日本が2011年まで、将来の主力の電力エネルギーは原子力発電だと、凝り固まった老化した頭の連中が決め込んでいた。
しかし世界中の動きはすでに、「再生可能電力」が主流の電源になると見定めて、激烈な技術開発競争が加速し始めていた。
その影響もあって、風力発電適地での建設ラッシュも始まって、風況の良い地域に設置すれば、新規の火力発電よりも発電コストは安い。
今や、火力発電の新規設置設備量よりも、風力発電の方が一位に躍り出ている。
特に中国政府は、内陸部の風況の優れた国土を抱えているので、2003年頃から国策の転換を行って、大規模風力発電設備と長距離を大量に送電できる、送電線網を構築した。
さらに、日照率の良い地域には、日本の技術を転用した太陽光パネルを大量に設置して「メーガソーラー発電設備」を、拡大した。
この長期的な国策によって、中国は風力発電と太陽光発電の年間設置料は、世界一の地位を占めるようになった。
当然のように、世界一流の風力発電産業と太陽光パネル産業が活況となって、経済成長を加速させている。