製薬メーカーのWeb講演会が流行っているのだろうか。最近昼休みに病院の会議室を使って、時々開催される。弁当付きなので、学会のランチョンセミナーのようなものだ。会社側としては、参加医師数名分の弁当代だけで、確実に宣伝できるので、効率的なのだろう。こういう形で関係をもつのはよくないと思いつつ、セッティングの好きな先生に誘われて出席している。
その分野についてガイドラインなどを駆使した講演した後に、製品の宣伝になる。ライバル社の製品を批判したりすることもあって面白い。Web講演会を聴いたからと処方を増やすつもりはないが、同様の製品が数種類あるものでは、知らず知らずに耳馴染み処方が増えてしまう効果があるかもしれない。P-CABのタケキャブが出てからは、PPIのネキシウムやパリエットが巻き返しを図って(あるいは切り替えを阻止すべく)、講演が増えた。新薬が出て、長期処方可能となる(なった)糖尿病薬の後援会も多い。
昨日はファイザー製薬の若手医師セミナーで、青木眞先生の感染症診療の原則の講演だった。青木先生の講演を聴くのは毎年の恒例行事。
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