老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

三日月考

2017年10月26日 19時36分29秒 | その他
 昨夜は本当に久しぶりに晴れた夜になり、洗濯ものを干しにベランダに出て気付いたツレアイが「綺麗な三日月!」と教えてくれました。

 確かに、綺麗な三日月が出ていて、思わず写真を撮りましたが、その後“今日のは、間違いなく三日月?”と疑問に思い、調べると昨日の月齢は5.3でした。

 更に調べてみると、次のようなことが判りました。

◆デジタル大辞泉(小学館)によると、三日月とは、“陰暦で3日の夜に出る細い弓形の月。また、その前後の、月齢の若い月”とあります。 

◆この一番厳密な「陰暦で3日の夜に出る細い弓形の月」について更に調べると、
陰暦1日が朔(月齢0日)なので<厳密には、朔は陰暦1日の平均12時(0時から24時までのいつか)なので>、三日月は(昼月を別にすれば)日没直後しか見えないので3日18時の月齢を求めると、平均2.25日になる。即ち、三日月の月齢は3日ではなく2日となるようです。

◆三日月は、月の出は日の出のすぐ後であり、日没のすぐ後(約2時間後)に見ることは難しいので、広義に“陰暦3日前後の、月齢の若い月”ということで良いようです。
従って、ツレアイの昨夜の「今日は三日月」というのも間違いではなかったようです。

◆この調査で、併せて知ったことですが、
・“月齢”というのは、当日の正午の時点での状態なので、通常お月さんを見る夜には月齢はもう少し進んでいるようです。
・三日月は光っている側を右下にしてみえますが、これは北半球の場合で、南半球では左右が逆になり光っているのは左下ということです。
・この三日月は、英語ではクレッセント (crescent) 、フランス語ではクロワッサン (croissant) と呼ぶようです。また私が一時駐在したアルゼンチンではパンのクロワッサンのことをMedia Luna(直訳では「半月」です)と呼んでいましたが、そういえばアルゼンチンのクロワッサンは結構大きかったです。
(http://koyomi8.com/moonage.htmなどを参照させていただきました)


 判り切っていることのように思いますが、改めて調べると初めて知ることや(或いは、教えてもらったのに忘れてしまった?)ことが多いのに改めてビックリです。
この年になってもまだまだ新しい気付きに出会う事に感激です。

 余談ですが、私は「三日月」と言えば、綾香の歌を思い浮かべるのですが…(まさ)


10月25日19:20ごろのお月さん