Chang! Blog
福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです




 夏から冬へ、一気に移り変わるようになってしまった昨今。秋を追い求めるには、一瞬を突くタイミングを読まねばならなくなってきました。
 11月第3週末、四季のある国に生まれた喜びを感じたくて、ドライブへ。仲間とともに、高千穂へと出発です。


 南阿蘇村に差し掛かる頃には、うっすら山が色付き始め…


 県境のループ橋を回る頃には、山は点々と黄や赤に彩られていました。


 高千穂町中心部へ向かっていると、突如赤い車両が!車を停めてもらい駆けよると、それは旧高千穂鉄道のパノラマカー「たかちほ」号でした。
 保存の話は鉄道雑誌で読んだことはあったのですが、場所まではよく知らず、突然の再会にテンションが上がります。


 車内も現役当時そのまま。高校2年生…もう15年も前に乗った記憶がよみがえります。
 一昨年までは喫茶スペースだったようですが、今は休憩所として利用されるのみ。それでもきれいに清掃されているのは救いで、末永く保存されてほしいものです。


 たかちほ号が保存されているのは、ひむかの黒馬でお馴染み神楽酒造の「トンネルの駅」なる施設です。
 熊本~延岡を結ぶべく工事が進んでいた九州横断線の最後の区間、高森~高千穂間ですが、9割以上が完成したところで、国鉄改革のあおりを受け工事中止の憂き目に。


 高千穂~延岡間も水害で廃止となり、ついに夢途絶えたトンネルは今、酒の貯蔵蔵として活用されています。
 見学自由のトンネルにはぷーんと酒の匂いが漂い、「呑み鉄」にはたまらないスポットでした。


 ほとんど完成していた橋脚は撤去されてしまいましたが、トンネルの駅の横の橋脚は残され、蒸気機関車が「お召列車」の装飾で飾られています。
 時代に恵まれなかった路線でしたが、一度乗ってみたかったと今も思うのでした。


 猪焼肉をがっつり食べて、高千穂峡散策に出発!






 色付く木々は、どこを切り取っても絵になります。


 前に高千穂へ来たのは14年前。あの時は、某旅行会社のバイト添乗員として、仕事で来ました。
 はじめての地の仕事に緊張していて、景色なんてろくに覚えておらず、新鮮に感じられました。


 高千穂といえば渓谷ボート!
 しかしベストシーズンともいえるこの日は、1時間~1時間半待ちということで、泣く泣くパスです。


 帰路は、白川水源に立ち寄り。ゴポゴポと湖底から湧き出す大量の水は、目の前にあるのになんだか不思議な光景です。
 駐車場は離れていて、12リットルの水タンクを運んだらちょっと筋肉痛になりました。


 駐車場横の「とまとロール」のお店。ゆっくり食べて行きたかったけど、夕方4時半のオーダーストップの時間を過ぎていて、お持ち帰りに。
 ほんのりとトマトの香りが広がり、甘いクリームとの相性も案外よかったです。そういえば韓国では、トマトが「果物」に分類されてたっけ。


 夕方に来たからこそ、出会える風景も。
 夕陽に色付く山と、柿の木。正しい日本の秋の風景です。


 つるべ落としの秋の陽。阿蘇ファームランドに着く頃には、お目当てのイルミネーションが始まる時間になっていました。
 きれいはきれいなんだけど、「玉切れ」が多かったのは残念!LEDではないので、玉の交換作業は手間がかかるみたいです。


 むしろ、エントランスの電飾の方が迫力あったかも。


 宿泊棟のファームヴィレッジの「住宅街」を見下ろします。

 九州観光マスターの試験では、九州でもっとも集客力を誇る観光施設は、ハウステンボスでもグリーンランドでもなく、実は阿蘇ファームランドである…という設問があり、それで知っていたファームランドですが、実際に行ったのは今回が初めて。
 ドーム型離れの宿泊は楽しそうだし、温泉は大規模。食事処もよりどりみどりで、今度は仲間内でわいわい泊りに来たいなぁと思いました。韓中からの観光客も多く、九州が初めての韓国の友達と来ても喜ばれるかも。


 最後は熊本市内に立ち寄って、夕ご飯。
 鶴屋百貨店では はやくもクリスマスのイルミネーションが始まっていて、いよいよ冬に向かってまっしぐらの気配を感じました。

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