中国の地味ながら滋味のあるこういう映画には佳作が多いので期待してみたけど、
わたしにはちょっと向かなかった。
まず冒頭シーンがその後と話とどう繋がるのかさっぱりわかんないのは、
わたしが何か見落としたのかな?
主役の演技も微妙だし、脚本もカメラも半世紀前くらいの感じで、なんだかなぁ。
ただ中国の田舎の古い風習や儀式、家族のやりとりなどはとても興味深かったし、
海を臨むアマルフィみたいな風景も美しかった。山東省の青島だそうです。
フライヤーを見たら是枝監督が熱のない褒め方で
「風習も大変興味深かった」「長編一作目としては脚本も良く練られています」と書かれてて、
無理して褒めてるように読めたのはわたしの思い過ごしかな・・・
あと最後に中国語で多分その後のことが(家族のその後や弟がどうなったとか多分そんなこと)
書かれてたように見えたけど、それの字幕がなかったので、すごくモヤモヤ。
広東省に住むチアニーは、結婚を機に家を購入するかどうかで恋人・ジーユェンと意見が合わず、彼からのプロポーズの返事を先延ばしにしていた。ある電話をきっかけに、チアニーは生家の家族と連絡が取れ、実父の葬儀へ参列することになる。初めて会う母、初めて会う二人の姉と弟。長女のウェンフォンは生家で過ごしてきたが、次女のシャオリーもまた養子に出されていたことを知る。
三姉妹は互いの心を癒しながら日々を過ごす。時折、チアニーは幼い頃の養父とのささやかな時間を思い出し、家族や家のことを改めて考え始めるが、母が自分を探したのは、別の目的があったことを知る・・・。
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