昨年12月27日に記載した急性胆嚢炎の75歳男性のその後。
1月31日に消化器科医が病棟で地域の基幹病院宛の診療情報提供書を記載していた。下記の経緯で先方の病院と当院を行ったり来たりになっているのだった。
地域の基幹病院整形外科に頚髄症で入院していた。手術を勧められて一度は同意したが、その後に翻意して保存的治療となった。当院整形外科に転院してリハビリをしていた。(歩行器歩行で、当院でも手術を勧めたが拒否した)
入院中に急性胆嚢炎(胆嚢結石あり)となって、消化器科医が診て12月25日に地域の基幹病院に救急搬送になった。
基幹病院外科に入院して、経皮経肝胆嚢ドレナージ(PTGBD)が施行された。症状は改善して、手術適応は乏しいと判断された。PTGBDは14日で抜去された。
1月11日にまた頚髄症のリハビリのために当院(消化器科で)に戻された。1月18日から発熱が続き、胆嚢炎の所見を認めた。(1月19日CT、1月30日MRI)
抗菌薬投与が開始されて、高熱は治まったが、平熱~微熱で推移して炎症反応(CRP15程度)は横ばいだった。手術適応と判断して、1月31日また基幹病院外科に転送となった。
胆嚢結石は残っているし、これば最初から手術適応だと思う。患者さんは頚髄症の手術拒否だったが、胆嚢摘出術も拒否したという記載はない。
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