こんな記事(というか2chの書き込み)を読みました。
http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/163.html
今、福島第一では汚染水を貯めたタンクからの水漏れが問題になっています。
この汚染水は100mSv/hと非情に高い線量なのですが、これは地上50cmでの値だそうです。
この水が身体についたら凄い被曝になるでしょうし、ましてや体内に入ったらとんでもないことになるでしょう。
内容を簡単にまとめると、
高濃度汚染水が漏れる→線量が高く近寄れないから直せない→漏れた水が周囲を汚染し、さらに近づけなくなる→時とともにパッキンの劣化などで水漏れは増える→やがて大量の水漏れで建屋にも立ち入れなくなる→注水不能→原子炉が干上がる→燃料プールも干上がる→総員退去→5、6号機も干上がる→地獄絵図
タンクの中の汚染水には、塩分も含まれているでしょう。
それだけでも金属にとっては過酷な上に、強烈な放射能です。
放射能が金属やパッキンにどのような影響を与えるか不勉強にして知りませんが、影響なしということはないでしょう。
タンクは敷地内に約1000基あるそうですが、漏れたタンクと同型は350基。
1~4号機側にある300基には高濃度汚染水が入っているそうです。
原発が爆発した時と違って、水漏れ事故はマスコミの扱いも地味です。
でも、事態は相当深刻だと思うのです。
明日、総員撤退などという急激な悪化はないにしても、津波と汚染水という2つの水によって日本は潰されるのではないかと心配しています。
幸い、漏れたタンクの中の水は21日夜には抜き終わったそうです。
これから原因調査ですが、タンクの表側からの漏れならまだしも底からの漏れだとすると調査も大変でしょう。
まず除染して線量を下げてからじゃないと入れないでしょうし、暑いだろうし。
原因が分かっても、次に再発防止できるかどうかです。
もしタンク底が原因なら、改良も難しいでしょう。
それでも今回は上に書いてあるような最悪のシナリオになる前に対応はできたので、最悪よりはマシです。
しかし喜んだり安心したりするには程遠い状態です。
漏れたタンクは別の場所から移送したタンクだったという特別な事情があったとはいえ、安全管理に重大な手落ちがあったことは事実です。
また、あれらの巨大なタンク群がきちんとした地震津波対策がされているのかも心配です。
地震で高濃度汚染水が大量に漏れたら、最悪のシナリオに繋がりかねません。
これでもまだ収束宣言を撤回する気がないのですから、自民も民主も・・・。
2chのコメントより。
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/lifeline/1377001067/
破局シナリオにおけるトリガーは、タンク水漏れか、あるいは地下水の溢水 のいずれかが濃厚だが、いちおう前者の場合について、もっと詳細に書いてみよう。
破局は、ある日突然、汚染水の入った仮設タンクの小さな水漏れから始まる。
タンク中の汚染水は、セシウムを除去した比較的放射能の低いものであっても、3億Bq/Lの濃度だ。
1000tタンクに入っている放射性物質は、300兆Bqだ。
1000t×3億Bq/L=1.0×10^6L×3.0×10^8Bq/L=3.0×10^14 Bq=300兆Bq
タンク内の汚染水は、1秒間に300兆発の放射線を放つ。水漏れを防いでいる仮設のゴムパッキンなんか、その放射線を浴びて、本当に5年も持つのだろうか。
300兆Bqの汚染水が入ったタンクなんかに、人は近づけないだろう。
たとえ小さな水漏れであっても、水漏れを止めたくても、近寄ることさえできない。
東電は、新人作業員を騙して、特攻隊として作業させたりするだろうが、何人犠牲者を出しても、結局水漏れは止められないだろう。
水漏れした汚染水は地表をぬかるませて、どんどん広がり、立ち入り禁止区域が広がっていく。
そのうち他のタンクからも漏れていく。1000tタンクのボルトが破断し、タンクが崩壊していく。
汚染水はフクイチの建屋の敷地内に流れ込み、建屋周辺にも立ち入り不能、作業不能となる。
そのあとは雪崩を打ったように、破局に向かって突き進む。
1~4号機の核燃料プールへの注水が停まり、プールの水は干上がり、533tの核燃料がすべて露天焼きとなる。
劣化ウランの粉塵が、大気中に大量に撒き散らされる。
こうなってしまったら、フクイチ構内は総員撤退となる。
そうなると、5号機、6号機、共用プールまでも、すべて放置することになる。
5号機、6号機が、もし炉内核燃料を燃料プールに移動していたとすれば、合計559tの核燃料がプールにある。
総員撤退で放置されれば、このプールも干上がり、ジルコニウムが焼ける過程で水素が生じ、4号機と同様に水素爆発を起こす。
その際、爆発のタイミングにより、3号機のような臨界核爆発を伴う可能性もある。
これと同じことが、1097tの核燃料が収納された共用プールでも起こる。
既に爆発した1~4号機にあった核燃料は合計884tだ。
一方、5号機、6号機、共用プールにある核燃料の合計は1656tだ。
破局シナリオがもし現実化すれば、1~4号機の保有する量の、さらに2倍量のウランが撒き散らされることになる。
3.11直後の事故第1幕は、単なる序幕であって、これから本番を迎えるのかもしれない。
第3幕として、福島第2原発でも、約2000tの核燃料が、主役の順番が回ってくるのを待っている。