福士選手の動きです。
大阪国際女子で好タイムで優勝 → しかし規則で五輪内定は出ず → 41日後に開催の名古屋に出場を発表 → 陸連幹部がリオに集中するようお願い → でも内定もらえないので出る(今ここ)
誤解している人もいますが、別に陸連の肩を持つつもりはありませんが、現時点で福士選手に内定を出すことはルール上不可能です。
発表済みの今回の選考基準では、世界陸上8位以内で日本人トップのみ内定、それ以外は全大会終わってから選考するとしているからです。
なので、仮に福士選手が日本記録を塗り替えていたとしても内定は出せないのです。
そんな後出しじゃんけんを許したら、不公平極まりない。
ではなぜ世界陸上は内定をもらえて、他の3大会は全て終わってからでないと内定すら出せないとしたのでしょうか。
世界陸上はオリンピックに次ぐ格の高い大会ですから、他の3大会と違って出場権を得るのが大変なのです。
意地悪な言い方をすれば、内定が欲しかったら世界陸上の出場権を得て、出場して、そして結果を出せばよかったのです。
それをしなかった(できなかった)時点で、残り3大会が全て終わるまで宙ぶらりんな立場になることは今回のルールでは仕方がないのです。
ではなぜ3大会の途中で内定を出せない(出さない)のでしょうか。
一応の理屈としては、マラソンは周囲のペースや気温・コースによってタイムもレース展開も変わってくるスポーツですから単純にタイムや順位だけでは判断できないので、全大会が終わってから総合的に勘案して決定するということです。
まあ、本音としては早い段階で内定者を出してしまったら、後の大会が盛り上がらないからスポンサーが嫌がるという計算もあるでしょう。
早い者勝ちで内定がもらえるのなら、3月の名古屋に出る選手はほとんどいないでしょうからね。
3人を選ぶのに選考大会は4つというのも妙な話かもしれませんが、仮に選考大会を3つにして各大会の日本人トップを自動内定といった単純明快で公平なルールにした場合でも問題はあります。
A大会で日本人トップながら相当悪いタイムの選手と、B大会で1位も2位も日本人で両者とも日本記録を更新した場合、B大会2位の選手は日本記録を更新したのに選ばれない、という実にバカバカしいことになります。
(野球で3位に終わったチームが日本シリーズ優勝という皮肉な結果になるのに似ていますが、あちらはシーズン後にクライマックスシリーズという敗者復活システムがあってのことなので、一応理にかなっている。)
かといって、世界陸上のような世界の舞台で好結果を残した選手にも内定を出さないとなるのも問題です。
単なる国内大会と、世界を相手に戦うレースを同じ土俵にあげていいのか、ということです。
まあ、昔から女子マラソンの選考はすったもんだがお家芸です。
福士選手には申し訳ないけど、野次馬として楽しませてもらおうと思います。
(ドタキャンするんじゃないかと思うけど、はたして。)
しかし、馬鹿だよなぁ。
もし名古屋で失速したら、せっかくの大阪の好タイムが評価されないで落選するかもしれないのに。
そうなったら野次馬が喜ぶだけなのに。
来週の今頃、はたしてどうなっていますかね。
大阪国際女子で好タイムで優勝 → しかし規則で五輪内定は出ず → 41日後に開催の名古屋に出場を発表 → 陸連幹部がリオに集中するようお願い → でも内定もらえないので出る(今ここ)
誤解している人もいますが、別に陸連の肩を持つつもりはありませんが、現時点で福士選手に内定を出すことはルール上不可能です。
発表済みの今回の選考基準では、世界陸上8位以内で日本人トップのみ内定、それ以外は全大会終わってから選考するとしているからです。
なので、仮に福士選手が日本記録を塗り替えていたとしても内定は出せないのです。
そんな後出しじゃんけんを許したら、不公平極まりない。
ではなぜ世界陸上は内定をもらえて、他の3大会は全て終わってからでないと内定すら出せないとしたのでしょうか。
世界陸上はオリンピックに次ぐ格の高い大会ですから、他の3大会と違って出場権を得るのが大変なのです。
意地悪な言い方をすれば、内定が欲しかったら世界陸上の出場権を得て、出場して、そして結果を出せばよかったのです。
それをしなかった(できなかった)時点で、残り3大会が全て終わるまで宙ぶらりんな立場になることは今回のルールでは仕方がないのです。
ではなぜ3大会の途中で内定を出せない(出さない)のでしょうか。
一応の理屈としては、マラソンは周囲のペースや気温・コースによってタイムもレース展開も変わってくるスポーツですから単純にタイムや順位だけでは判断できないので、全大会が終わってから総合的に勘案して決定するということです。
まあ、本音としては早い段階で内定者を出してしまったら、後の大会が盛り上がらないからスポンサーが嫌がるという計算もあるでしょう。
早い者勝ちで内定がもらえるのなら、3月の名古屋に出る選手はほとんどいないでしょうからね。
3人を選ぶのに選考大会は4つというのも妙な話かもしれませんが、仮に選考大会を3つにして各大会の日本人トップを自動内定といった単純明快で公平なルールにした場合でも問題はあります。
A大会で日本人トップながら相当悪いタイムの選手と、B大会で1位も2位も日本人で両者とも日本記録を更新した場合、B大会2位の選手は日本記録を更新したのに選ばれない、という実にバカバカしいことになります。
(野球で3位に終わったチームが日本シリーズ優勝という皮肉な結果になるのに似ていますが、あちらはシーズン後にクライマックスシリーズという敗者復活システムがあってのことなので、一応理にかなっている。)
かといって、世界陸上のような世界の舞台で好結果を残した選手にも内定を出さないとなるのも問題です。
単なる国内大会と、世界を相手に戦うレースを同じ土俵にあげていいのか、ということです。
まあ、昔から女子マラソンの選考はすったもんだがお家芸です。
福士選手には申し訳ないけど、野次馬として楽しませてもらおうと思います。
(ドタキャンするんじゃないかと思うけど、はたして。)
しかし、馬鹿だよなぁ。
もし名古屋で失速したら、せっかくの大阪の好タイムが評価されないで落選するかもしれないのに。
そうなったら野次馬が喜ぶだけなのに。
来週の今頃、はたしてどうなっていますかね。