Eur-Asia

西洋と東洋の融合をテーマとした美術展「ユーラシア(Eur-Asia)」の開催を夢見る、キュレーター渡辺真也によるブログ。

12月26日(金)のつぶやき その2

2014-12-27 01:18:11 | Weblog

こうして見てみると、道教とウパニシャッドとギリシャ哲学は、確実に繋がっている様に思われる。また易とギリシャの信託も仕組みは似たものだろう。

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原因が結果を生むのではなく、人間が現象を観測した結果、そこから因果関係を生み出し、結果が原因を生む。人が世界を見ることは、あたかも鏡に映った自己を見るかの様に、外側の世界を見ている様でいて、実は鏡に映った自分、すなわち自分の内面を覗き込んでいるのに過ぎない。これが表象だろう。

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連続ツイート「ヘロドトスの『歴史』から考える、ユダヤ人のルーツとミノタウロス、ヘパイストスに関するメモランダム」


(ヘ1)ヘロドトスによると男子割礼の習慣はエジプトのものだそう。イスラエルの第一神殿を作った後にユダヤ人になる人達は、おそらく自ら神を名乗ったラムセス2世の宗教改革を逃れてカナンへと渡った建築技師であり、だからこそエジプトの古い習慣である割礼を維持しているのではないか?


(ヘ2)ヘロドトスの『歴史』には、ユダヤ教に関するものは一切登場しない。ユダヤ教はおそらくイシスとオシリスの二神信仰をしていたカナンへの移民が、バビロン捕囚から解放してくれたメシアであるキュロス2世含むゾロアスター教徒の関係が険悪になった結果、後に形成されたものだろう。


(ヘ3)するとピラミット製造技術を持つエジプト人メーソン(石切)に、ペルシャの須弥山信仰や太陽神ミトラ信仰などが集合してフリーメーソンとなり、それをテーマにしたモーツァルトの『魔笛』は、夜の女神が太陽神ミトラが生まれ変わる冬至の日にゾロアスターを殺す儀式を描いたものだろう。

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(ヘ4)エジプトにて牡牛はイシスの象徴であり、屠ることは許されなかった。イシスの神像は牛の角を持った女身だが、人間と牛の合いの子であるクレタ島の怪物ミノタウロスは、エジプト影響下にあるイシス信仰からギリシャを解放したことの名残か?
en.wikipedia.org/wiki/Isis#medi…


(ヘ5)エジプトのミュケリノス(メンカウラー王)は、自分の娘に恋して無理やり犯してしまい、その後娘は悲嘆の余り自殺してしまった。王はせめて娘の弔いを他人の真似のできないようなものにしたいと考え、中を空洞にした木製の牡牛を作り金箔を張り、その中に娘の死骸を収めたという。


(ヘ6)この牛の角の間には、日輪を形どった黄金の円盤が乗せてあり、年に一度、エジプト人がある神(ヘロドトス:「私はこのような関連ではその名を挙げるのも憚るが」と述べている=イシス神!)のために胸を打って哀悼を表す儀式の際に、この部屋から引き出されるという。


(ヘ7)ミノタウロスの伝説は、このメンカウラー王の伝説から生まれたものではないか?だからこそ、死んでしまった王の娘は牡牛の中に収められ、その牡牛の頭上に日輪が添えられて女神イシスの象徴として習合し、後にエジプトの影響下から独立したクレタ島においては怪物ミノタウロスへと変化した。


(ヘ8)ダレイオスの時代、ペルシア人の国土は課税を逃れており、ペルシャ本土の税金はサカイ人(キルギス地方のスキタイ系遊牧民)、ソグドイ人、インド人、コルキス人など、コーカサス山脈以南から収められていたという。


(ヘ9)キュロスの息子であるアケメネス朝ペルシャ2代王のカンビュセス2世は、ヘパイストスの神殿に入った際、ヘパイストスの像がフェニキア人の神であるパタイコイ、つまり小人に似ていることを嘲笑したという。


(ヘ10)ギリシャ名ヘパイストスはプター(プタハ)と語源的に結びつける例がある。 ブタペストの街は川沿いのブタとペストから成るが、ブタはスラブ語の"вода” つまりウォーターに由来するとする説がある。すると水、水星(梵語ブダバーラ)、ヴォータンと覚醒者ブッダの語源が繋がる。

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(ヘ11)この覚醒者ブッダの名前がインド・ヨーロッパ語族の底流で流れて変化すると、ギリシャのヘルメス、ローマのメルクリウス、ゲルマンのヴォータンと一致し、いずれも錬金術やイコノロジーにて知性を表す。それがアジアにルーツを持つ錬金術と関係の深いヘパイストスと繋がるのは大変興味深い。


(ヘ12)錬金術と関係が深いヘパイストスに関しては、連続ツイート「銅の語源から考える、ギリシャ神話のルーツにあるインドと日本への派生について」を参考にしてみて下さい。
blog.goo.ne.jp/spikyartshinya…


以上、連続ツイート「ヘロドトスの『歴史』から考える、ユダヤ人のルーツとミノタウロス、ヘパイストスに関するメモランダム」でした。最後まで読んで下さった皆様、ありがとうございました。



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