老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

ややこしい日本語  その⑰ ~唐変木(とうへんぼく)と朴念仁(ぼくねんじん)~

2021年05月08日 19時44分57秒 | 面白い言葉や語源など

 「唐変木」(とうへんぼく)は、気のきかない人物、物分かりの悪い人物をけなしていう言葉ですが、その語源については、<日本語俗語辞書>に拠ると、

 「遣唐使が持ち帰った変な木から」「唐(外国)の変わった木偶人形から」などと言われていますが、これ以外にもいくつかの語源説があるが詳しいことはわかっていない。
 古く江戸時代(語源によってはそれ以前という説も?)から使われている言葉だが、昭和後期辺りから使われることが少なくなっており、現代では一部中高年が使う程度になっている。

 とあります。 

 この「唐変木」と良く似た言葉に、「朴念仁」(ぼくねんじん)があり、これは“無口で無愛想な人、頑固で物の道理のわからない人”という意味がありますし、“自身に向けられた(恋愛に関する)好意に気付かない鈍感な人”という意味も含まれ、恋愛に関して、疎い人を表します。

 一見韓国語のように思われますが、和製漢語のようです。
 「朴」は“飾り気がない・素直”、「念」は“いちずに思いをこめる・思い詰めた考えや気持ち“、「仁」は“他者への思いやり・情け・人”を表します
主に男性を形容する際に使う言葉で、女性に対しては全くといって良いほど使いません。(まさ)


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