教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

集中力不足を持ち直す

2007年04月26日 18時41分09秒 | Weblog
 今日は明日の特研に向けて勉強。明日の特研発表者は私を入れて2人。私ももう一人もドクター生。自分の分はとりあえずヨシとして、もう一人が書いた過去の論文要旨を読む。今日も集中力不足のため論文を読む視点がフラフラするので、なかなか前に進まない。結構時間がかかってしまいました。
 このところ読書がうまくいかないので、そういえば、と速読のトレーニングのことを思い出す。トレーニングによって調子よく読書ができはじめたので満足し、かつ決められた7日間のカリキュラムが終わっていたのでそのままにしていたのですが、そういえばそれから随分時間が経つ。久しぶりにやってみると、やはり前のようにはいかない。時間が経つとトレーニング効果も落ちるようで。30分ほどトレーニングをした後、読書してみる。すると、また調子よく読書ができるようになっていました。たまには思い出したように速読のトレーニングしておかないといけないなぁ。読書のスピードは、研究の進み具合に強烈な影響を与えるので。
 今日は久しぶりに、石戸谷哲夫『日本教員史研究』(野間教育研究所、1958年)を読みました。古い本ですが、教員に関する歴史研究をする人は必ず読むべき、近代日本教員史研究書の金字塔です。教育史学会編『教育史研究の最前線』(日本図書センター、2007年)の船寄俊雄「日本の教員史研究」でも、「筆者は、石戸谷哲夫の『日本教員史研究』が示した面白さ、斬新さといったインパクトの強さからすれば、依然としてそれを乗り越える研究は出ていないという印象を持っている」と言わしめています。当然以前にも読んだことはありますが、近代日本教員史の大まかな歴史像を再確認するために読み返してみました。教育会と教員は切っても切れない関係ですから。
 読書の成果をメモって今日は一旦おしまいにする。
 さて、明日は何を言われるかな。昨日までは「これで大丈夫!」と自信満々だったのですが、今日は若干心配になってくる。Y先生が一番問題とする研究の問題意識はちゃんと説明できているか。明日が楽しみでもあり、怖くもあり。
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