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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

ウィノグラント

2014-04-22 | 写真
Winogrant never developed film right after shooting it.
He deliberately waited a year or two,so he would have virtually
no memory of the act of taking an individual photograph.
(ゲイリー・ウィノグラント.20世紀半ばに活躍した写真家)

これは目から鱗な感じのアドバイスだなぁ。
撮って見て反省して撮って見て、というのを短いスパンで大量にこなすことが
上達への道のように思いがちだし、実際やっぱりそうだと思うけど、
違う次元の話としては納得できるところがある。
そして、自分はもしかしてそういう風に行くのがいいのかも。

去年の夏頃から、プライベートなフィルムの写真はあんまり撮ってなかったけど
フィルム3本ほど撮りっぱなしで置いてて、昨日現像に出して来た。
もう何を撮ったか覚えていないし、
どのカメラでどのレンズだったかも覚えてない。
それがいいことなのかどうか、いい機会かも。

ウィノグラントは、感情と写真を切り離すために時間を置けと云ってるのです。
撮った時の気分に引きずられると、セレクトの際に正しく選べないと。
なるほどねぇ。
Winogrand once famously said, “Sometimes photographers mistake emotion
for what makes a great street photograph.”
勉強になるなあ。

でも、別のアプローチの仕方もやっぱり間違っているとは思わない。
ウィノグラントのは、いわゆるうまくなりたい人向けじゃないよねぇ。
わたしはやっぱり、写真は自分にとって遊びであってほしいので
うまくならない方を選びたい気がする。
遊びというのはいい加減ということではなくて
(いや、いい加減ですけどね。笑)
誰かのためではなく、誰かの方をみる表現ではなく
自分の視線の先に他者に依存しない喜びや美しさをを見つけるということで
評価というものとは無関係なところにあるもの。かな。
だけど独りよがりな作品を見るのはうんざりするので
独りよがりの罠には気をつけないといけないですね。


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