老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

テレワーク

2020年07月23日 19時17分12秒 | その他
 「ソーシャル・ディスタンス」に続いては、「テレワーク」なる言葉についてです。
この言葉も、新型コロナウィルス感染症の発生後、非常に良く聞くようになった言葉ですが、私たち高齢者の殆どは「テレ」というと、名詞などに「Tel:」などと書いたり、「明日テレするわ」などと良く言う電話が一番に浮かぶので、「電話」のことだと思い込んでいて、「テレワーク」と聞くと、電話でやりとりをすることだと思ってしまいます。

 精々想像を膨らませても、“電話回線を利用したパソコンか、或いは最近普及しているスマホなどを用いて在宅で仕事をする”ことだろう、そうなればわざわざ英語ではなくて昔からある「在宅勤務」のような日本語で言えば判るのに・・・
というへ理屈の一つも言いたくなります。

 例によって、インターネットで少し調べて見ました。

Goo辞書に拠れば、テレ(TELE)には
1  遠い,遠距離 
2  テレビ 
3  コンピュータネットワーク
とありました。
確かにTelではなくてTeleには「遠い」「遠距離」という意味もあり、これから派生した言葉にはTelephone,Television,Telescopeなど種々あるのです。

◆また、一般社団法人日本テレワーク協会なるものもあるようで、そのホームページに拠れば、
テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。
 ※ 「tele = 離れた所」と「work = 働く」を合わせた造語
とありました。


 電話・パソコン・スマホ以外にも、高齢者が知らない情報通信技術が多々あるのでしょうが、やはり「テレワーク」なる言葉は少し判りにくく、“職場に行かずとも良く、場所や時間にとらわれない働き方”をもう少しイメージしやすい言葉はないのでしょうか?

 また、私などは仕事そのものよりも、仕事を通じて色々な人と知り合えて、一緒に飲んで話をする方が好きなタイプなので、所謂テレワークなるものには向いていないと思いますが、私ほどでなくとも人との付き合いで物事が円滑に運んだり、人との付き合いで孤独感から開放されている方もおられると思いますので、これらの人も大変でしょうね・・・


 もう一つ気になるのが、新聞などを見ても「テレワーク」ができる人が時代の先端を行っており、「テレワーク」が出来ない人を少し見下すような気風が感じられることです。

 世間には、下記のように、どうしても人との協同作業や人と接することが必要だったり、或いは自宅などでは対応できず、結果としてテレワークにはなじまない分野の仕事もあります。
※ 農業・鉱工業・製造分野、 建築・土木分野、 医療・介護分野、 交通・物流やゴミ収集分野、 教育・保育・スポーツ分野、 飲食・娯楽分野、 警備・保安分野 ・・・

 ある意味ではこれらの仕事が社会の基礎を担っているのですから、テレワークの拡大追求だけでなく、同時にこれらの業種に携わる人達への尊敬と評価をもっと高める事が同時に必要かと思います。


 また、これ等の業種にはパートや契約社員なども多いのですが、残念ながら本日の新聞報道などによると、「中央最低賃金審議会」は2020年度の最低賃金水準については引き上げを認めずに現行水準維持という答申をまとめたようです。(まさ)

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