庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

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プーチン大統領はロシアをどこに向けるつもりか?

2018-12-05 | 経済問題

世界一の領土を保有するロシアは、1.4億人の人口であるが、2016年から減り続けて2060年頃には、1.2億人に減少する。

国連のデータによる推定だが、現時点での「GDPは、日本3位に対して12位」と、大差がついている。

これは、ソ連時代の経済政策が破綻して、その後の市場経済も活性化せず、国家資本主義にも挑戦できないでいる。

市場経済型資本主義では、長期の信用保証制度の裏付けがなければ、外国資本の投資は増えないことは明らかだ。

その上、人口も減少傾向にあるから、生活水準の向上によるロシ国内の需要増加も期待できない。

広大な領土に依存する地下資源と森林資源しか、「GDP成長による発展」の目玉がない。

しかも、石油も天然ガスも、長期的には、需要の減少によって、先細りになることは目に見えている。

自国内だけでの経済成長は不可能だから、これらの資源を活用できる間に、外国との信頼関係を構築して行くしかない。

それにもかかわらず、相変わらずの軍事大国を目指しての、中距離ミサイルの開発や、小型核兵器の開発で夕に立とうとする。

これでは、どの国も、ロシアを相手に、共同経済カツをしようとはしない、プーチン氏は何を目指しているのか、全く、見えてこない。


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