庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

経済問題。交通問題。健康問題。そして、日本の国創り問題。快適社会問題。

トランプ流と習近平は自国第一でウマがあうリーダー。

2018-12-04 | 経済問題

アメリカは自由貿易経済の推進者として、世界各国に市場開放を迫ってきたが、トランプ大統領になって、この路線を転換した。

貿易の活発化は進めるが、そのルールはあくまでも自国の産業を守り、労働者の雇用を確保することが優先する。

しかも、労働者の賃金水準は、現状よりも下がることは容認せず、必要であれば、企業に最低賃金の保証を強制的に課す。

政府の介入を少なくする「共和党の路線」を修正する、制限付き市場経済の推進である。

それは、あくまでも世界第1級の国を実現していく、自国での経済政策優先主義である。

同様に、国家資本主義経済の路線を進展させて、貿易の拡大と経済協力で、両国の間の関係を経済的メリットで結びつける。

この狙いは、中国が進める「一帯一路の経済発展」の基本戦略であり、社会主義国家体制を維持し、強固に発展させる自国第一主義である。

こうして見ると、自由主義国家であるアメリカのリーダーと、社会主義国家の盟主である中国のリーダーは、同じ目標を持っている。

そして相手国との通商は、二国間貿易の均衡を条件として、相手国の産業政策を、考慮しながら、ルールを締結して両国の間の友好を保つ。

トランプ氏も習近平氏も、同じ路線を進む、『ウマあう指導者』だ。


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