年末年始もふだんの土日と同様に日中に発熱外来を行っている。ただし、日直はひとりで救急搬入とwalk in受診の対応、病棟対応もするので、原則20名にしている。(小児科医がいる時は小児の分が追加される)
30日に日直だったので、前日の29日の発熱外来に様子を確認した。発熱外来を受診した患者さんの8~9割はコロナ陽性になっている。陰性の患者さんも家族がコロナ陽性ということなので、実際は罹患していると推定される。
若い人だと、コロナワクチン3回接種済みで、65歳以上の高齢者だと4回、あるいは5回接種している。オミクロン株対応のワクチンをしたばかりだったりする。それでも罹患しているので、感染予防効果は低いのだろう(発症した人しか受診しないので、何とも言えないが)。
発熱外来は風邪症状+発熱で受診しているので、コロナ+インフルエンザの検査をして、帰宅としている。発熱だけで風邪症状がないと他の疾患(特に細菌感染による敗血症)の可能性が残る。
バイトの先生方も入っているので、大学病院の整形外科の先生や泌尿器科の先生もいる。発熱だけの患者さんをそのまま帰していたりして、ちょっと心配になる。救急搬入の場合は、画像検査・血液尿検査を行っているが。
30日は20名のうち17名がコロナ陽性、1名がインフルエンザA陽性だった。1名は陰性だったが、一緒に受診した妻が陽性なので偽陰性だろう。1名は微熱と軽度の鼻汁・頭痛で珍しく普通の風邪?。
90歳代の女性2名がコロナ陽性で心配したが、食欲もあり、症状も前日より軽快していた(ワクチンの効果だろう)。ラゲブリオを処方して、帰宅とした。
(発熱外来は病院駐車場で車に乗ったまま行い、検査結果説明は携帯電話でしている。検査に行った時の視診や簡単な会話での、重症度判定になる。)
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