なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

urinoma

2021年06月07日 | Weblog

 先週末(金曜の当直から日曜日の当直まで)は内科の当番だった。人数が少ないので、土日を別々に当番にすると毎週のように当番になる。まとめて当番にすると、当たった時は休めないが、当たらない時には一応休める。

 すでに医師数が減少して11名になっているが、もうすぐさらに2名抜けてしまう。救急搬入で受けられる疾患が限られるのと、このコロナ禍でウォークインの受診も減少しているので、受診数・入院が減っていてその点は助かる。

 

 土曜日の当直の先生(大学病院外科からのバイト)は、内科にひとり入院させたが、後は地域の基幹病院と県内有数の市立病院に搬送していた。

 施設に入所している82歳女性は、3月末に尿路感染症(急性腎盂腎炎)で内科に入院していた。左腎臓にurinoma形成があり、入院後すぐに、地域の基幹病院泌尿器科に搬送した。

 尿管ステント留置が行われた。退院して施設に戻っていて、ステント交換の予約日が決まっていた。

 土曜日に発熱と腹痛で当院の救急外来を受診した。胸腹部CTで腹腔腔・後腹膜腔に液体貯留があり、尿が漏れていると判断される。

 当直医はすぐに転送の依頼をしたが、受け入れが難しいといわれてしまった。ちょっと遠方の市立病院が受けれいてくれて、搬送できた。

 これは外科的な(泌尿器科的な)処置はできないのではないか。保存的にみると、予後は悪そうだ。

 

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