外科からの紹介で入院した27歳男性の糖尿病患者さんは入院5日目となった。外科で施行した検査では、HbA1cが10%で、随時血糖が400だった。体重が100Kgあって丸々としている。1600Kcalの糖尿食はふだんと比べて相当に少ないのだろうが、あまり文句も言わずに過ごしている。食前に超速効型インスリンを使用しているが、メトグルコの内服に今日からエクアを追加して、糖毒性解除後はインスリンを中止する予定だ。外科で臀部の膿瘍を手術する予定なので、2週間で血糖コントロールをつけなければならない。母親と母方の祖母が糖尿病で、抗GAD抗体は陰性だった。空腹時の血中Cペプチドは3以上あって、2型糖尿病が肥満のため、早期に出現したものだろう。軽度の精神遅滞があり、インスリン自己注射はできなくはないと思うが、今回は減量と経口薬で退院にする予定だ。
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