なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

尿路感染症、めまい

2016年01月10日 | Weblog

 今日も日直で病院に出ている。BPPVと判断される回転性めまいの患者さんが2名いたが、案外外来で点滴しているうちに軽快した。回転性めまい・耳鳴・難聴と訴える53歳女性が救急搬入された。以前からメニエールと言われているという。症状からはそうなるのだろうが、これがメニエール病という患者さんを診たことはない。耳鼻咽喉科は非常勤なので、当院に入院してもと思ったが、とりあえず今日は入院とした。耳鼻咽喉科常勤医のいる病院の地域の方だが、そちらは急性心筋梗塞の患者さんが搬入されたために、受診できなかった、

 施設(ケアハウス)に入所している84歳男性が発熱で受診した。泌尿器科に通院して前立腺肥大による尿閉のため自己導尿になっているが、きちんとはできないようだ。先月受診時にも尿路感染で抗菌薬内服が出されていた。今回も肺炎はなく、尿路感染症による発熱と判断された。一昨日に、転倒して頭部打撲している。頭部CTで硬膜下にわずかに出血があるように見える。昨年慢性硬膜下血腫で手術を受けている。脳外科の扱いにはならないと思われるが、連休明けに再検することにした。

 高熱・咳・嘔吐の20歳代男性は、昨日他院を受診して、ウイルス性胃腸炎?として処方を受けていた。今日は当院を受診して、インフルエンザ迅速検査を出してみると、A型陽性だった。今シーズンでは当院2例目のインフルエンザになる。点滴を開始していたので、ラピアクタ点滴静注を行った。昨日入院した肺炎・心不全の90歳女性は浮腫も軽減してきて、見込みがありそうだ。今日は普通に会話ができた。

 昨日日直が終わって、今日も日直なのでそのまあ病院に泊まっていた。当直室には薄い布団しかないので、自前で毛布を持ってきていた(正解だった)。昨夜は「かぜ診療マニュアル」(山本舜悟編著、日本医事新報社)を読み返していた。

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