が埋まっているのでコース幅が狭く混みます。

以前は上流下流の2コースで3ウエーブ、計6組で10000人でした。
今年は上流コースのみの4ウエーブで6000人、計算上は1ウエーブの人数は今年の方が少ないはずですが、なぜか混雑が気になりました。
陸連登録して陸連の部でエントリーすれば自動的に上流側の第一ウエーブになるので、混雑を避けるにはこれが一番効果的かな。
でも、そのためだけに陸連登録するのも・・・・。

もう10回以上出ている大会ですが、天候が安定している時期なので極寒とか強風とか雨になることはめったになく、走りぞめには最適の大会です。
ゲストランナーも多く、華やかな感じも新春らしくて素敵です。
河川敷ですので遠藤の声援はほぼないのですが、東京の河川敷大会としては板橋Cityマラソンに並んで完成形と言って良いでしょう。
これからも出続けたい大会です。
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自分史執筆継続中

2023-01-04 14:44:56 | Weblog
あけましておめでとうございます
本年も駄文にお付き合いいただけますと嬉しいです


おだやかなお正月でした。
のんびりと何もしない正月を味わいました。
珍しく駅伝を見ていましたが、最近はパソコンでも見られるので便利です。


たしか一昨年ぐらいから始めた自分史ですが、時々ですが執筆を続けています。
別に誰に見せるでもなく、ただ自分の人生を振り返ることで老後という第三の人生を楽しみたいのです。

書いていて、新たな発見が多くあります。
また、正直思い出すと苦しくなることもあります。
なので筆がなかなか進まないのですが、過去を振り返ることで自我が高まり人として成長できる気がするので、今年も急がずに書き続けます。


しかし正月気分は年々薄くなってきますね。
数少ない正月気分は、親戚からいただくお節料理と年賀状ぐらい。
親戚の子供にお年玉をあげていますが12月上旬には向こうの親に渡してしまうので、正月気分は味わえません。
(お互い正月に会う機会が減った上に、さらにコロナで会わなくなった)

年賀状ですが、最近は同世代の人が年賀仕舞いをするようになってきました。
定年になったり、雇用延長で数年残ったけどもう引退とか、そんなタイミングで年賀仕舞いをしたのでしょう。
色々面倒なものを断捨離する気持ちはよくわかりますけど、ちょっと寂しいものです。


今年こそ旧友を訪ね歩こうかと思っているのですが、コロナがね・・・・。
私も気にはしているけどそれ以上に向こうが嫌がるケースが多くて、なかなか会えません。
まあ時間はたっぷりあるので急がずに行きましょう。
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