今年の映画館はじめ。
ファッション・ドキュメンタリーは何でもとりあえず見ようと思う。
ファッションにあまり興味がないからこそ、異世界を見る興味があるのかもしれません。
風邪気味だし一本だけだし、とすっぴんでダサダサの服で来た自分を恥じました。
そしておぼちゃん(小保方さん)がなんでパンク女王ヴィヴィアン好きなのか
相変わらずわかりません。
最初に聴いた時、まだおぼちゃんが割烹着リケジョとしてちやほやされてた時でも
傾向が逆方向だし、ヴィヴィアン着てるオボちゃんは想像できなかったけど。
(ヴィヴィアンと聞くとおぼちゃんを思い出すのをやめたい・・・笑)
多くのブランドが大企業の傘下にある中で、ヴィヴィアン・ウェストウッドだけは
独立ブランドとして世界中に100店舗以上のショップを持っている。
そのトップでありながら、今もデザインをする77歳のヴィヴィアンは
パリのオートクチュールデザイナーたちとは毛色が違う感じがするし
同じイギリスのポール・スミスのドキュメンタリーも見たけど、それともまた違う。
彼らにはストイックなタイプの美意識があったけど、ヴィヴィアンは少し違って
ユニークな個性の方がストイックさや美意識より強い感じかなと思いました。
映画は、展開が早く、時系列も入れ替わるので、結構見にくかったけど、
ヴィヴィアンがどんな人かは少しわかった。
小さい頃から服が好きで、自分で作り始め、店を持ち、結婚し離婚し、
また結婚し離婚し、パリでショーをやり、でも財務センスがなく危機を迎え
よい仲間ができて経営が立ち直り・・・と書くと割と平凡な成功物語なのかな。
知らん間に会社が大きくなりすぎて、困ってるところが他人事だと面白かった。
世界中の自分の店のバイヤー?がくる会議の席で、
「悪いけどわたしお金に興味がないの。あなたたちはあるかもしれないけど」
と言うのは、かっこよかったな。
お金を持ってる人の戯言ではなく、
この人は元々パンクな人だから、本当にそうなんだろうと思う。
人に自分のすばらしさを見せつけたい気持ちや野心はあるけど、
でもお金には本当に興味がなさそうでした。
自分が完全に把握できてない服が市場に出ることにすごい困ってた。
ライセンス契約ばんばんやるとそうなるのかな。
外国にできた自分のショップのインテリアが気にいらなくて怒ってたり。
そういう意味では、わたしもお金に興味のない人なのかもしれない。
いや、お金は好きだしほしいか。笑
お金に興味がないのではなくて、
こういう形の、お金のための商売をすることに興味のない人、なのだと思う。
あと、ヴィヴィアンとパートナーとの関係は興味深かったです。
かなり若い男性。ほぼ二人対等に、協力しながらこのブランドをやっていて
お互い尊敬しあい、ずっと仲良く愛し合ってる。
もうひとつ、ヴィヴィアンが活動家として、
環境や人権のためにかなり活発なことも知りました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます