老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

“痩せたソクラテス”と“不都合な真実”

2017年10月12日 19時22分29秒 | その他
 昨日の総選挙に関するブログを書きながら、しきりに思い浮かんだのは“痩せたソクラテス”という言葉と、“不都合な真実”という映画についてでした。

 ◆“痩せたソクラテス”というのは、
 1964年の3月の東大の卒業式の式辞で、当時の総長であった経済学者の大河内一男先生が語ったとされ、新聞報道などで有名になった「肥った豚よりも痩せたソクラテスになれ」という言葉です。
 私は東大ではありませんが丁度大学を卒業した時で、流石に東大の総長は洒落たことを言うなあと記憶に残っていました。
(但しこの言葉に関しては大きな誤解があるようですが、この説明は少し長くなりますので、明日にでも別途説明させていただきます)

 ◆“不都合な真実”については
 元アメリカ合衆国副大統領のアル・ゴアが主演している2006年のアメリカ映画の題名です。
アル・ゴアが地球温暖化をうったえる講演に、彼の生い立ちを辿るフィルムを交えた構成のドキュメンタリー映画です。過去の気象データや温暖化により変化した自然の光景を用い、自然環境を意識することの重要さを訴えています。

 一部では使用されたデータなどが恣意的すぎるとの批判もありますが、元大統領が環境問題を直視しない、政府の姿勢を批判するのは衝撃で、本作で環境問題啓発に貢献したとしてアル・ゴアはノーベル平和賞を授与されています


 要するに、目先の個人的な利益だけを重視したり、不都合なことには触れずに、目先の票獲得だけを目的とする政治にはもううんざりで、印象に残っているこの様な言葉が自然と浮かんできたのでしょう。(まさ)