教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

論文を書くことと研究すること

2007年03月27日 18時51分14秒 | 教育研究メモ
 今日は二度寝して、午前10時起き。「毎日早起き」という目標達成は、いきなりは無理なので、段階的にいこう。昨晩ムダに遅くまで起きていたわりに、これならまあまあ満足だし。
 寝起きから1時間ほど、何を思ったか大学入試用の小論文の参考書を読む。その中で、小論文は結論ができてから書け、という言葉があったのが印象に残ってます。研究者は、結論ありきで研究するのは間違っています。ですが、論文は研究の結果を文章化するものだから、結論ありきで論文を書くことは当然なわけです。先に結論があるかないかという点で、論文を書くことと研究することは別なんですね。
 では、研究者は研究をする職業だから、論文を書かなくてもいいといえるでしょうか。否。それは単なる詭弁です。論文は研究の結果を文章化したものですから、論文を書かない(書けない)ことは、結果を出さない(出せない)ことです。研究結果を出さない研究者は、研究を単なる個人的趣味と見なしていると言わざるを得ません。個人的趣味に誰かが援助してくれることはないので、それでも職業として研究者をやっているなら、それは重大な背信行為です。研究結果を出せない研究者は、結果を出すための知識や能力を欠いていると言わざるを得ません。さらなる勉強や訓練を受けることが必要です。
 なお、論文を書くけど認めてもらえない、というのは別の問題ということで。
 読書中・読書後、なにやら博論や論文のアイデアが湧いてきました(いつもの発作(笑))。そのため急いで登校後、それを書き留めようとしました。が、なかなかうまくいかない。結局、原型を止めない状態に。気がついたら夕方になってました。まー、どうせ28日夕方まで新しいことに手がつかないので、かまわないのですが。(28日夕方まで英文校正が返ってこない→再審査論文が投函できない→1本論文が終わらない→新しいことが手につかない)
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