先週に起きた熊本/大分県を震源地とする地震については、専門家の知識をも超える部分が多いのですが、まず被災された方々には心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。
今回の一連の地震については、その発生地域の広がりと回数が多いのが特徴でしょうが、一番驚いたのは、気象庁の専門家が当初は14日の地震以後は“余震”と発表していたのが、16日未明に更に大規模な地震が発生して、14日から16日までの一連の地震は“前震”だったと変わったこと。
更に震源地があちこちに拡大し、今までの活断層だけでなく構造線という問題もクローズアップされるようになったことでしょう。
◆コトバンクでは、地溝帯とは「ほぼ平行に走る2つの断層崖に限られた凹地。両側が直線状をなす山麓線を示し,凹地は一般に狭長である。地溝の中の谷を,リフトバレーという」とあり、そのスケールや範囲の狭いものが構造線と呼ばれるようですが、いずれも侵食によってできた谷とは異なり、基本的に断層の活動によって形成されるので、必然的に断層が多く、地震などの地殻活動が活発なようです。
学生時代にこの代表として、東アフリカを南北に通る大地溝帯や、日本の中部を南北に通るフォッサマグナ(中央地溝帯)などがあり、西日本を南北に分ける中央構造線などがあるということを学んだ記憶があります。
◆中央構造線については、WIKIPEDIAより引用した地図を下に貼り付けました。(写真の中にある、東西に延びる赤い線です)
大きな地図で見ると紀ノ川から吉野川については、明らかに同じ線上の窪みに見えて、なるほどと思えますが、この構造線は地下では四国北部を通り、九州にも伸びており、今回の地震の発生は正にこの構造線に沿って発生しているようです。
◆いずれにしても、今回の地震で判ったことは、専門家と言えども地震が予知できる状態にはなっていないし、その規模も範囲も判らない。更にこの日本では何処に居ても地震に会う可能性はあるということでしょう。
◆そうなると、とりあえずの心配は西四国や東九州にお住まいの方が危惧されている西四国での大地震の危険性ではないでしょうか。
WIKIPEDIAによれば、“高知大学などの研究グループによる、伊予灘海底にある中央構造線断層帯の調査によって、愛媛県の伊方原子力発電所の間近の海底に活動度の高い活断層2本が発見された。ここでは約2000年おきにM7前後の地震が起きると考えられており、M7.6の規模の地震も起きる可能性がある”とのことですが、地震の予知が確立できていない状態では、この地震が当分の間は起きないなどと断言できる人はいないでしょう。(まさ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/25/2ec9407fbd9cf431fd5157d7ffe9ec5d.png)
今回の一連の地震については、その発生地域の広がりと回数が多いのが特徴でしょうが、一番驚いたのは、気象庁の専門家が当初は14日の地震以後は“余震”と発表していたのが、16日未明に更に大規模な地震が発生して、14日から16日までの一連の地震は“前震”だったと変わったこと。
更に震源地があちこちに拡大し、今までの活断層だけでなく構造線という問題もクローズアップされるようになったことでしょう。
◆コトバンクでは、地溝帯とは「ほぼ平行に走る2つの断層崖に限られた凹地。両側が直線状をなす山麓線を示し,凹地は一般に狭長である。地溝の中の谷を,リフトバレーという」とあり、そのスケールや範囲の狭いものが構造線と呼ばれるようですが、いずれも侵食によってできた谷とは異なり、基本的に断層の活動によって形成されるので、必然的に断層が多く、地震などの地殻活動が活発なようです。
学生時代にこの代表として、東アフリカを南北に通る大地溝帯や、日本の中部を南北に通るフォッサマグナ(中央地溝帯)などがあり、西日本を南北に分ける中央構造線などがあるということを学んだ記憶があります。
◆中央構造線については、WIKIPEDIAより引用した地図を下に貼り付けました。(写真の中にある、東西に延びる赤い線です)
大きな地図で見ると紀ノ川から吉野川については、明らかに同じ線上の窪みに見えて、なるほどと思えますが、この構造線は地下では四国北部を通り、九州にも伸びており、今回の地震の発生は正にこの構造線に沿って発生しているようです。
◆いずれにしても、今回の地震で判ったことは、専門家と言えども地震が予知できる状態にはなっていないし、その規模も範囲も判らない。更にこの日本では何処に居ても地震に会う可能性はあるということでしょう。
◆そうなると、とりあえずの心配は西四国や東九州にお住まいの方が危惧されている西四国での大地震の危険性ではないでしょうか。
WIKIPEDIAによれば、“高知大学などの研究グループによる、伊予灘海底にある中央構造線断層帯の調査によって、愛媛県の伊方原子力発電所の間近の海底に活動度の高い活断層2本が発見された。ここでは約2000年おきにM7前後の地震が起きると考えられており、M7.6の規模の地震も起きる可能性がある”とのことですが、地震の予知が確立できていない状態では、この地震が当分の間は起きないなどと断言できる人はいないでしょう。(まさ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/25/2ec9407fbd9cf431fd5157d7ffe9ec5d.png)