教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

論理力トレーニング

2007年05月02日 23時55分55秒 | 教育研究メモ
 今日は朝から登校。
 速読トレーニング、就職活動の準備(公募応募用書類・資料の収集)、構内駐車証の受け取りをしました。その後、突然集中力が切れてボーッとする。夜になったので帰ろうかと思っていると、教育哲学研究室所属の後輩S君が私に声をかけに来ました。しばらく研究の事などを雑談。改めて私の説明力・会話力の不足を痛感。
 S君が帰った後、野矢茂樹『新版論理トレーニング』(哲学教科書シリーズ、産業図書、2006年)を読んで論理の勉強。この本によれば、論理とは、言葉と言葉、主張と主張、文章の部分と全体の関係のことです。そして、論理力とは、思考の結果を、一貫した、誰でも理解できる形(飛躍が少なく、さらなるひらめきを必要としない形)に再構成し、表現する力であり、かつ結論と根拠の関係や文章全体の方向性を読み取り、理解し、評価する力とされています。この本は、授業または独習の教科書として、論理力をつけるトレーニングを施すことを目的とし、非常に読みやすい文章で構成されています。また、練習問題がついており、ただの啓蒙書ではありません。しかも、旧版(1997年刊)を踏まえており、内容のブラッシュアップが期待されます。この本は、論理力をつけるには適切なテキストだと思います。
 今日は序論だけ読んで、練習問題を解いてみました。なかなか面白い気分です。勉強後、博論構想について、ちょっとだけ応用してみました。けっこう勉強の効果あったかも。明日も時間を見つけて勉強しよう。
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